猫にとって鈴付き首輪はストレス?鈴付き首輪を猫に付けるメリット・デメリットとは

猫にとって鈴付き首輪はストレス?鈴付き首輪を猫に付けるメリット・デメリットとは

update

首輪に付いた鈴をチリンと鳴らしながら歩いている猫の姿はとても可愛いですよね。そのため、愛猫に鈴付き首輪を付けている飼い主さんも多いことでしょう。でも耳のいい猫にとって、首輪に付いている鈴の音はストレスにならないのでしょうか?今回は、鈴付き首輪を猫に付けるメリット・デメリットについて紹介します!

update

猫が首輪を嫌がっている時にみせる行動とは?

首輪を取ろうとしている猫

Eric Isselee/shutterstock.com

猫はとてもデリケートな生き物です。

そもそも猫は、肉食動物なので狩りをするために必要な優れた身体能力を備えています。そのため、首輪など身体に常に付着している異物に対して過剰反応を示す子もいます。また、過剰反応までは示さなくても、首輪を好んでつけようとする子はあまりいません。

愛猫に首輪をどうしても付けたいなら、その子に合った首輪を付けることが大切です。

首輪を付けた後、次のような行動を見せるなら、首輪を嫌がっている証拠です。

・首をブルブルと振って、首輪を取ろうとしている。 ・後ろ足で引っ搔いて、首輪を取ろうしている。 ・大きく口を開いて、首輪を取ろうとしている。 ・興奮して暴れている。

猫が首輪を嫌がっている原因とは?

飼い主さんが良かれと思って首輪をつけてあげても、愛猫はそれを理解することができません。主に次のような理由で、猫は首輪をつけられることを嫌がります。

・首輪に慣れていないから 猫が首輪を着けていることに慣れていないことが原因で恐怖や不安を感じ、首輪を嫌がっていることが考えられます。特に成猫になってから首輪をつけた場合に当てはまります。

・首輪が硬くて皮膚が刺激され痛みを感じているから ナイロン製や革製、合皮などの素材でできている首輪は硬いため、皮膚が刺激されやすく、痛みや痒みを感じている可能性があります。

・首輪が重くてストレスになっているから 首輪が重いなら不快に感じることは確かです。鈴も重たい上、音がうるさいならストレスになるでしょう。

・首輪に付いている鈴や金属製のパーツが不快 人間よりも優れた聴覚を持っている猫にとって、鈴の音は不快となり、嫌がる子も少なくありません。嫌がる態度を示すなら外してあげましょう。

猫に鈴付き首輪を付けるときに注意したいこととは?

首にバンダナをつけている猫

Viorel Sima/shutterstock.com

子猫のときに鈴付き首輪を付けてしまえば、猫が首輪を嫌がることはほとんどないでしょう。

しかし、成猫に成長してから鈴付き首輪を付けようとするなら、猫は抵抗して嫌がるかもしれません。それでも愛猫に鈴付き首輪を付けたいなら、次のことに注意して首輪を付けましょう。

愛猫がストレスにならない鈴を選ぶこと

鈴にはさまざまなタイプのものがあります。具体的には高い音で鳴るタイプ、低い音で鳴るタイプ、小さい音のタイプなどが挙げられます。愛猫に合った鈴を選ぶなら、最初は違和感があるとしてもすぐに慣れてくれることでしょう。

愛猫をよく観察し、ストレスを感じない鈴を選ぶようにしましょう。

もし愛猫がどうしても鈴付き首輪に慣れてくれないなら、無理矢理付けることはストレスになりますので鈴付き首輪を付けることは諦めましょう。

首輪に慣れさせること

猫によっては、首輪自体を嫌がる子もいます。そのような場合は、まず柔らかい素材のリボンやバンダナなどで慣れさせましょう。鈴付きの首輪は音がするため嫌がっても、首輪自体なら慣れてくれるかもしれません。

万が一の脱走のために首輪を付けることを目的としているなら、迷子札をつけておくことができるでしょう。首輪も嫌がり、脱走クセがある子なら、マイクロチップを埋め込むことができるかもしれません。

猫に首輪を認識させること

猫に首輪を付ける前に、首輪をよく見せて認識させることも大切です。

首輪を認識して慣れたら、撫でながら少し大きめに首輪を付けてあげましょう。

最初は違和感があるので、嫌がるかもしれません。しかし、時間と共に慣れます。慣れてきたら首輪を少しきつくし、人間の指が2本くらい余裕で入る程度のゆとりを残して付けましょう。

そして、鈴の音に抵抗を感じているなら、鈴無しのセーフティ首輪にしてあげましょう。

愛猫に首輪をつける時は無理しない

はじめて愛猫に首輪をつける場合、様子をみながら少しずつ慣れさせていきましょう。

まず最初は着用後、どのような反応を示すのかよく観察してみましょう。

嫌がらないようならそのまま着用していても問題ありませんが、首を振ったり、手足で引っ搔いたり、口を大きく開けるなどして首輪を取ろうとする仕草をしているなら、30分程度以内に首輪を外してあげましょう。

そして、時間を置いてまた着用し、また外すというパターンを何度が繰り返します。その際、少しづつ着用時間を延ばすことがポイントです。

また、着脱をする際に、ご褒美としておやつをあげたり、一緒に遊んで気分を変えるのもおすすめです。嬉しいことで気分を紛らわせて、首輪への関心が薄れて慣れてくることでしょう。

しかし、鈴の音は猫にとって大きなストレスになります。もし可能であれば鈴なしの首輪にしてあげることができるかもしれません。

まとめ

猫に鈴付きの首輪を付けることには、居場所が分かるというメリットがある反面、ストレスを感じるというデメリットもあります。しかし、愛猫にあった鈴や首輪を選ぶことができれば、ストレスを軽減させることができるでしょう。

首輪をどうしても嫌がる子には無理矢理付けることは禁物です。どうしても脱走が気になる不安なら、マイクロチップを使うことをおすすめします。

首輪は時折、事故を招くこともありますので、安全な首輪を選び、愛猫がストレスなく毎日快適に過ごせるようにしてあげましょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板