犬が拒否する時に見せる行動やしぐさとは?その心理や原因に迫ります!

犬が拒否する時に見せる行動やしぐさとは?その心理や原因に迫ります!

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さっきまで楽しく一緒に過ごしていたのに、愛犬が突然拒否するような行動や仕草を取ることがあります。飼い主としてはそんな突然の拒否反応に戸惑いや不安を感じることもあるでしょう。では、犬はどんな時に拒否反応を取るのでしょうか?その原因や犬の心理に迫りたいと思います!

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愛犬が拒否している?

拒否している?

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ある事柄に対して拒否行動を起こし、その場所から離れない犬のことを「拒否犬」と言います。突然、愛犬が拒否するような行動や仕草をすることはありませんか?

さっきまでは楽しく一緒に遊んでいたと思ったら…食事をすると思ったら…等々、様々なシチュエーションで犬が拒否する行動が見られるようです。飼い主としては、愛犬の突然の拒否反応が心配になることがあるかもしれません。

では具体的に、犬がどんな行動や仕草で拒否反応を示すことがあるのか、見てみましょう。

ごはんを食べるのを拒否する

ご飯を食べてくれない

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ごはんを食べる時は通常あっという間にペロッと平らげてしまうほどなのに、急に愛犬がごはんを見せても欲しがらずに拒否するような仕草をすることがあります。なぜごはんを拒否する行動や仕草をすることがあるのでしょうか?

犬がごはんを食べるのを拒否する原因の一つは、ごはんを食べさせる時間帯の前におやつを与え過ぎていることが挙げられます。犬におやつを与える頻度が多く、あまりお腹が空いていない状況になると、ごはんを拒否する結果になるでしょう。

普段から日常的に愛犬がごはんを食べたい時に食べさせるなど、不定期にごはんを与えている状況になっているならば、愛犬のお腹が空いていないことが拒否の原因の可能性が大きいと言えます。

ごはんを愛犬が食べる場所に置いておき、食べない場合はごはんを片づける、そしてしばらくしたらまたごはんを置いていく、ということを普段からしているのであれば、犬はそれを当然のことと考えてしまうことでしょう。自分がごはんを食べたいタイミングで食べればいい、と勘違いをしてしまうようになります。

自分で食べるタイミングを決められると思ってしまうならば、犬は自分の気分によって食べたり食べなかったりする行動を取ってしまうでしょう。

対処法とは?

自分がごはんを食べたいタイミングで食べればいい、と勘違いをしてしまう犬の場合どうすれば良いのでしょうか?さらに悪いことに、今ごはんを食べなければ後でおやつが食べられると考える犬もいるかもしれません。

そうなると愛犬の体の健康にも良くない影響を与えてしまいます。ですから、犬にごはんを与えるタイミングや、おやつを与えるタイミングを修正した方が良いと言えるでしょう。

愛犬がごはんの前におやつをねだってきたとしても、飼い主が毅然とした行動をとるならば、ご飯を拒否する行動が少なくなります。そうするならば、愛犬のごはんを拒否する行動が改善されていくことになるでしょう。

散歩の時に拒否する

散歩を拒む犬

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毎日散歩して欲しいと愛犬が催促してくるのが通常ですが、急に散歩をしている時や散歩をする前に拒否する行動や仕草をすることがあります。それはなぜでしょうか?

体長が悪い

散歩を拒否する原因の一つには、愛犬の体の調子が悪いことが挙げられます。人間も体調が悪い時には家で休みたいと感じるものです。犬も同様に、体調が悪くなると外に散歩に行きたがらなくなります。もし体調が悪くて散歩を拒否する時は、病気の可能性があります。

体調が悪いことが原因で散歩を拒否する場合は、いつもと愛犬の様子が異なることでしょう。表情が元気がなかったり、呼んでも反応しなかったりなど様々です。痛みによって震えて怯える犬もいます。痛みによって調子が悪い犬の場合、痛いところを触られたくないため、体に触れようとすると痛くて鳴くことがあります。

元気がなくなり、部屋の隅っこで丸くなってじっとしていることがあります。愛犬の体に触れることが可能であれば、全身をチェックしてみると良いかもしれません。その際犬に噛まれることもありますので、その場合は無理やり触らないようにしましょう。痛みの原因には、腹痛、皮膚病、腫瘍など色々考えられます。

関節炎やヘルニアなどの病気の場合、犬は痛みに耐えるようにして震えています。その場合、足を引きずるように歩くこともあれば、痛くて体を動かすことができない場合もあります。抱っこをするのを嫌がったり、体に触れられると鳴いたりすることもあります。

また、散歩中に飼い主が気づかない時に愛犬がケガをして、手足にキズが付いていることもあります。犬の肉球は柔らかく、特に傷つきやすい所なので、ケガがないか確認すると良いでしょう。ケガや病気の可能性があるならば、早めに動物病院の先生に診てもらうようにしたいものです。

