スパニッシュ・マスティフの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

スパニッシュ・マスティフの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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スパニッシュ・マスティフの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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Spanish Mastiff in outdoor settings

Utekhina Anna/shutterstock.com

名称:スパニッシュ・マスティフ 性格:愛情深い、従順、自信がある 寿命:10~12歳 体重:63~90kg 体高:72〜77cm毛色:全ての毛色 値段相場:希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー30~50万(輸入になる)

スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff
スパニッシュ・マスティフ  Spanish Mastiff

スパニッシュ・マスティフの性格

犬の品種の認定や犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、スパニッシュ・マスティフは、羊たちや農場の牛たちをオオカミなどから護衛する役割を担っていて、長い間イベリア半島で活躍してきました。

スペインでは国犬として登録されていますが、他の国では大変希少な犬種で、日本で飼育する場合には基本的に輸入をする必要があります。

飼い主に従順で、家族に対して愛情深く接する知性のある犬種です。番犬や護衛犬として活躍している犬種なので、見知らぬ人間に対して家族を守るために立ち向かおうとする勇敢な面もあります。

スパニッシュ・マスティフと同じくスペイン原産のマスティフである、ピレニアン・マスティフと近縁種と考えられており、体格や役割も似ています。

スパニッシュ・マスティフの平均寿命

犬は大型になるほど、寿命が短くなる傾向があります。 超大型犬のスパニッシュ・マスティフは特に寿命が短く、平均寿命は10~12年です。

スパニッシュ・マスティフの平均体重

スパニッシュ・マスティフの平均体重は、63~90kgです。オスとメスに大きな体重の差はありません。

スパニッシュ・マスティフの平均体高

スパニッシュ・マスティフの平均体高はオスが77cm以上、メスが72cm以上です。 サイズの上限はなく、サイズが大きいほど評価が高くなるとされていて、オスは80cm以上、メスは75cm以上が理想的です。

スパニッシュ・マスティフの毛色(カラー)

毛色に制限はありませんが、イエロー、フォーン、レッド、ブラック、ウルフ・カラー、ディア・カラーのような単色の個体が最も高い評価を受けます。 また、ブリンドルやパーティ・カラーの個体も評価されています。

イエロー
Beautiful Spanish Mastiff Breed wtih yellow colour on the grass

Marcelino Pozo Ruiz/shutterstock.com

フォーン
Cute Spanish Mastiff - sheep and guard dog

Liliya Kulianionak/shutterstock.com

ウルフ・カラー
Spanish Mastiff outdoor portrait

Alberto Duran Photography/shutterstock.com

ホワイト
Beautiful Spanish Mastiff dog female

ueuaphoto/shutterstock.com

ブリンドル
Spanish Mastiff or lions, Assaf sheep herd. Zuares of Paramo, Leon.

LFRabanedo/shutterstock.com

ブラック&イエロー
Spanish Mastiff isolated on a white background

Sergey Lavrentev/shutterstock.com

  • 全ての毛色

スパニッシュ・マスティフが成犬になるまでの期間

犬はサイズによって成長期の長さが異なります。超大型犬のスパニッシュ・マスティフは、約18~24カ月かけて成犬になります。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

スパニッシュ・マスティフの鳴き声

スパニッシュ・マスティフは番犬として活躍してきたので、遠くまで響く低い鳴き声をしています。 普段は温厚で静かに過ごしますが、害獣や不審な人物に対して吠えることがあります。

スパニッシュ・マスティフがかかりやすい病気

スパニッシュ・マスティフの子犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
股関節形成不全股関節が正常に形成されず、歩行に異常が現れる。成長期に発症することが多い。約40万
汎骨炎脚の骨に痛みを伴う炎症が起きる病気。2歳未満の大型犬のオスに多く発症する。成長期後には完治する。不明
眼瞼内反症瞼が内側にめくれてしまう遺伝性の病気。内側にめくれた瞼やまつげによって結膜炎や角膜炎を引き起こすこともある。3千~5千円/1回(まつげ脱毛)約10万円(手術)

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

スパニッシュ・マスティフの成犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
胃捻転食べたものやガスなどが胃の中で急速にたまることで胃が膨張し、ねじれてしまう病気。3歳以降の成犬10~30万円
心臓疾患心臓に何らかの障害が起き、正常に機能しなくなる。定期的な健康診断で早期に発見できる場合もある。症状による。
眼瞼内反症瞼が内側にめくれてしまう遺伝性の病気。内側にめくれた瞼やまつげによって結膜炎や角膜炎を引き起こすこともある。3千~5千円/1回(まつげ脱毛)約10万円(手術)

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。湿度の低いスペイン原産の犬種なので、日本の高温多湿の気候には弱いです。 真夏の散歩は日中を避け、朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。 真夏以外でも熱くなりやすい車内や室内でも熱中症になることがあるので、室温には気をつけてください。

