ボルドー・マスティフの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介
ボルドー・マスティフの性格や飼い方や歴史についてご説明します。
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名称:ボルドー・マスティフ(別名:ドッグ・ド・ボルドー) 性格:用心深く、落ち着きがある 寿命:5〜8歳 体重:45kg〜50kg 体高:58〜68cm 毛色:フォーン 、マホガニー、イザベラ 値段相場:希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー30〜50万
ボルドー・マスティフの性格
日本国内の犬の品種認定や犬種標準の指定などを行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、ボルドー・マスティフは古代フランスで闘犬として用いられていた犬種です。飼い主に非常に従順な性格から、牧羊犬や狩猟犬としても親しまれてきました。フランス革命や第二次世界大戦が起こる中で、絶滅の危機を2度も乗り越えてきた歴史を持つ犬種でもあります。
性格は警戒心が強く、護衛する能力が高いことから番犬としても人気がある犬種です。落ち着きがあり、命令には忠実に従います。
マスティフ種の中で最もポピュラーな犬種なのがイングリッシュ・マスティフです。イギリスが原産の犬種で、ボルドー・マスティフと同様に古くは闘犬として用いられていました。忠実な性格で護衛能力に優れており、日本国内では希少犬種であるボルドー・マスティフよりも比較的手に入りやすい犬種です。
ボルドー・マスティフの平均寿命
ボルドー・マスティフは超大型犬です。犬の寿命は身体の大きさによって異なり、一般的には大型犬になるほど短くなります。 ボルドー・マスティフの平均寿命は5〜8年で、12〜15年と言われる平均的な犬の寿命よりも短いことが多いです。
ボルドー・マスティフの平均体重
ボルドー・マスティフの平均体重は約45kg〜50kgです。オスとメスの間に大きな差は見られません。 最低限でオスは50kg以上、メスは45kg以上あるものが好ましいとされています。
ボルドー・マスティフの平均体高
ボルドー・マスティフの平均体重は、約45kg〜50kgです。オスとメスの間に大きな差は見られません。 最低限でオスは50kg以上、メスは45kg以上あるものが好ましいとされています。
ボルドー・マスティフの平均体高
ボルドー・マスティフの平均的な体高はオスで60〜68cm、メスで58〜66cmです。下はマイナス1cm、上はプラス2cmまでが超えても良い許容範囲とされています。
ボルドー・マスティフの毛色(カラー)
ジャパンケネルクラブで認められている毛色は3色で、色素の濃いものが望ましいとされています。白いマーキングについては胸と足先のみ認められています。
鼻が黒く、耳や首回りなどにブラックのシェーディングが見られるブラック・マスクや、鼻や目の縁などがブラウンのブラウン・マスクなども良く見られます。マスクがない場合は鼻が赤みを帯びているのも特徴です。
フォーンLeoniek van der Vliet/shutterstock.com
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- フォーン
- マホガニー
- イザベラ
ボルドー・マスティフが成犬になるまでの期間
成犬になるまでの期間は身体の大きさによって異なり、小型犬よりも大型犬の方が長い時間をかけて成長していく傾向です。 超大型犬であるボルドー・マスティフは、約18カ月〜24カ月かけてゆっくりと成長していきます。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
ボルドー・マスティフの鳴き声
普段は物静かで落ち着きのあるボルドー・マスティフですが、護衛能力に長けた犬種なので、飼い主に危害を加えると判断した相手には威嚇として吠えることがあります。 身体と同様に鳴き声も大きく、声質は低めでよく響きます。
ボルドー・マスティフがかかりやすい病気
ボルドー・マスティフの子犬がかかりやすい病気病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
股関節形成不全 | 股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。 | 約40万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
