ペットは飼い主に似るというのはホント？その真相や似てくる心理とは

猫は飼い主に似る？

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ここまで飼い主とペットとの関係性について見てきましたが、主に飼い主と犬とが似ているという点について説明してきました。では犬と並ぶ2大ペットである猫ちゃんに関してはどうでしょうか？犬と同様、猫に関しても飼い主に性格が似ている、あるいは似てくるという意見はたくさんあります。

このように猫の性格も飼い主に似てくると感じる人は少なくありません。では猫が飼い主に似るとしたら、その理由にはどのようなものが考えられるでしょうか？主な理由としては以下のような点があげられます。

飼い主が自分に似ている猫を選んでいる

犬の場合と同じように、飼い主が猫を購入する時にすでに無意識に自分と似ている猫を選んでいる可能性があります。人間の場合も「結婚相手として自分の父親や母親に似た人を選ぶ傾向がある」とよく言われますよね。

身近な存在になる飼い猫に関しても同じような深層心理が働いて、思わず似たような猫を選んでしまうのかもしれません。おとなしい子やせわしなく動き回る子など様々な性格の猫ちゃんがいますが、すでに性格はペットショップやブリーダーで購入した日から「似ている」可能性があるというのは興味深い点です。

生活環境で似てくる

これもワンちゃんの場合と共通しているポイントですが、同じ生活環境で長年ともに生活していると猫ちゃんの性格がどことなく飼い主に似てくる可能性もあります。この点については別の面白い研究結果も合わせて考えることができるでしょう。

ブリストル大学でネコの行動を研究しているジョン・ブラッドショーさんによると、猫は犬と違って人間を人間としてとらえていないようです。研究によると猫ちゃんは飼い主を別の大きな猫と見ている可能性があるようですが、それは人間と接する場合と他の猫と接する場合の行動パターンが似通っているためです。

猫は基本的に単独行動する生き物ですが、実は野良猫などの場合メス猫や子猫など群れて生活することも観察されています。ずっと一緒にいるわけでないとしても、他の猫からそれほど遠くない所で時間を過ごすこともあります。この点自体は性格とは関係ないですが、猫によっては他の猫との同居を必要としている個体もいて、その同居生活の中でうまくやっていくために突飛な行動をしないようになるのかもしれません。

家猫の場合も飼い主という「別の猫」との同居生活をうまく送るために、飼い主に似た動き方をするよう学習する可能性もあります。真相のほどは分かりませんが、いずれにしても猫ちゃんが自分と似てくるのは面白いですし、うれしいと感じる人もたくさんいるでしょう。

まとめ

飼い主はペットに似ると感じる人はたくさんいます。特に犬については様々な研究結果もあり、性格のみならず外見も似ていると指摘されることがあります。実際にどの程度まで科学的根拠があるかは分かりませんが、今後様々な動物研究が進んで真相が少しずつ明らかになっていくことが期待されます。