犬に小松菜はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

犬に小松菜はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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緑黄色野菜の中でも非常に栄養価の高い小松菜は、犬が食べても大丈夫な野菜の一つです。アクが少なく、犬も食べやすい野菜なので、愛犬の健康を維持するために小松菜を与えたいと思う飼い主さんも多くいることでしょう。今回は、犬に小松菜を与えるメリットや、犬に小松菜を与えるときの注意点を紹介したいと思います。

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犬に小松菜を与えても問題ない?

ざるの上に置かれた新鮮な小松菜

NWD/shutterstock.com

小松菜はアブラナ科の一種で、江戸時代初期に東京都江戸川区小松川で栽培され始めたことから、「小松菜」と呼ばれるようになったと言われています。現在でも、主に関東を中心に栽培がされています。年間を通して出回っていますが、12月~2月が最も美味しい旬の時期です。

小松菜の成分は90%以上が水分でミネラル、ビタミンなどバランスよく含まれています。 緑黄色野菜の中でも栄養価がとても高い野菜です。

基本的に、犬に小松菜を与えても問題ありません。しかし、病気を抱えている一部の犬にとっては、小松菜に含まれる成分が有害となることもあるので、注意が必要です。

犬に小松菜を与えてもいい量

ごはんを食べている犬

LightField Studios/shutterstock.com

犬の体は人間より小さく、体内に吸収される必要摂取量も異なるため、どんなに健康に良い食べ物であっても、与え過ぎは禁物です。

特に小松菜は水分が多く、また食物繊維も含まれています。犬は野菜に含まれる食物繊維の消化があまり得意ではないので、犬に小松菜を大量に与え過ぎると消化不良を起こし、下痢や嘔吐などを起こす可能性があります。ゆえに、犬に小松菜を与える場合には「適量」を与えるようにしてください。

犬にどれくらいの量の小松菜を与えていいかは、愛犬の体重や体の大きさによっても異なります。では、犬の体重別に1日の目安量を見てみることにしましょう。

超小型犬の場合

超小型犬は、体重4kg未満の犬のことです。超小型犬を代表する犬種に、チワワやパピヨン、マルチーズ、ポメラニアンなどを挙げることができます。

例えば、体重3kgの犬に小松菜を与える場合は、1日15g~20g程度の量を与えることができるでしょう。愛犬の体重に合わせて量を減らしたり増やしたり調節してください。

小型犬の場合

小型犬とは、体重10kg以下の犬のことをいいます。代表的な犬種として、ミニチュアダックスフンドやミニチュアシュナウザー、ボストンテリア、パグなどがいます。

小型犬に与えてもいい小松菜の量は、1日30g~60g程度です。初めて愛犬に小松菜を与える場合は、この半分の量をおすすめします。

中型犬の場合

中型犬とは、体重が25kg以下の犬のことです。中型犬には、ウェルシュコーギーやボーダーコリー、ジャーマンピンシャー、日本スピッツなどがいます。

中型犬を飼っている場合は、1日70g~120g程度の量の小松菜を与えることができます。

大型犬の場合

大型犬には、体重25kg以上の犬が含まれます。例えば、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバー、ジャイアントシュナウザー、ドーベルマンなどが有名です。

体重が30kgの大型犬は1日130g~140g程度、体重が40kgの大型犬の場合は、1日170g~180g程度が目安となります。体重40kgを超える超大型犬もいるので、愛犬の体重に合わせて量を調節してください。

子犬の場合は注意が必要

子犬に小松菜を与える場合は特に注意しましょう。なぜなら、子犬は消化器官機能が未発達なので、食べた物を上手く消化することができず、下痢や嘔吐などを起こしやすいからです。

ゆえに、子犬に小松菜を与える場合は少量だけにし、消化しやすいように細かくカットするなど工夫して与えるようにしてください。

犬に小松菜を与えることで期待できる効果

フレッシュな小松菜

da_yama/shutterstock.com

小松菜には、「βカロテン」が豊富に含まれています。βカロテンは強い抗酸化作用を持つので、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力アップ、動脈硬化の抑制、がん予防の効果が期待できます。

また、小松菜には100gあたり170mgの「カルシウム」が含まれており、カルシウム含有量は野菜の中でもトップクラスです。カルシウムは、歯や骨を丈夫にしたり、神経や筋肉が円滑に働く上で欠かせない栄養素です。

さらに、小松菜は「鉄分」も豊富です。鉄分は赤血球を作る上で必要不可欠な栄養素で、全身に酸素を供給する働きをします。

犬に小松菜を与えるときの注意点

生の小松菜には、尿路結石の原因となる「シュウ酸」が微量ながら含まれています。リスクを軽減させるためにも、犬に小松菜を与えるときは、茹でるなど加熱して与えるようにしてください。また、過去に尿路結石になったことのある犬や、現在患っている犬には、症状を悪化させないためにも食べさせないようにしてください。

さらに、アブラナ科である小松菜には、「ゴイトロゲン」という成分が含まれています。この成分は、甲状腺ホルモンを作るために必要なヨウ素の吸収を阻害するので、甲状腺に大きな負担をかけてしまいます。健康な犬であればそれほど心配する必要はありませんが、甲状腺に疾患のある犬には小松菜は与えないでください。

犬によっては稀に、小松菜を食べてアレルギー反応を起こす場合があります。初めて犬に小松菜を与える場合は、少量だけ与え、アレルギー症状が出ないか様子を見るようにしてください。何らかの症状が出たら、すぐに動物病院に連絡し獣医師に相談しましょう。

チンゲン菜やほうれん草は与えても問題ない?

新鮮なほうれん草

Binh Thanh Bui/shutterstock.com

チンゲン菜やほうれん草は、犬に与えても大丈夫なのでしょうか?

チンゲン菜には、犬にとって中毒となる成分は含まれていないので、基本的には与えても大丈夫です。犬にチンゲン菜を食べさせる場合は、必ず加熱して細かく刻んでから与えるようにしましょう。また、チンゲン菜は小松菜と同じアブラナ科の野菜なので、甲状腺に問題のある犬には与えないでください。

ほうれん草には、小松菜の15倍もの「シュウ酸」が含まれています。シュウ酸を過剰摂取すると、尿路結石を引き起こす原因にもなるので、与え過ぎには注意が必要です。また、犬にほうれん草を与えるときは、生のままではなく、必ず加熱したものを与えるようにしてください。

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