てんかん | 脳の機能に異常が起きる病気。全身が痙攣したり、よだれがたくさん出たりする症状が見られる。 | 約2万円 |
膿皮症 | 皮膚の抵抗力が弱くなり、皮膚上のブドウ球菌が異常に増えてしまう病気。赤みや痒み、脱毛などの症状が見られる。 | 約1万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。 犬は主に舌を出して呼吸をするパンティングという方法で熱を逃していきますが、鼻が短いボルドー・マスティフは、他の犬種と比べてパンティングによる体温調節が難しいことが多いため、更に注意が必要です。
さらにダブルコートの被毛を持つため、暑さにはあまり強くありません。 気温の高い日には熱中症にならないよう、こまめに水分補給をしたり、散歩の時間を日の出ていない時間帯にしたりすると良いでしょう。犬用の保冷剤を首に巻くのも効果的です。
屋外だけでなく室内や車内なども熱中症に注意しなければなりません。エアコンをつけて犬が快適に過ごせる温度に調整するようにしましょう。
ボルドー・マスティフの体臭
ボルドー・マスティフの被毛はダブルコートですが、短毛種なので比較的ニオイは少ない犬種と言えます。 ただし垂れ耳で顔のしわが多いため、他の犬種よりも耳の中やしわの間に汚れが溜まったり、湿気がこもったりしやすくなっています。手入れを怠るとニオイの原因となるため注意しましょう。
マスティフ種はよだれも多いので、顔まわりをこまめに拭いてあげることも大切です。
ボルドー・マスティフの飼い方
ボルドー・マスティフは気温の変化にそれほど強くはないため、室内飼い向きの犬種です。運動量もそれほど多くはないので、一般的な大型犬よりも小さいスペースで飼育することができます。
ただし、大型犬に良く見られる股関節形成不全症になるリスクが高いため、室内で飼育する場合には関節に負担がかからないよう、フローリングの床にカーペットを敷くなどの配慮が必要です。
ドッグフードの量・回数
ドッグフードはライフステージに合ったものを与えます。超大型犬であるボルドー・マスティフは消化のスピードがゆっくりなため、消化に良い栄養素を含んだものを与えましょう。
太ってしまうと関節への負担が大きくなってしまうので、なるべく低脂肪のものを選びます。大きな身体を支えるために骨や筋肉の健康について考えられたものを選ぶのも大切です。
フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。 成犬になれば基本的は1日2回、様子を見ながら与えるようにしましょう。
食べさせてはいけないもの
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
- 柑橘類
- 酢類
- スパイス類
- クセのある葉物野菜
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
抜け毛の量
ボルドー・マスティフはダブルコートの被毛を持つ犬種です。そのため春と秋には換毛期が訪れ、抜け毛の量が通常よりも増えます。 短毛種なので長毛種の犬と比べるとお手入れは比較的簡単ですが、身体が大きいぶん抜け毛の量も多いため定期的な手入れが必要です。
長毛種ほど頻繁にブラッシングをする必要はありませんが、普段の手入れは皮膚の健康のためにもマッサージ効果も期待できるラバーブラシを使うと良いでしょう。換毛期にはスリッカーブラシを用いて抜け毛を取り除いてから表面の被毛を整えます。
お風呂の入れ方
犬は1カ月に1回を目安にお風呂に入れてあげるのが望ましいでしょう。入浴の際、ボルドー・マスティフは垂れ耳なので耳に水が入らないよう注意が必要です。
超大型犬の場合は屋外の広いスペースでないと、シャンプーは厳しいかもしれません。スペースがある場合でも冬場などの寒い日は避けた方が良いため、自宅で洗うのが困難な場合は無理せず、大型犬でも可能なトリミングサロンへお願いしましょう。
- 短時間で入浴できるよう、シャンプーやタオルなどを手が届くところに準備しておきます。子犬の場合、お風呂を怖がるようであればおもちゃなどを使うのも効果的です。
- 後ろ足や背中の方から身体を濡らしていきます。顔まわりは最後に濡らしましょう。ガーゼを使って少しずつ濡らしていくと、目や口に水が入りません。
- シャンプーを身体の方からやさしく洗っていきます。顔まわりは最後に洗っていきましょう。
- 顔まわりからすすぎ始めます。シャンプーが残っていると皮膚トラブルの原因になってしまうため、しっかりと洗い流すようにしましょう。
- タオルドライをして水分を拭き取っておきます。
- 最後にドライヤーでしっかり乾燥させたら完了です。温風を当てる際はやけどに十分注意しましょう。
