猫が上目遣いをしてくるのは何故?意味と心理を徹底解説!

猫が上目遣いをしてくるのは何故?意味と心理を徹底解説!

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猫はよく上目遣いをしてきます。その表情を見ているとなんともかわいいですが、上目遣いをしている時、猫は様々な心理状態を抱えています。今回は上目遣いに隠された猫の気持ちに迫ると共に、上目遣い以外の仕草から分かる心理状態について解説したいと思います。

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目線以外に猫の感情を知る方法

イカ耳になっている猫

Real Moment/shutterstock.com

猫の気持ちを見分ける上で、目線以外にも見分ける方法があるようです。その3つを考えたいと思います。

猫の感情というのは、耳に表れるようです。

例えば、耳が横にピンッと張っていて外に寝たような耳をイカ耳または、飛行機耳と言いますが、こうした耳の時には何かに興味津々で集中しているときです。興味のある音や苦手な音が聴こえてくると、このような耳になります。特に、目線も一緒に注意してみてあげると、猫の興味のあるものが何なのか把握することができるでしょう。

また、このようなイカ耳の場合には、警戒している時や不安な時にも起きます。周りの環境や自分の今いる状態を確認している時です。このような時にはヒゲが前のめりになっていたり、頭を左右にゆっくり動かしていたりという動作も見受けられますので、観察してみてください。このような場合に、触ろうとすると威嚇されてしまいますから、注意が必要ですのでむやみに触ろうとしないようにしてください。

イライラや不愉快な気持ち、不満がある場合にもイカ耳になります。おやつやご飯が貰えていない、おもちゃで飼い主さんが遊んでくれない、触られたくない、一人でいたい、音がうるさいなど不満がある場合にも表われます。このイカ耳と共に、上目遣いをしている場合には特に何かの欲求を訴えている時ですから、猫にとって何が不満なのか汲み取ってあげ、出来るなら解決してあげる事で、猫との絆は強まるでしょう。しかし、不満を抱いているからといっていつでも要求を呑んであげているとワガママになっていき、飼い主さんが構ってくれないと不満を感じるようになるので、バランスが必要となります。

怒っていてイカ耳になる場合もあります。目にも注目してください。瞳孔が狭くなり、口角が後ろに引かれて歯が剥き出しになり、ヒゲが側方に引き寄せられていたら怒っている証拠です。背中を弓なりにして毛を逆立てていたら攻撃の準備ですから、そっと離れましょう。

恐怖を感じていたり、相手への服従の気持ちもイカ耳に表われます。瞳孔が大きく開いて、耳を頭にくっつける仕方のイカ耳は恐怖を感じている時です。姿勢もなるべく小さく見せて、相手を挑発しないよううずくまり、目線もそらしているはずですから、このような体勢になっていたら、そっとしておいてあげましょう。

耳があちらこちらの方向に動く時もあります。この時の感情としては、興味はあるけども少し不安に感じている時です。何かの音は聞こえるけど、どこから聞こえてくるのか分からない、何の音か分からないという時は情報収集する為、聴覚を研ぎ澄まして集中しています。目線もあちこちに向いている場合があります。

耳がイカ耳とは違い、自然な形で横を向いている時には、リラックスしていて穏かな気持ちでいる時です。飼い主さんに撫でてもらっていたり、日向ぼっこしていたり、コタツに入ってお昼寝していたりと、猫が本当に安心してくつろいでいる、力の抜けた状態を表しています。少しでもこうした姿を見れるようにしたいですね。

しっぽ

しっぽも、猫の感情を知るためのヒントがたくさんあります。

猫のしっぽがピンッと上がっている時は、機嫌が良いというサインです。しっぽを立てたまま震わせていたら、嬉しいと思っている証拠です。ピンッと立てたしっぽの上部だけを曲げていたら、遊んで欲しいという欲求です。ピンッと立っているしっぽを見たら、ポジティブなサインと受け取ってください。また、安心している時やリラックスしている時などは自然にブランと垂れている状態になります。

そうしたポジティブな感情とは別で、不愉快な時には、猫のしっぽが大きく膨らんでいたり、床にしっぽを激しく叩きつけたり、振ったりします。イライラしていたり怒っている時に見られます。他にも警戒している時にはしっぽを体に巻きつけたりする場合があります。怯えている時には、しっぽを足の間に隠すような行動もします。このようなネガティブなサインを見逃さず、何に怖がっているのか、何に不安を感じているのか汲み取ってあげてください。

猫のしっぽはこんな役割がある!動きで感情や気分も知っておこう

猫の尻尾は同じようにペットとして人気のある犬のしっぽとは、少し違った動きをみせてくれることがあります。 実際に猫を飼育していると「この動きをするのはどういう感情のときなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。 実は猫のしっぽの動きをみると、そのとき猫がどんな気持ちなのかある程度わかるのです。

https://mofmo.jp/article/3937

体勢

ネコちゃんが体勢で何かを表現するのは、不安な時や恐怖を感じる時が多いです。

例えば、見知らぬ者の気配を察知した時には、すぐに逃げ出せるように腰を低くして緊張体制になります。また、頭を下げて様子を伺い、音がよく聞こえるように耳をピンッと立てます。目線も気配のする方向からそらしません。

相手がいざ姿を表して、それが知らない人だった場合には、相手に対してどのように対応したらいいのか様子を伺う為、そのまま低い体制でいます。緊張感が全身に現れ、判断ができるまであまり動きません。相手がいざ攻撃に出そうだと判断した場合には、背中を丸めて横を向きながら、こっちも攻撃に出れるぞ!という体制で威嚇します。それとは逆に、相手が攻撃してこなそうだと判断した場合には、目をそらし、こちらも戦う気持ちはありませんよ、という意思表示をします。

まとめ

Scottish Fold cat lying on the back

zossia/shutterstock.com

猫が上目遣いをする理由について考えることができました。また、他にも猫がする目線の感情、耳やしっぽや体勢からも感情を汲み取れることが分かりましたね。猫が、今どのような感情でいるのかをよく観察して、少しでも幸せなリラックスできる空間を作ってあげれるようにしてください。

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