愛猫にマイクロチップを使用したい!マイクロチップ装着のメリット・デメリットとは?

愛猫にマイクロチップを使用したい!マイクロチップ装着のメリット・デメリットとは?

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近年、日本でも犬や猫へのマイクロチップ装着の義務化が進んでおり、愛犬家・愛猫家の間でもマイクロチップ装着を巡り意見が分かれているようです。今回は、猫にマイクロチップを埋め込むのにどんなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説します。マイクロチップ装着を検討している方や悩んでいる方は参考にして下さい。

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猫にマイクロチップを埋め込むデメリットとは?

マイクロチップを専用リーダーで読み込んでいる獣医

Lucky Business/shutterstock.com

マイクロチップを挿入することで多くのメリットを得られますが、デメリットもあります。メリットだけでなく、デメリットもしっかり把握した上で、愛猫にマイクロチップを挿入するかどうかを決めることはとても大切です。

どのようなデメリットがあるのでしょうか?

デメリット①痛みが伴う

注射を好きな人はほとんどいません。特にマイクロチップを埋め込む際には、上でも触れたように、普通の注射針よりも太いものを使いますので、猫に痛みとストレスを与えてしまいます。

デメリット②専用のリーダーがないと識別することが不可能

マイクロチップに情報を登録しても、それを読み取ることができる専用のリーダーがなければ全く意味がありません。

デメリット③盗難防止に必ず役立つわけではない

もし愛猫が盗難にあった場合、マイクロチップが装着されていても飼い主さんの元に必ず戻ってくるという保証はありません。なぜなら、猫をマイクロチップが読み取れる場所に連れて来ないと、身元を判明することはできないからです。

盗難目的の場合、泥棒がそのようなことをすることはまずありません。しかし、愛猫がほかの人の手にわたっている場合、マイクロチップが埋め込まれていれば自分の猫であることを証明する際に役立ちます。

デメリット④MRI検査で画像が乱れる

MRI(Mabnetic Resonance Imaging)、つまり磁気共鳴画像は、強力な磁気や電波を使って体内の状態を画像で検査します。

そのため、愛猫にマイクロチップが装着されていると、MRI検査を受ける際に影響を受け、使用する機械によっては画像が乱れてしまうことがあります。そのため、発見されるべきものが見つからないこともあります。

猫の体に悪影響を及ぼしたり、マイクロチップが故障するような問題はありませんが、画像に問題が起こる可能性があることを明記しておきましょう。

デメリット⑤マイクロチップの位置がずれてしまう可能性もある

本来挿入すべき位置からずれたところにマイクロチップが装着されてしまうこともありますが、正しく装着されても、時間の経過と共に少しづつずれてしまう可能性もあります。

位置がずれてしまうと、専用のリーダーで読み取ることができなくなってしまうこともあります。

マイクロチップの安全性は?

病院で診てもらっている猫

Africa Studio/shutterstock.com

マイクロチップを装着することで、副作用などの安全面について心配な方もいることでしょう。

実際のところどうなのでしょうか?

副作用はあるの?

マイクロチップは、生物適合性物質で作られているので、体内に入った異物に対するアレルギーを予防することができます。そのため、アレルギーを引き起こすことはほとんどありません。

安全面はどうなの?

日本ではマイクロチップの普及率がまだ低いので、事故報告や副作用の報告は今のところありません。しかし、マイクロチップの装着が義務付けられているイギリスでは、マイクロチップを挿入するときに誤って脳へ挿入されてしまった事故が報告されています。

このような事故は稀ですが、基本的にマイクロチップ自体は安全性が高いもので、メリットも多くありますので、特に心配する必要はありません。しかし、デメリットもしっかり把握しておくことは大切です。

完全室内飼いの猫にもマイクロチップの装着は必要?

室内で飼われている猫

PHOTOCREO Michal Bednarek/shutterstock.com

近年、猫を完全室内飼いする方は増えています。完全室内飼いの猫にも、マイクロチップの装着は必要なのでしょうか?完全室内飼い猫でも、脱走することで迷子になってしまう可能性はあります。また、震災などの自然災害の際、飼い主さんと離れ離れになってしまう可能性もあります。ですから、たとえ完全室内飼いだとしても、万が一に備えておくなら安心でしょう。

まとめ

マイクロチップの挿入は、猫などの動物を確実に個体識別する有効な身元証明方法なので、世界中で普及しています。

ここ日本でもマイクロチップの義務化が進んでおり、毎年少しづつ利用者も増えています。しかし今の段階ではマイクロチップを装着するかしないかは、飼い主さんの決定に基づいています。

マイクロチップの装着にはメリットもありますが、デメリットもあります。ですから、愛猫にマイクロチップを装着する前に、メリットとデメリットをよく理解してから納得の上、決断されることをおすすめします。

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