愛猫にマイクロチップを使用したい!マイクロチップ装着のメリット・デメリットとは?

愛猫にマイクロチップを使用したい!マイクロチップ装着のメリット・デメリットとは?

3151
update

近年、日本でも犬や猫へのマイクロチップ装着の義務化が進んでおり、愛犬家・愛猫家の間でもマイクロチップ装着を巡り意見が分かれているようです。今回は、猫にマイクロチップを埋め込むのにどんなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説します。マイクロチップ装着を検討している方や悩んでいる方は参考にして下さい。

3151
update

マイクロチップとは?

マイクロチップ

allstars/shutterstock.com

マイクロチップとは、猫を含めペットの個体を識別するために、体内に埋め込まれた電子機器です。その大きさは直径2㎜、長さ8~12㎜で、円筒形をしており、外側は生態適合ガラスでできています。内部にはIC、電極コイル、コンデンサーが入っています。

完全室内飼いをしている猫ならほとんど問題はありませんが、家の中や外を自由に行き来している猫の場合は、迷子や行方不明、盗難、交通事故などの不安や心配がいつも付きまとっているのでしょうか?また、たとえ室内飼いだとしても、災害時に愛猫と離れ離れになってしまう可能性もあります。「迷い猫が無事に保護されても飼い主が分からない・・」といった事態を解決してくれるのが、マイクロチップです。

愛猫にマイクロチップが埋め込まれていれば、猫や飼い主さんさんの身元確認すぐにとれるので愛猫との再会が可能になります。

マイクロチップの仕組み

マイクロチップには、15桁の数字で個体識別番号が割り当てられます。この番号を専用のリーダーで読み取ることで、飼い主さんを識別することができます。リーダーから発信される電波を使って情報を読み取るので、マイクロチップには電池はいりません。

専用の器具を使って猫の皮下に埋め込みます。一度体内に埋め込んでしまえば、半永久的に使えるので、猫の生涯を通して使えるでしょう。

マイクロチップの埋め込み方

マイクロチップは、一般的な注射針よりも少し太い、埋め込み専用のインジェクターを使って猫の体内に挿入します。マイクロチップの挿入は医療行為になるので、動物病院で獣医師さんが行います。

その際、まずはマイクロチップを専用のリーダーで読み取り、添付の書類と数字が同じかどうかを確認します。数字に問題がなければ、針を刺して数秒で埋め込みが完了します。その後、マイクロチップが体内にしっかり入ったかどうかを確認するために、リーダーを使って情報を読み取り確認します。猫の場合は、生後4週間後からマイクロチップの埋め込みが可能となっています。

ところでマイクロチップを埋め込む際、猫は痛みを感じないのでしょうか?専用のインジェクターを使って装着が行われますが、直径約2㎜ほどのかなり太い注射針です。

わたしたち人間が予防接種を受ける際に使われている注射針の太さは、約0.7㎜ほどなので、約3倍に相当する注射針は痛みが伴うことが想像できます。しかし、通常、マイクロチップの埋め込みには麻酔薬や鎮痛剤は使いません。

猫の場合、首の後ろの左下付近に挿入するのが一般的です。痛みは注射をするのと変わらないと言われていますが、猫の個体よっては痛みを感じる子もおり暴れてしまうため麻酔をかけるケースもあるようです。

マイクロチップに登録できる猫の情報

では、マイクロチップにはどんな情報を登録できるのでしょうか?それには次のものが含まれます。

・15桁のIDナンバー ・埋め込みをした日時 ・飼い主の名前 ・飼い主の住所 ・飼い主の電話番号 ・猫の名前 ・猫の種類 ・猫の性別 ・猫の毛色 ・去勢避妊手術の有無 ・獣医の情報 ・施設の情報

かなり多くの情報が登録できることが分かります。猫の名前もしっかり登録できるなんて驚くですね。

マイクロチップ装着にかかる費用

マイクロチップの挿入は獣医療行為になるので、獣医師のいる動物病院で行います。受診する動物病院にもよりますが、マイクロチップの装着料金の相場は、おおよそ3,000~15,000円です。

麻酔薬を使う場合は、装着料金プラス麻酔科金もかかります。それと同時に、マイクロチップの情報登録手数料が1,000円かかります。

マイクロチップのデータの管理団体

猫に装着するマイクロチップは、国際標準化機構(ISO)の「11784(動物用電子識別コード体系)」、および「11785(動物用電子識別技術要件)」に適合している必要があります。

