犬がクンクン鳴く時は何を訴えているの?考えられる理由と鳴き続ける時の対処法を紹介!

犬がクンクン鳴く時は何を訴えているの?考えられる理由と鳴き続ける時の対処法を紹介!

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「ワンワン」「キャイ~ン」「ウー」など、犬は様々な鳴き声を使い分けて自分の感情や欲求を伝えてきます。犬の鳴き声が意味することを知るなら、犬とスムーズなコミュニケーションをとることができるでしょう。この記事では、特に犬が「クンクン」鳴く時の理由について詳しく考えたいと思います。

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犬がクンクン鳴く理由

犬と女性

Africa Studio/shutterstock.com

犬がクンクン鳴く一番の理由は、「飼い主さんに対する甘え」です。弱々しい細い声だったり、少し高い音で連続したり、トーンやリズムの違いがあっても、犬がクンクンと鳴くのは飼い主に甘えている時です。

愛犬に甘えられるのは飼い主としては嬉しいことですが、要求をすべて受け入れていると、わがままになってしまったり、お留守番ができなくなってしまいます。また、鳴き声がうるさくて飼い主さん自身疲れてしまったり、近所迷惑になってしまうこともあります。

では、犬がクンクン鳴く時は何を訴えているのか、どんな気持ちなのか、まずは犬の欲求を理解できるようにしましょう。その上で、どのように甘えに応えてあげればいいのか、しつけが必要ならどうするべきか対処法も一緒にご紹介していきたいと思います。

甘えたい

甲高く、鼻にかかったような声でクンクン鳴いている時は、「ボク(わたし)を見て~!かまって~!」と訴えています。クンクンと鳴きながら、飼い主さんの目をまっすぐに見つめたり、舐めてきたり、前足で引っかいたりします。飼い主さんのことが大好きで、とにかく一緒にいて、遊んでもらったり、撫でてもらったりしたいのです。

飼い主さんが外出先から帰宅した時には、「会いたかった~帰ってきて嬉しいよ~」という気持ちを伝えるために、テンション高くクンクンと鳴きます。また、体当たりしてきたり、じゃれついたりしてくることもあります。

一時的にクンクンと鳴いているだけで、飼い主さんが「マテ」をした時に犬が指示をきちんと聞くなら、特に心配はいりません。犬が飼い主の言う事を聞くのは深い信頼と愛情で結ばれている証拠です。この場合は、甘えてくる愛犬を思いっきりかわいがってあげてください。撫でてあげたり、好きなおもちゃで遊んであげると、喜んでくれるに違いありません。

もし、クンクンと鳴く頻度が多かったり、長すぎるなら、「我慢して待たなければいけない時もある」ということがわかるようにトレーニングしてあげましょう。クンクンと鳴いている間は無視し、静かになったら褒めてあげる、という訓練を繰り返します。他にも、帰宅後すぐに遊んであげるのではなく、自分の用事を済ませてから犬と遊んであげるようにすると、主導権が飼い主さんにある事を理解して無駄吠えをしなくなります。

おねだりしている

食べ物をおねだりしている犬

dezy/shutterstock.com

飼い主さんが食事している様子をじっと見ていたり、自分のごはんを完食した後にフードボールを凝視しながらクンクンと鳴く場合は、「食べたい!」「ちょうだい!」「もっと、もっと!」と訴えています。飼い主さんに食べ物をねだっているのです。

また、入ってはいけない部屋のドアの前や、登ってはいけないソファの前でクンクンと鳴いているなら、「ボク(わたし)も入りたいよ~いいよね?」という気持ちを伝えていて、甘えてなんとか許してもらえないか試みているのでしょう。

正しい主従関係が築けていないと、犬は賢いので、甘えることによって飼い主さんを自分の思い通りにコントロールしようとします。ダメといわれていることでも、「甘えて鳴くと聞いてもらえた」という経験をすると、自分の要求を通すために、しつこくクンクン鳴くようになってしまうのです。

おねだりのためにしつこくクンクン鳴いている場合は、「鳴いてもダメなものはダメ」ということをしっかり教えてあげましょう。心を鬼にして無視してください。

飼い主さんが根負けして「仕方ないな~今日だけだよ」と折れてしまうと、「やった!鳴き続けていたら要求が通った!」と犬は学習し、その後も要求が通るまでしつこく鳴き続けるようになるかもしれません。「今日だけ」や「今回だけ」ということは犬にはわからないので、特例を設けてはいけません。

かわいいからといって犬のおねだりを聞いていると、わがままな子になってしまい、一緒に暮らすのも大変になってしまいます。おねだりには毅然と対応し、しっかりと主従関係を築くようにしましょう。

不安やストレスを感じている

隠れている犬

Aleksey Boyko/shutterstock.com

弱々しく連続でクンクン鳴き、落ち着きがなくなる時は、甘えだけではなく、不安やストレスを感じている可能性があります。

例えば、飼い主さんが出かける支度を始めたり、飼い主さんが他の部屋に行くと、不安になって後を追いかけたり、安全な場所に身を隠したりながらクンクンと鳴きます。「寂しい~ひとりじゃ怖いから側にいて~」と訴えているのです。このような行動が見られたら、不安やストレスが原因で問題行動を起こしてしまう「分離不安」になっている可能性が考えられます。

犬はもともと群れで生活するので、本能的に孤独を嫌い、信頼できる人と一緒にいる事を好むのは当然です。しかし、ペットとして飼われている犬の場合、甘やかしすぎが原因で分離不安になり、クンクン鳴き続けることがあります。

心細そうに鳴かれると、胸が締め付けられるように感じるかもしれません。しかし、「飼い主さんがいなくても怖くないこと」「出かけても帰ってくること」を理解できるように教えてあげて、不安にならないようにしてあげる方が犬のためになるということを覚えておきましょう。

甘え鳴きをしても無視し、ひとりで過ごす時間に慣れさせましょう。おとなしく待てた時などはきちんと褒めてあげるなら、犬の不安を少しずつ取り除いてあげることができます。

新しい家族が増えたり、引越しをした時など、犬の環境に大きな変化があった場合、どんな犬でも慣れるまではいつもよりも甘えたり寂しがったりします。これは、わがままでも分離不安ではなく、通常の反応です。一緒にいる時間を増やしたり、たくさんかまったりして安心させてあげてください。

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