猫は飼い主をどのくらい信頼している？座る位置からわかる猫の心理を解説！

猫の座る位置からわかる心理

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猫には縄張り意識が本能的に備わっています。自分のテリトリーと認識している範囲内ではリラックスして過ごしますが、範囲外では緊張感を維持し、いつでも逃げられるようにしています。またテリトリー内にいたとしても、知らない人や信頼していない人が入ってくると、警戒したり隠れたりします。

室内飼いの猫でも自分のテリトリーを持っています。家の中で自分が安心できるエリアや人を決めているのです。そのため、猫のお気に入りの場所や飼い主さんとの距離感を見れば、居心地良いと感じリラックスできているか、それとも警戒心を持っているかなどを知ることができます。

では、猫がよく座る場所を4つ取り上げたいと思います。猫の座る位置から飼い主さんをどのくらい信頼しているかがわかるでしょう。

1.飼い主さんの膝の上

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猫の中には、ソファに座ってテレビを見始めると膝の上に乗ってきたり、デスクで仕事をしている時に膝の上でジーっとしている子がいます。

このように飼い主さんの膝の上がお気に入りの猫は、飼い主さんのことが大好きです。撫でてもらいたくて膝の上に座り甘えているようです。猫が飼い主さんの膝の上で眠ったり、香箱座りをしているなら、信頼度もリラックス度もマックスといえるでしょう。

膝の上に座りたがる猫は、成猫になっても子猫のような甘えん坊タイプに多いようです。いつもくっついてきたり、かまって攻撃をしてくるので、優しく撫でてあげると喜ぶことでしょう。

2.飼い主さんのすぐ近く・手の届く場所

飼い主さんのすぐ側にいたり、体の一部をつけて座っている場合も、飼い主さんのことを仲間と認め、信頼していることを表しています。「飼い主さんの気配を感じていたい」「触られてもいい」という心理状態です。

本来、成猫は単独行動を好むので、仲間と認めていなければ、手がとどく範囲（1m以内）に入ってくることはまずありません。ゆえに、すぐに触れる位置に猫がいつもいるなら、飼い主さんと一緒にいることを心地よく感じているといえるでしょう。 特に、背中をくっつけて座ったり、横で寝転んでいるなら、何かあったら飼い主さんが守ってくれると安心しきっている状態です。また、見上げるように足元に座る場合も、飼い主さんは自分を世話してくれる人、頼れる人と見ています。

3.飼い主さんから少し離れた場所

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お互いの姿が見えているけれど、飼い主さんがすぐに触ることのできない、少し離れた位置に猫がいることがあります。この位置がお気に入りの猫は、自立心の強い大人っぽい猫です。

だからといって、飼い主さんに懐いていないわけではありません。飼い主さんのことは好きで、仲間として認めつつも、自分の空間と自由を大切にしているのです。「適度な距離感を保ちたい！」という気持ちなのかもしれません。このような猫は、精神的にきちんと成長している猫に多く見られるタイプです。

飼い主さんのことをチラチラ見る時などは声をかけてあげたり、近づいてきた時にかまってあげると喜ぶでしょう。

4.飼い主さんから見えない場所

飼い主さんとの距離を取るだけでなく、見えない位置を好んでいるなら、残念ながら飼い主さんに対する信頼度は低いようです。隠れる場所がない所で部屋の隅にいる場合も、同じように警戒やおびえの気持ちがあらわれています。

猫が何におびえているのか原因を探り、徐々に警戒心を解くように努力しましょう。元々の性格や育った環境によって、人一倍警戒心が強い猫もいます。意思を尊重しつつ辛抱強く接していると、徐々に心を開いてくれるはずです。

もちろん猫も静かな環境で落ち着きたい気分の時もありますし、お客さんや大きな音でびっくりして隠れている時もあります。姿が見えない場所に行くタイミングや頻度なども観察すると、焦らずに信頼関係を築いていけることでしょう。

高い場所にいることもある！

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野良猫が木の上や塀の上などにいることが多いように、基本的に猫は高い所にいることを好みます。なぜなら自然界では、高い所にいる方が敵に見つかりにくく、危険も早くキャッチできるからです。

ゆえに、猫が高い所にいる時は、外的から身を守れる安心感や、自分の方が優位であるという優越感を抱いているのかもしれません。特に多頭飼いしている場合、他の猫より優位に立ちたいという思いから、高い所にいる可能性があります。その場合は猫の気持ちを尊重し、そのままにしておきましょう。

猫によって性格も個性も様々です。それぞれの猫が心地よく感じる距離感を大切にしてあげるなら、信頼関係をさらに深めていくことができるに違いありません。