犬はオスとメスはどっちが人気なの?値段に違いがあるの?

犬はオスとメスはどっちが人気なの?値段に違いがあるの?

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mofmo編集部

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犬を飼育したいと思ったときに、犬の性別はどちらにしますか?オスとメスのどちらが人気なのでしょうか?また人気の理由はどんなものが考えられるのでしょうか?オスもメスも可愛い犬ですが、どちらを飼育するか迷ったら人気の理由について考えてみましょう。

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犬の価格が異なる理由

可愛い子犬

OlesyaNickolaeva/shutterstock.com

ここまでで、犬のメスがオスよりも値段が高い5つの理由を見てきましたが、出産できることや小柄なボディなどメスならではの特徴に加えて、頭数の少なさなどが価格に影響を与えていることがわかりました。

あくまで飼い主さんが、一緒に暮らす犬とどのような生活を望んでいるかによりますが、飼育しやすく可愛らしいなど、メスと一緒にエレガントな暮らしをするのも素敵ですね。

しかし、犬の値段はオスかメスかだけではなく、ざまざまな理由が関係して決められています。同じ犬種の中でも5万円〜10万円の差がつくことさえあります。

ですから「なぜこんなにも値段が違うの?」とモヤモヤしてしまうことってありますよね。そこで、犬の値段を決めるのにどんなことが関係しているのかを知るなら、少しスッキリできるので、まずは大まかな理由をご紹介したいと思います。

販売ルート

子犬

Voltgroup/shutterstock.com

ペットショップでは、人件費や店頭飼育での費用がかかっていますし、流通コストもかかるので、ブリーダーよりも犬の販売価格が高いケースが多いです。

経費がかかれば、その分販売価格に上乗せするのは商売なら当然のことなので、純粋に販売されるまでの経費が多くかかっているので、同じ犬種でもペットショップの方が高額であると考えることができます。

ただ、ブリーダーさんの中には、質にとことんこだわり、経費や労力を惜しまずに飼育環境を整えて、犬を育て販売している方もいらしゃいます。

そのような場合は、ペットショップよりもさらに高値の設定になっていることもありますので、経費分プラスされていると見ることができるでしょう。

犬は命ある生き物で、高ければ良質と言い切れる訳ではありませんが、きちんとした世話を受けている母犬から生まれ、愛情を一心に受けたパピー期を過ごした子犬の方が、心身ともに安定した犬に成長します。

ですから、ペットショップで買うにしろ、ブリーダーから買うにしろ、安いからという理由だけでは選ばないようにしましょう。

地域需要

映画に出る犬

Everett Collection/shutterstock.com

これは犬の人気のことです。ペットにする犬種にもブームがあり、漫画や映画、有名人が飼っているなどの影響を受けながら人気の犬種が時代とともに移り変わります。

”名犬コリー”が流行った時は、コリーが大人気になりましたし、”動物のお医者さん”がヒットした時は、シベリアンハスキーをよく見かけました。

”キューティーブロンド”やハリウッドスターのペットとしてチワワが登場すると、日本でもチワワがもてはやされるようになりました。

その次は、ミニチュアダックスフンドやトイプードルに火がつきましたが、彼らはその飼育しやすさから一時のブームでは終わらず、安定した人気を誇っていますね。

最近では、ソフトバンクのCMからポメラニアンが再ブームになっているようです。このように、人気の波が犬種選びにもあるのです。

当然人気がある時は、欲しがる人が増えるので値段が上がりますし、ブームがさると値段も下がり落ち着きます。

血統

凛々しい犬

TMArt/shutterstock.com

血統書付きというのは、ただのブランドというよりは、血筋がはっきりしており、親の病歴や遺伝疾患なども把握できるので、信頼度が増したり、事前に予防策をとって病気を防ぐなどの実益もあり人気があり、その分値段は高くなります。

しかも血統書がついている場合は、ドックショーなどで優勝したことがあるチャンピオン犬の血を引いているケースも多く、見た目もよくなることが期待できたりします。

犬を飼う時には、そのことの今後の暮らしを考えて色々と不安になるものですから、出どころがはっきりしていて、体調管理や成長具合、被毛の色などある程度予測できることは大きな安心につながりますよね。