スパニッシュ・マスティフの体臭

スパニッシュ・マスティフはダブルコートなので、シングルコートの犬種に比べると体臭がこもりやすいです。 ヨダレが垂れやすく、口まわりについたヨダレを放置すると臭いを発生させるので、こまめに拭き取ってあげる必要があります。 垂れた耳は通気性が悪く、汚れが溜まって臭いの原因になるので、定期的に掃除をしましょう。

スパニッシュ・マスティフの飼い方

スパニッシュ・マスティフはスペイン原産の犬種で、多湿な日本の気候には適していません。湿度の高い季節には、室内で飼育しましょう。

室内・屋外問わず、飼育環境には広いスペースが必要になります。庭で運動ができるように広めの敷地がある方が良いでしょう。

鳴き声が大きく響きやすいので、住宅街や都会での飼育には向いていません。自然が豊かで道路が広い飼育環境に適しています。

また超大型犬であることから、病気や高齢になり動けなくなってしまった時のことを考えると、一人または複数人で“抱えることができるかどうか”も考慮した方がいいでしょう。

その際の移動は車になるでしょうから、車を所有していないと飼うのは難しいといえます。

ドッグフードの量・回数

子犬と成犬、シニア犬では必要な栄養素やカロリーが異なるので、ライフステージに合わせて超大型犬用の総合栄養食を与えましょう。消化器官がデリケートな傾向があるので、消化しやすいフードを選択してください。

フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。 成犬になれば基本的には1日2回与えますが、可能ならば3回に分けて与えて胃捻転の予防をしてください。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく・ニラ・玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

スパニッシュ・マスティフは短く密集したダブルコートの犬種で、抜け毛が多いです。春と秋にある換毛期には通常時よりも多くの毛が抜けるので、こまめにブラッシングする必要があります。通常時には、週1~2回ほどブラッシングをしてあげましょう。

ブラッシングには主にスリッカーブラシを使用して、最後にコームやラバーブラシで毛並みを整えます。

お風呂の入れ方

スパニッシュマスティフは月1~2回を目安にお風呂に入れてあげましょう。シャンプーの頻度が高すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮膚が荒れる原因にもなります。

被毛は短めですが、身体が大きいのでシャンプーやドライには時間がかかります。一人で洗うのが大変な超大型犬は、複数人でシャンプーをするようにしましょう。 あらかじめブラッシングをしておくと、スムーズに洗うことができます。

シャンプーは屋外じゃないと難しい大きさですし、人間用のドライヤーで乾かすのは果てしない時間を要するので、超大型犬でも受け入れてくれるペット用サロンを探しておくのも視野にいれましょう。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

  1. お風呂を怖がる場合があるので、おもちゃを使うなどしてお風呂場に慣れさせてから始めましょう。
  2. 37度くらいのぬるま湯で、身体全体を濡らします。顔回りは目や耳があってデリケートなので、水を含ませたタオルなどで優しく濡らしてあげましょう。
  3. シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に皮膚まで優しく洗います。
  4. 頭→身体の順にシャンプーを流します。シャンプーが残っていると皮膚炎になる危険性があるので、しっかり流しましょう。
  5. タオルで全体的に拭いたら、犬の身体からドライヤーを30cmほど離して完全に乾かします。犬が熱がっていたら温風と冷風を交互に当てましょう。
  6. ドライが終わったら毛並みを整えてあげましょう。

スパニッシュ・マスティフの成犬のお風呂の入れ方

  1. 子犬と同様に37度くらいのぬるま湯を身体から濡らして、顔まわりは水を含ませたタオルなどで濡らします。
  2. シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に優しく洗います。
  3. 頭→身体の順にシャンプーを洗い流します。流し残しには注意してください。
  4. タオルで全体的に拭いたら、ドライヤーを犬の身体から30cmほど離して完全に乾かします。犬が熱がっていたら温風と冷風を交互に当てましょう。
  5. ドライが終わったら毛並みを整えてあげましょう。

最適な散歩時間

スパニッシュ・マスティフは、広大な地所や農場の警護犬として護衛を務めたルーツを持ちます。 そのため体力があり散歩が好きなので、毎日1時間程度の散歩に2回連れていきましょう。スタミナはありますが、牛の群れを追う仕事ではなく護衛を努めてきたので全力で走らせるような運動はあまり必要ありません。

散歩に加えて、賢い頭脳を活かすためにも飼い主と一緒に服従訓練(犬に命令や指示をして、そのとおりの動作や行動をさせ服従させること)などへ出向くといいでしょう。 基本的には穏やかで賢く聡明な性格をしていますが、、超大型犬なので力のある大人が散歩をさせた方がいいでしょう。

散歩の時間が足りないと、運動不足でストレスが溜まったり問題行動を起こす可能性があります。また、肥満になって関節を傷めるリスクが高まるので、しっかり運動させてあげましょう。