- 子犬と同様にシャンプーやタオルを近くに用意しておきましょう。入浴の前にブラッシングをしておくとシャンプーがしやすくなります。
- 背中や足の方から徐々に濡らしていきます。成犬の場合も顔まわりは最後に濡らしましょう。
- 身体から顔まわりの順にやさしく洗っていきます。
- すすぎは顔まわりから始め、次に身体の順で洗い流していきます。シャンプー残りがないようにしっかりすすぎましょう。
- タオルドライをしてからドライヤーでしっかり乾燥させます。湿ったところが無くなったら完了です。
最適な散歩時間
ボルドー・マスティフはそれほど運動量を必要としないため、激しい運動は必要ありません。毎日2回、1時間程散歩をしてあげると良いでしょう。 水遊びが好きなので毎日の散歩の他、水泳をさせてあげると喜びます。関節に負担をかけずに運動できるところもメリットの一つです。
散歩が足りなかった場合、肥満により関節に負荷がかかってしまったり、ストレスがうまく発散できずに問題行動に繋がってしまったりする可能性があります。
ボルドー・マスティフのしつけ方法
ボルドー・マスティフのしつけは、強い力を制御できるようにすることが最も大切になります。超大型犬で元々は闘犬であったことから、思わぬ事故を防ぐためにも子犬の頃からトレーニングをして行動をコントロールしなければなりません。 ボルドー・マスティフは感受性が強く繊細なため、慣れない人がしつけを行うのは難しく、初心者には不向きな犬種とも言えます。
トイレのしつけ方
トイレのしつけは子犬を迎えたらすぐに始めましょう。排泄の回数も多い子犬は覚えるのも早く、短期間でしつけることができます。
1歳以上の成犬からでもトイレをしつけることは可能ですが、排泄の回数が少なくなるため子犬よりも時間がかかることが多いです。特に里親や保護犬の場合は、これまでとは違うトイレに慣れる必要があります。上手くできずに失敗してしまった場合でも、根気よくしつけることが大切です。
ボルドー・マスティフのような超大型犬は、排泄の際にトイレからはみ出してしまうことも多くあります。その場合はトイレスペースを広く取り、上手にできるようになったら徐々に狭くしていくと良いでしょう。
- ケージ内にトイレトレーを準備する
- 床のニオイを嗅いだり、うろうろし始めたりしたらトイレまで誘導する
- トイレができたら思いっきり褒める
- トイレが済んだらケージの外に出してあげる
無駄吠えのしつけ方法
ボルドー・マスティフは警戒心が強く、護衛に優れた犬種のため必要に応じて吠えることができる犬種です。 しかし身体と同様に鳴き声も大きく、吠え癖が付いてしまうと近隣の迷惑になってしまうため注意が必要です。無駄吠え対策として子犬のうちからしつけはしっかり行いましょう。
- 犬がなぜ吠えているのか原因を探る
- チャイムや人の声などの生活音に子犬の頃から慣れさせておく
- 吠えても何も起きないことを学習させるために、無駄吠えのときは絶対に反応しないようにする
噛み癖のしつけ方法
護衛犬として優れた能力を持つボルドー・マスティフは、飼い主に危険が及ぶと威嚇のために噛むことがあります。超大型犬で身体も大きいので噛む力も強力です。噛み癖が付いてしまうと意図せず人を傷つけてしまうおそれもあるためしつけは大切です。
歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。
- なぜ噛むのか原因を探る
- 遊んでいて噛まれたら遊ぶのをすぐに注視して無視をする
- 喜んでいると勘違いしないよう噛まれたときは反応しないようにする
待てのしつけ方法
「待て」ができると外出の際、非常に役立ちます。犬が興奮したときに落ち着かせるためにも「待て」は効果的です。 超大型犬であるボルドー・マスティフは力がとても強いので、コントロールができないと事故やトラブルにも繋がってしまいます。しっかり訓練しておきましょう。
- お座りの状態で「待て」の合図を出し、できたらおやつを与えて思いっきり褒める
- おやつを与えるまでの時間を徐々に伸ばしていく
- 解除の合図を出し、動いても良いタイミングについても同時に訓練する
留守番のしつけ方法
犬は飼い主と離れることにストレスを感じることが多いです。飼い主が不在時にいたずらをする犬も少なくありません。 特にボルドー・マスティフのような超大型犬の場合、いたずらの一環で暴れてしまうと非常に危険です。一人の時間に慣れていない状態での留守番は避けるようにしましょう。
- 犬が快適に過ごせる環境を作っておく
- 最初は短時間離れることから少しずつ慣れさせていく
- 食事や散歩の時間を調整して、お昼寝の時間に出かけるのも方法の一つ
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