散歩に対して嫌な思い出がある

散歩中に怖い思いをしたことがある場合、犬は散歩を拒否することがあります。

犬は通常、大きな音が苦手です。犬が大きな音と感じるものの中には、ヘリコプター、花火、雷、車、電車、人間の大きな声、ドアをバンと強く締めた音などが挙げられます。大きな音を急にたてられ、その音を犬が聞くならば、犬は大きな音の理由が理解することができません。そのため、大きな音に怯えて震えてしまうことがあります。

雷や花火のような音に震えてしまう場合、震えるだけでなく、逃げたり、隠れたり、吠えたりなどの行動もすることがあります。大きな音で怖い思いをした場合、散歩中の嫌な経験をまた味わいたくないと犬は感じることでしょう。

いつもと環境が違う

いつもは晴れているのに雨が降っているなど、普段と違う環境での散歩を犬が嫌がることもあります。

知らない犬や人が苦手

散歩中に自分とは異なる犬に遭遇することもあるでしょう。知らない他の犬と関わるのが特に苦手だと感じる犬もいます。自分と大きさや種類が違う犬と出会うと、相手がどんな犬なのかどんな行動をするのか愛犬には分かりません。そのため怖くなってしまい、立ち止まってしまうケースがあります。

無理やり他の犬と仲良くさせようとすると、愛犬がさらに怯えてしまう可能性があります。知らない犬によって恐怖感を感じるならば、そのことを犬は覚えているものです。散歩中に知らない犬に恐怖を感じると、散歩するのを拒否することがあります。

他のケースとしては、愛犬にとって飼い主の家族は身近な存在ですが、飼い主以外の人間に対して緊張して怯えてしまい、立ち止まってしまうことがあります。飼い主がいくら「大丈夫、この人は優しく触りたいだけだよ」と近づけたとしても、飼い主以外の人間は怖いと感じている場合、怯えて立ち止まってしまうでしょう。このケースでも、散歩中に知らない人間に恐怖を感じた時に散歩するのを拒否することがあります。

首輪やハーネスが苦手

散歩する時に使用するもの、例えば犬に装着するリードを首輪からハーネスにチェンジした場合、散歩したがらなくなることがあります。

ハーネスは胴体まで覆うものなので、愛犬の体のサイズが合わないならば、犬にとっては負担に感じてしまいます。犬は賢い動物ですから、散歩に行く時は必ず付けるものと覚えていますので、装着するものが嫌な場合は散歩に行きたがらなくなり、拒否する行動や仕草をすることがあるでしょう。

気分が乗らない

ただ行きたくない気分という場合に散歩を拒否することがあります。散歩に行きたくない気分なのに無理やり飼い主が散歩に行こうとすると、犬は拒否する行動や仕草をするという訳です。

対処法とは?

散歩中に怖い思いをして以来、犬が散歩を拒否するという場合、どのように対処したら良いのでしょうか?いつも愛犬と散歩しているコースで怖い思いをしたならば、散歩コースを変更してみることができるでしょう。

怖い思いをした道でなければ、愛犬も気持ちを新たに散歩してくれるかもしれません。

しかし、大きな音がいつも防げるわけではありません。その場合には飼い主が声をかけて撫でてあげると良いでしょう。そうするならば、愛犬は安心し、震えも治まることでしょう。

また、愛犬を抱きしめてあげるなど、飼い主がスキンシップをすることもできます。さらに、愛犬が落ち着く場所を作ってあげることにより、犬に安心感を与えることもできるでしょう。

犬は一般的に暗くて狭い場所にいると落ち着くことがあります。愛犬が他の犬に怯えて散歩を拒否している場合は、緊張していることが考えられるため、ある程度の距離を保ち、相手の犬が怖い存在ではないことを理解させてあげることができるでしょう。

相手の犬に慣れるまで、何回か接することによって少しずつ慣れさせます。愛犬にとって飼い主以外の人間は怖いと感じている場合は、愛犬が他の人に慣れるまでは、愛犬に触らずに優しく接してくれるように他の人にお願いすることができるでしょう。このようにして少しずつ飼い主以外の人に慣れてもらうことができます。

愛犬が、ワガママな理由により家から散歩に出たがらない場合、愛犬の好きなおやつで散歩に誘うという方法もできます。

しかし犬は賢い動物なので、毎回同じ方法で散歩に連れ出すことは難しいでしょう。愛犬が散歩を拒否してできない場合は、ドッグランなどの広いところで愛犬を遊ばせることも良い方法です。そうするならば、散歩できなかった運動量を補うことが可能でしょう。

体調が悪くて散歩を拒否する行動や仕草をする場合は、早めに動物病院の先生に診てもらうようにしたいものです。

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