スパニッシュ・マスティフのしつけ方法

スパニッシュ・マスティフは身体が大きく力が強いので、しっかり制御できるようなしつけをしなければいけません。 大変賢く従順な犬種なので、しつけを覚えるのは得意です。信頼関係を築いて毅然とした態度でしつけをしましょう。

飼い犬が“言うことを聞かないから”と感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。 犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、根気よく繰り返し教えてください。

超大型犬は何かあってからでは遅いので、超大型犬を得意とするしつけ教室へ預けたり、プロの手を借りたりするとよいでしょう。

トイレのしつけ方

トイレのしつけは、スパニッシュ・マスティフの子犬を家に迎えたらすぐに開始しましょう。 開始時期が遅れると、勝手に排泄場所を決めてしまい矯正するのが大変になります。

1歳以上のスパニッシュ・マスティフにトイレのしつけをする場合も、子犬と同様の方法で行いますが、成犬になると子犬に比べて排泄の頻度が少ないので、時間がかかりがちです。 飼い主に忠実な性格をしているので、成犬でもしつけ自体は難しくないでしょう。

多頭飼いの場合は他の犬とトイレを共有する方法がありますが、犬のストレスになるようなら個別のトイレを用意しましょう。

  1. 身体の大きさに合ったトイレトレーをケージ内に設置します。トイレを覚えるまではケージ内に他の物を置かないようにすると良いでしょう。
  2. 起きた後や食後は排泄のタイミングです。うろうろしたり床のニオイを嗅いだりし始めたら、やさしくトイレに誘導してあげましょう。
  3. 上手にトイレができたら思いっきり褒めてあげることも大切です。トイレが済んだらケージから出してあげましょう。

無駄吠えのしつけ方法

スパニッシュ・マスティフは家族を守る防衛意識が強いので、不審な人物に対して吠えることがあります。番犬として優秀ですが、きちんとしつけができていないと、来客やチャイムの音などに反応してなんにでも過剰に吠える犬になってしまう可能性もあります。

非常に大きく響きやすい鳴き声をしているので、頻繁な無駄吠えは近隣とのトラブルに発展することも考えられます。

  1. 犬が吠えているときはその原因について探ります。原因を取り除いたり、慣れるようにトレーニングしたりすることによって無駄吠えも落ち着いていきます。
  2. 子犬のうちから他の犬や生活音などの刺激に慣れさせておくことも大切です。
  3. 無駄吠えをしたときは反応しないようにしましょう。吠えても何も起こらないと学習すれば、無駄吠えも自然と減っていきます。

噛み癖のしつけ方法

スパニッシュ・マスティフは基本的に穏やかに過ごす犬種ですが、噛み癖がついていると遊んでいるつもりでも相手にけがをさせてしまう可能性があります。力が強いので被害も大きくなってしまうかもしれません。 甘噛みが発展して噛み癖がつくことがあるので、子犬の甘噛みの段階でトレーニングを始めましょう。

歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

  1. 手などを噛まれたときに大きな声を出してしまうと、喜んでいると犬は勘違いしてしまいます。絶対に反応しないようにしましょう。
  2. 噛まれたときはおやつを握った手を鼻まで近づけ、気をそちらに向けさせます。犬が噛むのを止めたらおやつを与えて褒めてあげましょう。これを繰り返し、噛むのを止めれば良いことが起きると学習させていきます。

待てのしつけ方法

筋肉質でパワフルなスパニッシュ・マスティフを制御するために、「待て」は必ず覚えさせましょう。興奮したときも「待て」をさせて落ち着くまで待機させることができます。 「待て」は病院や散歩中など、様々な場面で役に立つのでしっかり覚えさせましょう。

  1. おやつを用意し、「待て」の合図を出してから1秒後にそれを与えます。1秒待てたら2秒、2秒待てたら3秒、という風に少しずつ間隔を長くしていきます。
  2. 10秒まで待てるようになったら、待ての合図後に一歩下がってみましょう。できたら徐々に距離を取っていきます。
  3. 同時に解除の合図を出して、食べても良いタイミングについても覚えさせるようにしましょう。

留守番のしつけ方法

犬を飼育していて留守番をさせるシチュエーションを避けることは難しいでしょう。 スパニッシュ・マスティフは古くから番犬や護衛犬として活躍してきたので、留守番は得意な犬種と言えます。 とはいえ個体差があるので、適性があるかどうか様子を見ながらトレーニングを進めていきましょう。

  1. まずは別の部屋に移動するなどして、短時間の不在から始めてみましょう。問題がなければ不在時間を徐々に長くしていきます。
  2. 留守番の前には犬が快適に過ごせる環境にしておきましょう。室温や飲み水、お気に入りのおもちゃなどを準備しておきます。
  3. 犬が寝ている間に出かけるのも一つの方法です。外出前に遊びの時間をたっぷり取ったり、食事の時間を調節したりするなどしておくと、犬もお昼寝しやすくなります。

保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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