愛犬をストレスから守ろう!心も健康に保つ秘訣とは?

愛犬をストレスから守ろう!心も健康に保つ秘訣とは?

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mofmo編集部

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ストレスは犬の健康に大きな影響を与えます。愛犬がストレスに悩まされることがないように、飼い主は愛犬が快適に過ごせるようにしなければいけません。どうすれば愛犬のストレスを取り除くことができるのでしょうか?今回は犬のストレスについてまとめてみました。

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犬の心の状態を知るサイン

犬の心を知る

Olena Yakobchuk/shutterstock.com

ここまでで、犬がストレスを感じる状況や、心を痛めることについて知ることができました。

無意識でしていたことが犬の心に大きな影響を及ぼすことを知って、ハッとした方もいらっしゃるかもしれません。

度々恋愛関係においてすれ違いがあるように、犬と人間の関係でも、自分は大事にしているつもりでも、相手がそれを嬉しく思っていないこともあるのです。

そんな時は、はっきり言ってくれればいいのに!と思いますが、言葉を話せない犬はどんな風に自分の気持ちを表現するのでしょうか?ここからは、愛犬の心の状態はどんな行動や仕草に現れるのかを考えていきたいと思います。

早速、犬がストレスを感じた時にする5つの一般的なサインを紹介するので、愛犬の心の状態を知るヒントにしていただければと思います。

あくびをしたり、目を細める

あくびをする犬

Look Studio/shutterstock.com

十分に睡眠をとっていて、別に眠い時でもないのに、繰り返しあくびをしたり、しょぼしょぼと目を細めるならそてはストレスを感じている可能性があります。

人間は基本的に眠い時や退屈な時にあくびが出ますが、時には極度の緊張や、圧迫されるような環境に置かれると、瞬きの回数が多くなったり、意図せずにあくびが出ることもありますよね。

犬の場合は、緊張をほぐすためや、興奮した気持ちを沈めるためにあくびをして、平常心に戻れるようにします。また、相手に対して敵意がないことを示す時にもあくびをします。

また、犬にとって目を合わせ続けることは喧嘩になりかねない行為で、犬同士が体を硬くして3秒以上見つめ合っていると喧嘩になることが多いほどです。

ですから、一般的に犬はストレスを感じる相手や物を見ないように目をそらしたり、目を細めたりします。

つまり、犬が頻繁にあくびをしたり、目を細めたり、目をそらすような仕草をしているなら、それは、眠けやぼーっとしているわけではなく、緊張感を解こうとしているということになるのです。

あくびや目を細めることは、私達に取ると、リラックスやのんびりした気分と結びつけることが多いので、犬の場合は真反対の心の状態になっていることを、しっかりと把握してあげましょう。

体の一部を舐めたり噛んだりする

かゆみを感じる犬

Sergey Lavrentev/shutterstock.com

怪我をしているわけではないのに、舐めやすい前足や後ろ足をペロペロと舐め続けているワンちゃんを見たことがありませんか?

この行動をとっている場合は、瞬間的に緊張が走ったということではなく、日常的に何かしらのストレスがかかっている可能性が高いです。

体を舐めるというのは、高ぶった感情や興奮、緊張感をなだめるための行動で、ひどくなると、自傷行為とも言える自分の体に噛み付いて傷つけるという行動に出ます。

舐めるだけでも、同じ場所を繰り返し頻度も高く行なっていると、毛が抜けたり皮がむけたりして皮膚炎を引き起こすこともありますし、噛み付くなら当然ながら負傷して炎症を起こしてしまいます。

ですから、できるだけ早くストレスの原因となっているものを見つけて、取り除いてあげれるようにしてあげましょう。

犬の口元をよく見ていると、ビックリしたり不安を感じた時には、舌を出して鼻をペロッとしたり、口をくちゃくちゃと動かしていることがあります。

犬の口元はストレスのサインが現れやすい場所ですので、体を舐めるまで行く前に、愛犬はどんなことが嫌いなのか、辛く感じる状況や雰囲気などを把握するためにも、日頃から注目しておくといいでしょう。

白目になる

白目の犬

Crataegus/shutterstock.com

通常犬の目は、見える部分は全て黒目で、白目が出ていることはまずありません。しかし、ストレスがかかったり緊張すると、顔の筋肉が硬直して目しか動かなくなり、白目が出てくるようになるのです。

