
見逃してない?犬が腹ペコの時のサインは一体何なのでしょうか?

mofmo編集部です。
犬が腹ペコの時に見せるしぐさにはどんなものがあるのでしょうか?ご飯の量は足りていますか?犬の年齢や犬種、運動量によって必要な食事量は異なります。こんなしぐさをしていたら、犬が食事に満足していないのかも?今回は犬の腹ペコサインについてまとめてみました。

ごはんを与えたのに物足りない?

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空腹時のワンちゃんのしぐさについて考えることが出来ましたね。ごはんを与えていないのであれば、そのサインを逃さないようにしたいものです。
ワンちゃんたちの中には、ごはんを与えたばかりなのに空腹サインを出す子がいます。これはごはんの量が少なかったということなのでしょうか?このサインを見た時、飼い主さんたちはどのようなことを考えるべきでしょうか?
飼い主さんはサインのみに惑わされないようにしたいものです。ワンちゃんに与える食事の量を把握することによって、正しく空腹サインに対応することが出来るでしょう。
ワンちゃんに必要なごはんの量
皆さんはワンちゃんにひつようなごはんの量をしっかりと把握しているでしょうか?
ワンちゃんは身体の大きさや運動量、成長段階によって必要なカロリーがかなり変わってきます。飼い主さんはワンちゃんが空腹かどうかにかかわらず、一般的に必要な量を把握すべきです。どうしてでしょうか?
人間には満腹中枢があって、食べ過ぎるなら「もう食べたくない」という気持ちになりますよね。実は、ワンちゃんの場合、この満腹中枢はあるにはあるのですが、人間よりもかなり機能が弱いのです。
つまり、ワンちゃんが「もう食べたくない」と感じる時は身体の必要以上を食べた後だというわけです。
人間でも食べたいだけ食べるなら、すぐに肥満になってしまいますよね。ワンちゃんの満腹中枢で「食べたいだけ食べる」と肥満程度では収まらなくなってしまうのです。飼い主さんは次の事を頭に入れておく必要があります。「基本的にワンちゃんは与えただけ食べる」ということです。
ドッグフードなどには1日に与える量が記されているでしょう。そのような基準にそって、ワンちゃんの活動量を考えるようにしましょう。たくさん運動しているなら、多くのエネルギーが必要となります。
過不足ないご飯の量を把握してあげて、ワンちゃんの健康を守ってあげてくださいね。
毎日のごはんが足りないとするとどうなるの?

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ワンちゃんのごはん量の調整は難しいでしょう。ワンちゃんの空腹サインだけにとらわれるべきではありませんが、無視し続けて、本当にエネルギーが足りていないこともあり得ます。
毎日のごはんの量が足りていないとどうなるのでしょうか?ワンちゃんたちに複数の悪影響がでるでしょう。栄養不足になるので、やせ細ります。加えて皮膚や骨が弱くなり、病気にかかりやすくなるでしょう。身体を維持する筋肉が弱くなり、動きが緩慢にさえなるでしょう。
このような事態を避けるためにワンちゃんのごはんの量は慎重に決めましょう。脂肪の量、筋肉量、皮膚や毛並みの状態は正しい食事量を決める助けとなるでしょう。
物足りないときはどうする?
ごはんの量が正しく設定できていて、長期間その量でも健康を保つことが出来ているとします。それでも、ワンちゃんが空腹サインを示すことがあるかもしれません。
身体は必要なエネルギーを摂取できているのですが、心が満足していないのかもしれませんね。ごはんの際の満腹感を意識した食事コントロールをしてあげると良いでしょう。
満腹感のコントロール

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ワンちゃんにとって必要な量が与えられているにもかかわらず、「もっとごはんが欲しい」と訴えてくる場合はどうしますか?ワンちゃんが満腹感を得ることが出来るよう、また空腹になりづらくするよう食事の仕方をコントロールしましょう。4つの方法をご紹介します。
回数を増やす
食事の回数を増やしましょう。食事回数が少ないなら、一度の満足感は大きいかもしれませんが、時間が経つごとにお腹が空いてしまうものです。
1日1回のごはんを定めているのであれば、食事量を変えずに、2回に分けることが出来ます。1日2回与えている場合も同様に3回に分けることが出来るでしょう。回数を増やすことでお腹が空になる時間が少なくなり、空腹を感じづらくなります。
早食い防止

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ワンちゃんたちは基本的に早食いですよね。そんなワンちゃんたちの仲でも特に早食いの子がいます。早く食べるので、満腹中枢がほとんど刺激されずに食事を終えてしまい、「もっと欲しい」と言ってくるのです。
そんなワンちゃんにはゆっくりと食べるような工夫が必要です。フードボウルにはたくさんの種類があり、「早食い防止食器」もありますドッグフードが食べづらい形の食器なのですが、早食いのワンちゃんにはちょうど良いものとなっています。
水分量を増やす
多くの方がドライのドッグフードを与えていることでしょう。これをぬるま湯でふやかすことができます。ふやかすことによって量が増えます。食べごたえを求めるワンちゃんにはお勧めです。
ワンちゃんの中には水をあまり飲まない子がいます。そんな子たちにもこの方法はおすすめです。フードに混ぜることによって水分も一緒に取ってもらうのです。
お湯を加えるならドッグフードのにおいが強くなります。強いにおいによって嗜好性が増し、食欲をアップさせる効果もあります。美味しく、お腹いっぱい食べるための良い方法ですね。
落ち着いて食べることが出来る環境をつくる

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ワンちゃんは早食いしてしまうと、物足りなさを感じてしまうものです。落ち着かない環境で食べているワンちゃんは早食いになってしまうことがあります。
特に多頭飼いの場合、ほかのワンちゃんに食べられてしまわないよう競争のように食べてしまうことがあります。落ち着いてゆっくりと食べることができる環境づくりによって、ワンちゃんの満足感を増してあげることが出来るでしょう。
まとめ

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ワンちゃんが空腹のときにどんな仕草をするかをご紹介することが出来ました。飼い主さんたちがそのようなサインを知っておくことで、仮にごはんを与え忘れている時にも、すぐにワンちゃんの空腹に気付くことが出来るようにしたいものですね。
ごはんを食べた後でも同様のしぐさをすることがあります。もしかしたら、食べ足りないのかもしれません。ワンちゃんに必要なご飯の量を把握してあげるようにしましょう。場合によっては、少しご飯の量を増やすことができるかもしれません。
必要な量が与えられていても、空腹サインを示すことがあります。その場合は満腹感をより感じることができるよう、また空腹を感じないよう、食事の仕方を調整できます。
ごはんの量を変更せずに、回数や与え方を工夫してみてください。それだけでもワンちゃんの満足度は高くなり、空腹サインを出さなくなることがあります。
ワンちゃんたちにとって、ごはんは身体をつくり健康でいるために欠かせないものです。ワンちゃんの空腹のサインを見逃さないようにしましょう。ワンちゃんに健康でいてもらうためにもごはんの与え方を考えていきたいものですね。