シルケン・ウインドハウンドの性格や特徴は?またその価格や飼い方を解説!

シルケン・ウインドハウンドの性格や特徴は?またその価格や飼い方を解説!

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近年日本でも注目を集めている「シルケン・ウインドハウンド」という犬種についてご存知ですか?国内ではまだ珍しい犬種なので、この犬についてあまり知らないという人も多いことでしょう。この記事では、シルケン・ウインドハウンドの性格や特徴をはじめとし、その価格や飼育方法まで詳しく解説していきたいと思います。

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はじめに

みなさんは「シルケン・ウインドハウンド」という犬種についてご存知ですか?シルケン・ウインドハウンドは、ボルゾイを小さくしたような姿をしている新種の犬種です。

この記事では、シルケン・ウインドハウンドの性格や特徴をはじめとし、その価格や飼育方法まで詳しく解説していきます。

シルケン・ウインドハウンドとは?

庭で遊んでいるシルケン・ウインドハウンド

tzuky333/shutterstock.com

「シルケン・ウインドハウンド(Silken Windhound)」は、1970年後半から、美しくて長いコートを求めて、テキサス州のブリーダーであるフランシー・スタールが手掛けた犬種です。

彼女は1988年に米国マサチューセッツ州にて、ロングヘアード・ウィペットとボルゾイ等を交配させ、約10年かけてシルケン・ウインドハウンドを新犬種として誕生させました。この新しい犬種はすぐに人気が出て、その後ヨーロッパへと輸出されました。

1999年には、インターナショナル・シルケン・ウインドハウンド協会が設立され、2011年にはユナイテッド・ケネルクラブにも公認され、さらに注目を集めるようになります。

日本では、2008年の秋に関東のドッグショーでデビューを果たしました。サイズや被毛の美しさ、日本国内の風土や飼育環境への馴染みやすさから、KCジャパンにも登録されました。

シルケン・ウインドハウンドの基本情報

シルケン・ウインドハウンドの基本的な情報は、次のようになっています。

原産国:アメリカ合衆国

大きさ:中型犬

先祖:ウインドスプライト

体高:47~60㎝

体重:オス15~25㎏程度、メス10~20㎏程度

形:折れ耳

尾形:サーベル形の垂れ尾

被毛:ロングコート、シルクのような手触り

毛色:制限なし

性格:人懐っこい、明るい、警戒心が薄い

運動量:長めの散歩やランニングが必要

かかりやすい病気:白内障、聴覚障害

平均寿命:12~15年

お手入れ方法:週2~3回のブラッシング

ボルゾイやウィペットはどんな犬種?

仲良く並んでいる三匹のボルゾイ

volofin/shutterstock.com

上記でも触れましたが、シルケン・ウインドハウンドは、ボルゾイとウィペットを交配させて誕生した新犬種です。両者とも身体が細い犬種として知られています。

身体が細い犬種の最大の魅力は、何といってもその美しさです。特に走っている姿はとても優雅で、凛とした上品なたたずまいが多くの人を魅了させます。また、手足が長いので運動能力がとても高く、走る高さやジャンプ力などは目を奪われます。

では、シルケン・ウインドハウンドの誕生のきっかけとなったボルゾイやウィペットはどんな犬種なのでしょうか?

ボルゾイの特徴

ボルゾイは、ロシアを原産国とする超大型犬です。大きさは体高68~85㎝、体重27~45kgと超大型犬ですが、非常に食の細い犬種として知られています。

小さな顔にすらりと伸びた長い手足、そして、一番の魅力である美しい毛並みは、どれをとってもセレブ感あふれる上品さを醸し出しています。

ボルゾイという名前は、ロシア語の”俊敏”という意味を由来としています。その名前の通り、長い手足を活かして走るスピードは、何と時速50kmと言われています。そのため、昔は”狼狩り”の猟犬として活躍していました。

ボルゾイの性格は、聡明で飼い主さんに従順です。体全体を使って甘えてくるなどの愛情表現をするようなことはあまりありませんが、飼い主さんのそばにそっと寄り添ってくる姿がとても魅力的です。

ただ、そもそも猟犬であったため、その名残として好奇心は強く残っており、さまざまなものに興味を示し過ぎて、落ち着きがなくなることもあります。

さらに足が速いことに加え、ジャンプ力など運動能力がとても優れているのでしっかりとしたしつけが必要です。

ウィペットの特徴

ウィペットは、イギリスを原産国とする犬種です。大きさは体高オス47~51cm、メス44~47㎝、体重は7~14㎏と細長くてスリムな体型をしています。

しかし、ただ単に細いというのではなく、”無駄な肉のない身体”と呼ばれる通り、鞭のようにしなやかで流れるように走る姿と引き締まった筋肉を特徴としています。

ウィペットという名前が、鞭(ウィップ)を由来していることに納得できるスタイルと言えるでしょう。

見た目通り、アスリートタイプで走るのがとても速く、フリスビーやアジリティー、ドッグレースなどスポーツドッグとしても活躍しています。

活動的なイメージが強いウィペットですが、性格は大変愛情深く、穏やかで滅多に吠えません。また、単に従順なだけではなくとても献身的であり、順応性もあるので小さなお子さんがいらっしゃる家庭でも飼いやすいでしょう。

ただし、運動量はとても多いので散歩は1日に2回、また時間がある時にはジョギングしたり、ドッグランへ連れて行って思いっきり走らせてあげることが必要です。

シルケン・ウインドハウンドの特徴とは?

カメラを見つめるシルケン・ウインドハウンド

Erik Lam/shutterstock.com

ミニボルゾイとも呼ばれているシルケン・ウインドハウンドには、”絹の様な毛を靡かせて走る犬”と言う意味があります。

そのため、愛好家の間でも、絹のような毛をなびかせながら早く走る魅力的な犬として愛されています。

そんなシルケン・ウインドハウンドは、上記で紹介したボルゾイやウィペットを交配させて作られた犬種なので、それぞれの特徴を受け継いでいます。

シルケン・ウインドハウンドの見た目は、ウィペットのような流線型の体型を受け継いでいます。そして、身体の大きさはボルゾイよりもひと回り小さい中型犬サイズです。

そもそも、シルケン・ウインドハウンドは中型犬として、あまり広くない室内でも飼いやすい犬種を目指して作られました。

そのため、大型犬のボルゾイと比較するなら、飼育のしやすさは改善されています。

超大型犬であるボルゾイが飼育スペースの問題で飼えないという方には、シルケン・ウインドハウンドがまさにおすすめの犬種と言えるでしょう。

シルケン・ウインドハウンドの性格は、とても友好的で、飼い主さんに良く懐き、警戒心も薄いので良きパートナーになってくれることでしょう。

まだペットとしての歴史が浅い犬種なので、国内で見かけることは少ないですが、注目を集めている犬種のひとつです。

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