健康状態

犬の健康

Billion Photos/shutterstock.com

健康状態は犬を飼う時に何より知りたいことだと思います。誰もが、愛犬との生き生きとした暮らしをイメージして犬を飼いたいと思ってショップやブリーダーに向かいますよね。

病気の看病をすることや、ハンディキャップが最初からある犬との暮らしを望む人はまずいないでしょう。ですから、骨格異常や関節疾患などがある場合は、その子犬を引き取るリスクを考えると躊躇する人が多く、当然値段が下がります。

市場に出る生後3ヶ月くらいの時点でどこまでわかるかは疑問ですが、先天性疾患や感染症にかかっていたり、食欲があまりなくぐったりしているような元気のない子は、やはりなかなか引き取り手がつきません。

かわいそうではありますが、その後に背負うリスクの中でも、健康面でのリスクは、強い精神的ストレス、看病などによる時間的拘束、経済的負担と特に辛いものになりますので、できるだけ避けようとするのは賢明な判断とも言えます。

希少性

可愛い子犬

michaelheim/shutterstock.com

主に被毛の色などですが、人気の色でありながら滅多に生まれないようなカラーの被毛を持っている子犬は、それだけで高額になります。

例えば、トイプードルなら「レッド」や「アプリコット」、チワワだと「マール」「ホワイトソリッド」「ブラックソリッド」、ポメラニアンだと「ホワイト」や「ブラック」などは希少カラーであり、人気カラーでもあるので他のカラーと比べて高いです。

ミニチュアダックスフンドの場合、希少カラーの「ゴールド」は、人気が低い「ブラック」と比べると20万円ほど高値がつく場合もあります。

他にも、大型犬の中でも日本でも人気があるゴールデンレトリバーは、アメリカ系とイギリス系の二つのルーツがあります。

その二つのうち、日本に多く流通しているのはアメリカ系で、10万円〜30万円が相場とされていますが、希少なイギリス系は50万円ほどで販売されていることからも、希少な犬種や被毛を持つ犬が高くなることがわかりますね。

希少性を高める別の例は、シーズンです。11月〜2月にかけての寒い時期は受胎率が下がるので、3月〜5月に生まれる子犬の頭数が少なくなり、他のシーズンに比べて高値になります。

春は新生活が始まる人が多く、そのタイミングで犬を飼い始めようと思う人も多く、子犬の数が少ないのに希望者が多いので、まさに売り手市場になるそうです。

6月以降は、子犬の数も安定し、購入希望者の数も落ち着くそうなので、特別な理由がなければ、春のハイシーズンを避けることをお勧めします。

まとめ

犬の値段を決める8割の理由は、可愛さ、つまり見た目の良さだそうです。どこの世界も、ルックスは非常に重きが置かれるのですね。

では何を基準にルックスの良し悪しを決めるのかというと、この記事の前半でも少し触れた「スタンダード」です。

「スタンダート」とは、日本語で表すと「犬種標準」となり、犬種としての理想の像を文字にしたもので、その基準に基づいて犬の見た目の良し悪しを判断します。

スタンダードは、オスにもメスにも同じように当てはまり、ボディサイズ・シルエット・毛色・頭の形やバランス・四肢の長さや太さ・顎の形・尻尾の長さなど、犬種ごとに理想の形が決められています。

トイプードルやチワワのような小型犬の場合は、小さいほど良いとされますし、短頭種は鼻ぺちゃであるほどスタンダーのに近いので、理想的なルックスとなるわけです。

フレンンチブルドックなども、頭が大きく下半身が小さいというアンバランスなスタイルがスタンダードになっているので、小顔の子よりも大きな顔の子の方が高値で取引されます。

このように犬種ごとのスタンダードには、”小顔で手足がすらりと長い”という誰が見てもかっこいいと思う基準とはかけ離れている場合もあり面白いですよね。

もちろんスタンダードからは遠くても、個性的とみなして可愛く感じるなら、その子はあなたにとって最高のルックスと言えます。

スタンダードはあくまでも、その犬種の標準ですので、気に入った子に出会ったのなら、ぜひ家族として迎えてあげましょう。

※表示価格は記事公開時点の価格です。

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