ですから、愛犬の目の端に白目が出ている時は、顔の筋肉の硬直するほど、心に負担がかかっている状況と考えることができます。

よくあるのが、飼い主さんは可愛い写真を取ろうとして、無理やり服を着せたり、ポーズをとらせたり、抱きしめているのですが、完成した写真を見ると、どれも愛犬の目の端が白くなっているケースです。

これは、飼い主さんの自己満足のために、愛犬にストレスをかけている最たる例と言えるでしょう。

心当たりのある方は、ぜひ携帯などに撮りためてある、愛犬の写真を見直して見てください。ストレスがかかると白目になるということを知らない時は”カワイイ?”と思っていた写真が、今見たら”ごめんね?”となるかもしれません。

自分の尻尾を追いかけたり、同じ場所をグルグルする

自分の尻尾を追いかける犬

sirtravelalot/shutterstock.com

子犬の時は遊びの一環として、自分の尻尾を追いかけてグルグル回ることもあります。ただ、成犬がしている場合は、遊びではありません。

何らかの不安や恐怖を感じている可能性が高く、そんな気持ちを和らげるために行なっていると考えた方が良いでしょう。

同じ場所をグルグル回り続けたり、落ち着きなくウロウロと何度も行ったり来たりするのも尻尾を追いかけるのと同じで、寂しさやストレスの現れと言われています。

そういう時は、無理やりやめさせようとすると、負の感情の発散する場所がなくなりより心が滅入ってしまうので、怒ったり、強制的にゲージに入れるのではなく、問題となっていることは何かを見極めるようにしてあげてください。

震える

寒がる犬

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

寒くないのに体が小刻みに震えていたり、体をブルブルとさせる行為も心が関係している場合が多いです。

特に体を縮めて震えている場合は、強い恐怖心を感じていたり、心細さで胸が押しつぶされそうになっている時ですので、優しく声をかけるようにしましょう。

水から出て来たり、体が濡れた時にブルブルっと体を絞るように降って水滴を飛ばすことは、通常行動ですが、濡れているわけではないのに、体を震えさせるのはストレス解消の行為と言われています。

例えば、初めての犬との対面の後や、足の裏を拭かれたり、首輪をつけられたり、ワンちゃんが嫌いなことがあった直後に体をブルブルっとして緊張をほぐすのです。

人間がハードな仕事の後に、”あ〜疲れた”と伸びをしたり、腰をそらしたりする行動と同じ感覚と言えるかもしれません。

ですから、愛犬がブルブルっとしたり、震えている時は、その前の出来事まで振り返って、ストレスを感じる原因を絞っていってあげるといいでしょう。

愛犬の心の健康を守る

元気な犬

otsphoto/shutterstock.com

ここまでで、ワンちゃん達がストレスを感じる事や環境、またその表し方をざっとではありますが一緒に考えることができました。

ペットとして飼育されている犬達は、100%人間の管理下に置かれているので、ストレスをかけて辛い思いをさせるか、常にハッピーな心で過ごさせてあげるかは飼い主さん次第です。

そう考えると、身の引き締まる思いがするのではないでしょうか?でも、愛犬を家族と同じように思う飼い主さんなら、それをプレッシャーではなく、やりがいと捉えることができるでしょう。

ワンちゃん達は言葉は話せませんが、行動や表情で一生懸命に自分の感情を伝えてくれます。まずは、大事な愛犬がどんな心の状態でいるかをきちんと把握するための努力を払ってください。

そして、ストレスを解消するために最善の策を、先延ばしにする事なくこうじるようにしましょう。

飼育環境を改善したり、適度な運動や散歩をしっかりとする事、スキンシップや一緒にいる時間を増やすなど、愛犬の心の健康をよりよくするためにあなたにできることは必ずあるはずです。

この記事でご紹介したストレスに感じる5つの事やサイン、さらには心を守る方法はあくまで一般的なものですので、うちの子には当てはまらなかったから大丈夫と考えるのではなく、あなたの愛犬の場合は他の理由や表し方があると考えることができます。

ぜひ愛犬の特徴や個性を愛情を持って観察して、家族の一員である愛犬と信頼関係を深め、お互いが安定した心の状態で毎日を送れるようにしてください。

飼い主さんが、愛犬のことを気にかけていること自体がワンちゃんの心の健康に寄与し、家族の心が穏やかであることは、あなたの幸せにもダイレクトに繋がることを実感されることでしょう。

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