仰向けで足をバタバタ!?どうして犬は仰向けで足をバタバタさせるの?

仰向けで足をバタバタ!?どうして犬は仰向けで足をバタバタさせるの?

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mofmo編集部

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犬がゴロンと寝転がって足をバタバタさせることがあります。とても可愛らしい仕草ですが、これにはどんな意味があるのでしょうか?なぜ足をバタバタさせるのでしょうか?今回はそんな犬のしぐさと、その心理についてまとめてみました。

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ワンちゃんが仰向けで足をバタバタするのはどうして?

仰向けで寝転がる犬

cynoclub/shutterstock.com

ワンちゃんが仰向けになって足をバタバタさせるのはどうしてでしょうか?空中で穴を掘っているようにも見えますし、水中を泳いでいる時のように犬かきしているようにも見えます。

いくつかの理由をご紹介しますね。

ひっかき反射

ワンちゃんが仰向けになって足をばたつかせている時、お腹を撫でていませんか?お腹を触っている時にワンちゃんは無意識に足をばたつかせてしまうことがあります。これは「ひっかき反射」と呼ばれています。

人間には自己防衛機能が備わっており、その機能のおかげで自分の意志を介さずとも身体を守ることが出来るようになっています。

例えば、暑いものを触ったときなどは脊髄反射で手を引っ込めますよね。頭で考える前に反射的に身体が動くのです。この機能により、火傷から身体を守ることが出来るのです。

この自己防衛機能はワンちゃんにも備わっています。そのひとつが「ひっかき反射」です。ワンちゃんの背中や肩、お腹に何らかの刺激が加わる時に反射的に足で蹴るような動きをするようになっているのです。これによって、外敵から無意識のうちに身体を守ることが出来るのです。

虫やダニなどが身体を伝う時に反射的に足と体が動き、振り落とす働きをしてくれるのです。

ですから、私たちが仰向けになっているワンちゃんを撫でる時にも、ワンちゃんとしては無意識で反応してしまっているのです。特に嫌がって足をばたつかせているわけではないのですね。

背中が痒い

背中を芝生にこすりつける犬

alexei_tm/shutterstock.com

ワンちゃんも背中が痒くなることがあります。ダニやノミで痒くなることがありますし、単純に皮膚が乾燥して痒いと感じることもあるでしょう。

ワンちゃんは自分の手足で背中をかくことはできません。飼い主にかいてほしくても言葉が通じないので、自分で何とか背中のかゆみを抑える方法を探すのですね。

仰向けになって地面に背中をこすりつけるなら、地面で背中をかくことができますね。その時に仰向けになっているので背中を動かすのは至難の業です。何とか背中を動かそうとしているうちに足も無意識に動かしてしまうのでしょう。

背中が痒くて手足をバタつかせている場合、ワンちゃんは痒みで苦しんでいるので、飼い主さんには比較的意識が向いていないでしょう。仰向けになる時は飼い主さんに対して信頼や服従をアピールしている時がほとんどです。甘えている時にもそうするでしょう。

ですから、仰向けの時の意識は飼い主さんに向いているものです。飼い主さんを無視して一心不乱に足をバタつかせているなら、背中がかゆいのでしょう。試しにワンちゃんの背中をかいてあげてみてください。気持ちよさそうにしてくれるかもしれませんね。

痒そうにしていることが多いのであれば、シャンプーしてあげるのも良いかもしれませんね。それでも痒そうにしているのであれば、皮膚疾患や感染症などが原因かもしれません。獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。

においを付けたい

背中が痒い時のように、背中をこすりつける目的で足をバタつかせていることもあります。背中が痒いのではなく、においを床につけたいのかもしれません。ワンちゃんたちにとってにおいは非常に大切なものです。

嗅覚が鋭いワンちゃんたちはにおいによってたくさんの情報を得ることができます。自分の縄張りを主張する時にもにおいが大切な要素となってきます。ワンちゃんたちは自分のにおいを付けることでその場所を自分の縄張りだとアピールするのですね。