現在、国内では「DATA MARS SA」(スイス)、「AVID」(米)、「Digital Angel」(米)、「TROVAN AEG」(英)の4社のマイクロチップ(ISO規格準拠)の海外のメーカーから販売されています。海外メーカーですが、日本の製薬会社や商社が輸入や販売を手掛けています。

マイクロチップを埋込んだ愛猫とその飼い主さんのデータは、日本獣医師会の「AIPO(Animal ID Promotion Organization)」(動物ID普及推進会議)のデータベースで管理されます。マイクロチップを埋込んだ猫などのペットが発見されたときは、読みとった個体識別番号をデータベースに照会して、瞬時に飼い主さんの電話番号などを検索し、すぐに連絡をとることが可能です。

猫にマイクロチップを埋め込むメリットとは?

マイクロチップを埋め込まれている猫

Lucky Business/shutterstock.com

では、マイクロチップを愛猫に使用することで、どんなメリットを得ることができるのでしょうか?以下のような点があげられます。

メリット①身元確認ができるので迷子・脱走・災害時に戻ってくる確率を高められる

マイクロチップは猫の身分証明書になるので、装着することで身元をすぐに確認できます。万が一、脱走して迷子になったとしても、飼い猫が飼い主さんの元に戻ってくる可能性が高いことです。

メリット②殺処分などを避けられる

マイクロチップが埋め込まれていれば、迷い猫の身元をすぐに確認できるので殺処分などの不幸な事態を避けることができます。万が一の不幸も避けられるので、マイクロチップを装着していると安心です。

メリット③首輪のように引っかかる危険性がない

飼い猫と野良猫を識別する手段のひとつは、首輪の有無です。首輪をつけていれば迷子になっても戻ってくる可能性がありますが、猫にとって首輪は迷惑なもので、木の枝などに引っかかって首を絞めてしまう危険性も潜んでいます。

しかし、マイクロチップであれば、首が絞まってしまう危険はありません。

メリット④飼い主さんの飼育意識の向上

飼い主さんの情報が登録されているので、捨てるなどの飼育放棄を防止する効果もあります。近年、ペットショップで販売されている猫のほとんどは、すでにマイクロチップが挿入されています。その理由は、もちろん迷子猫の保護のためでもありますが、飼育放棄を防ぐことが一番の理由となっています。猫の命も人間の命と同様かけがえのないものなので、飼い始めたら死ぬまで責任を持つという強い意志が必要です。

メリット⑤マイクロチップの種類によっては体温計にもなる

マイクロチップは基本、15桁の個体識別番号を記録するものですが、マイクロチップの種類によっては体温計の代わりになるものもあります。それは”ライフチップバイオサーモ”と呼ばれているマイクロチップです。

動物病院で猫の体温を測る際、通常、肛門に体温計を入れて熱を測りますが、多くの猫がそれを嫌がる傾向にあります。

そんな時、体温も図れるライフチップバイオサーモが埋め込まれていれば、マイクロチップを読み取るだけで体温を測定することが可能なので、愛猫のストレスの軽減にもつながります。ただし、受診する動物病院がそれに適応した読み取りリーダーを持っていることが条件となります。

メリット⑥海外に出かけるときスムーズ

出かける入国先によっては、ペットのマイクロチップの装置が義務付けられていることもあります。もし愛猫を連れて海外に出かける場合、愛猫にマイクロチップが埋め込まれていればスムーズな渡航準備ができるでしょう。

また、猫を含め動物が日本へ入国する場合は、マイクロチップの装着が義務付けられています。猫を連れて帰国する予定の方は、マイクロチップを挿入する必要があります。基本的に猫は、環境が変わることに大きなストレスを感じる生き物として知られています。そのため、海外旅行や海外移住などに愛猫を同伴させる場合は、年齢や健康状態なども考慮されることをおすすめします。

メリット⑥ペット保険の加入時に有利になることもある

マイクロチップを装着していることで、ペット保険の割引制度が適応されることがあります。マイクロチップを挿入しているなら、ペット保険を選ぶ際の基準とすることができるでしょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板

フォロー

忙しいあなたはSNSでmofmoをフォロー