犬にこんにゃくはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬にこんにゃくはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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低カロリーでダイエットにも効果があるこんにゃくを犬に与えても基本的には問題ありません。こんにゃくには犬にとって有害となる成分は含まれていません。しかし、消化しにくい食品なので与え方や量に気を付ける必要があります。ここでは、こんにゃくに含まれる成分や犬に与える時の注意点を解説します。

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犬にこんにゃくを与えても問題ない?

こんにゃく

gontabunta/shutterstock.com

こんにゃくはサトイモ科のこんにゃく芋から作られる加工食品です。粉状にしたこんにゃく芋に水酸化ナトリウムを加えて作られます。こんにゃくは97%が水分でできているので、カロリーも非常に低くダイエット食品としても人気です。

こんにゃくは人だけでなく、犬も食べることができます。水分が多いので、あまり水を飲みたがらない犬の水分補給にも適していますし、肥満気味の愛犬のドッグフードを少し減らしてこんにゃくを加えれば、満腹感が得られてダイエット効果を期待することもできるでしょう。

犬は食べ物を丸飲みしてしまう傾向があるので、こんにゃくを与える時はできるだけ細かくカットしたものを与えるようにしてください。こんにゃくは弾力があって噛みにくいので、大きいまま与えると喉に詰まらせて窒息してしまう危険があります。細かくカットしたものをドッグフードや他の食材とよく混ぜて食べさせましょう。

犬にこんにゃくを与えてもいい量

ご飯が欲しい犬

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

こんにゃくは確かにカロリーが低く、ダイエット効果を期待できますが、だからといって大量にこんにゃくを与えてしまうと下痢や嘔吐といった消化不良の原因となりかねないのでやめましょう。

どんな食材でも適量を守って与えることが大切です。こんにゃくに限らないことですが、犬に主食以外のものを与える時は1日の食事量の10%程度にとどめることが勧められています。

犬に与えていいこんにゃくの適正量は、犬のサイズや体重によっても違ってきます。では、犬の体重ごとに摂取していいこんにゃくの適正量を取り上げてみることにしましょう。

超小型犬の場合

超小型犬とは体重が4kg未満の犬種のことです。例えばその中にはチワワやトイプードル、豆柴、ヨークシャーテリア、ポメラニアンといった犬種がいます。

体重1kgの犬の食事量は1日100g程度で、超小型犬の場合は体重が1kg増えるごとに50gずつ食事量を増やす計算になります。食事の10%程度ということは、超小型犬に与えていいこんにゃくの量は約10g~25g未満となります。

小型犬の場合

小型犬は体重が10kg以下の犬のことです。パグやボストンテリア、ミニチュアダックスフンド、ペキニーズ、柴犬などが含まれます。

体重が5kgの犬で1日の食事量は300g、10kgの犬は500gなので、与えていいこんにゃくの目安量は30g~50g程度と考えることができるでしょう。

中型犬の場合

中型犬とは体重が25kg以下の犬のことをいいます。例えばビーグルやパセンジー、日本スピッツ、バセットハウンド、ブルドッグ、ブルテリアなどです。

中型犬で体重が10kgの犬で食事量は約500g、以降体重が1kg増えるごとに35gずつ増やしていく計算になります。体重15kgの犬であれば675g、20kgの犬であれば850gが1日の食事量なので、与えていいこんにゃくの適正量は50g~100g前後です。

大型犬の場合

体重が25kg以上の犬が大型犬の種類に含まれます。代表的な犬種として、シベリアンハスキーやレトリーバー、サモエド、ドーベルマン、セントバーナード、ボクサーなどです。

体重が25kgの大型犬で1日の食事量は1000gとなり、大型犬は体重1kg増えるごとに30gずつ増やしていく計算です。こんにゃくは100g~程度を愛犬の体重に合わせて与えることが可能です。

子犬の場合は注意が必要

子犬にこんにゃくをあげる時はより慎重になるべきです。子犬は消化器官がまだきちんと発達していないので、ちょっとしたことで消化不良を起こしてしまう危険があります。

こんにゃくは消化しづらい食べ物ですし、水分や食物繊維が豊富に含まれているので、子犬にとっては下痢になりやすい食品といえます。子犬にはあえて与えなくても良いと言えるでしょう。

犬にこんにゃくを与えることで期待できる効果

こんにゃく

Nutria3000/shutterstock.com

こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれています。しかもこんにゃくに含まれる食物繊維は不溶性なので、腸内の働きを整え便秘の予防や解消に効果を発揮してくれます。

さらに、こんにゃくに含まれるカリウムという成分は、体内で多くなり過ぎたナトリウムを排出し調節する働きをしてくれます。また、心臓の働きや筋肉の動きを調節する役割も担います。他にも、こんにゃくにはカルシウムも含まれています。犬の骨や歯を形成し、丈夫に保つのにカルシウムは不可欠です。

犬にこんにゃくを与えるときの注意点

犬にこんにゃくを与える時はそのままではなく、「下茹で」してから与えた方が良いでしょう。こんにゃくはアクやえぐみが強いので、そのまま与えてしまうとお腹を壊す要因になりかねないからです。

こんにゃくは消化しづらい食品なので、持病を持つ犬やシニア犬にも与えない方が良いでしょう。特に腎臓に疾患を持つ犬の場合、こんにゃくに含まれるカリウムが体調を悪化させてしまう場合があります。

また、特定の食品にアレルギー反応を示す犬もいます。こんにゃくを与えた後で下痢や嘔吐、皮膚の赤みや痒み、湿疹、目の充血といった症状が見られる場合はこんにゃくにアレルギーを持っている可能性が考えられます。その場合はすぐに動物病院に連れて行き、獣医師の診断を仰ぐようにしてください。

しらたきやこんにゃくゼリーは与えても問題ない?

しらたきや糸こんにゃくは形状が違うだけで、同じこんにゃくです。細かく切って与えれば問題なく食べられます。でも、味付けされた加工品は与えないようにしてください。

こんにゃくゼリーは糖分や塩分が多く含まれているので、犬に与えてはいけません。糖尿病や肥満の原因となってしまいますし、心臓や腎臓に負担をかけてしまう危険もあります。犬には与えないようにしましょう。

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