遊びたい

仰向けになるのは、飼い主さんを信頼し、甘えている時が多いでしょう。リラックスしているからこそ飼い主さんに甘えることが出来るのです。その時には、飼い主さんに構ってほしいという気持ちが大きくなるものです。

「構って~」「一緒に遊んでよ~」と飼い主さんに視線を投げかけてくるかもしれませんね。手足をバタバタさせることで飼い主さんを遊びに誘っているのかもしれません。

ワンちゃんが嬉しそうに手足をバタつかせていると、思わず構ってしまいたくなるものではないでしょうか?可愛らしい仕草に心を奪われますし、空中でふらふら動いている足を触ってしまいたくなるものです。

私たちが構ってあげると、ワンちゃんも嬉しそうに反応してくれますよね。ますます可愛くなってお腹を触ったり、遊んであげたりするようになるかもしれませんね。

ワンちゃんたちは飼い主さんの嬉しそうな反応を覚えているものです。一緒に遊びたい時や、構ってほしい時などは同じような仕草を繰り返すこともあるでしょう。

飼い主さんとしても、ワンちゃんが学習して、構ってほしいがために手足をバタバタさせていることに気付くかもしれません。それでも、その姿は本当に可愛らしいので、ついつい構ってあげたくなってしまうのです。

もちろん、甘やかせすぎは良くないですが、ワンちゃんが仰向けになってリラックスすることはそんなに多くはありません。貴重な機会です。せっかく甘えてきてくれているので、応えてあげると良いのではないでしょうか?

夢を見ている?!

寝ている犬

Javier Brosch/shutterstock.com

ワンちゃんは1日に12~18時間眠ります。それだけたくさん寝るのですから、夢を見ることもあると考えるのは妥当です。人間にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠の時に夢を見ることが多いようです。

実は、ワンちゃんにもレム睡眠とノンレム睡眠があります。レム睡眠の時には体は休んでいるのですが、脳は起きている状態です。

この状態の時に夢を見るのですが、ワンちゃんも同じ時に夢を見ると考えられています。ワンちゃんの睡眠はレム睡眠が占める割合が大きいので、夢をみていても不思議ではありません。

ワンちゃんがどんな夢を見ているのかを知ることはできませんが、人間と同じように寝ながら身体が動いたり、声を出したりすることはあるようです。眠っている最中であっても、尻尾が動いたり、足を動かしたりすることはあります。いきなり唸ったり吠えたりすることもあるのです。

ワンちゃんたちは信頼できる場所では仰向けで寝てしまうこともあるようです。リラックスしているのであれば、そのまま眠ってしまうこともありそうですよね。その時に夢を見てしまうなら、足が動いたとしても何らおかしいことはありませんね。

仰向けになって眠りながら足をバタつかせている場合、夢の中で走り回っているのかもしません。普段自由に走り回ることは少ないかもしれません。夢の中では自由に気兼ねなく走り回ってもらいたいものですね。

うれしい気持ちが抑えきれない!

嬉しい気持ちになってその気持ちが抑えられない時には面白い行動に出るものです。いきなりダッシュしだして走り回ったり、飼い主さんに飛びついてきたり、転がったりするかもしれません。

嬉しい気持ちを表現する時は飼い主さんをびっくりさせるような行動を取るものですが、そんな面白しぐさのなかには、仰向けになって足をバタつかせることも含まれます。

飼い主さんが帰ってきたときにうれしくなって仰向けになって「おかえりなさいー。ご主人様が帰ってきたー。やったー!」と気持ちを爆発させるように足をバタつかせるかもしれません。

散歩している途中でもとてもうれしいことがあったり興奮したりすると同様の行動に出るかもしれませんね。

私たち人間でも本当にうれしいことがあったときには、テンションが爆発して騒ぎたくなるものですよね。手や足を振って喜びを表現することもあると思います。ワンちゃんもそのような気持ちになっているのでしょう。あたたかい気持ちで見守ってあげてくださいね。

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