
ジャーマンシェパードってどんな犬?特徴・性格からしつけ飼い方まで徹底解説!
ジャーマンシェパードは、訓練次第でたくさんの作業をしてくれる頭のいい犬種です。現在も警察犬、麻薬探査犬、盲導犬、救助犬として、幅広く活躍しているわんこです。 この犬種ならではの役目が「人を助けること」なんです!テレビなどで活躍している姿を思い出して、「あぁ!あのわんこか!」と思った人もいると思います。 そんなジャーマンシェパードの特徴・性格・しつけ・飼い方を徹底解説します♪

ジャーマン・シェパード・ドッグの性格
警察犬や軍用犬と聞くと、攻撃的で怖いイメージがあるかもしれません。
実際に見た目も大型でがっちりしていてとても強うそうです。
しかしちゃんと訓練されたジャーマン・シェパード・ドッグはとてもフレンドリーで魅力的な性格の持ち主です。
ジャーマン・シェパード・ドッグの主な性格をいくつかに分けて紹介します。
賢くて従順な性格
飼い主に対してとても従順で、支持を与えられると忠実に守ろうとするタイプです。
好き勝手にするよりは、役割を与えられることを好みます。
たくさんのコマンドを覚えさせていろいろな場面で従わせるようにしましょう。
子犬の時からしっかりとしつけられるとおとなしく育ち、子どもや他のペットたちとも仲良くすることができます。
自分で物事を考える洞察力があり、冷静な性格でもあります。
勇敢で辛抱強く、責任感が強い性格
任務をしっかりと遂行するとても勇敢な性格をしています。
またストレスのかかるどんな状況でも冷静さを保ち、辛抱強く自分の任務に集中します。
また与えられた命令は最後まで従おうとするとても責任感の強い性格でもあります。
警戒心が強い性格

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とても利口な犬で、見知らぬ人に対しては警戒心を持っています。
初対面の人におやつを与えられてもすぐに食べなかったり、安全と分かるまで近づきません。
冷静で落ち着きがあり、飼い主に対して忠実なので番犬にも向いている性格です。
縄張り意識もあり、飼い主と家族を守ろうとする愛情深さも備えています。
ジャーマン・シェパード・ドッグの飼いやすさ
非常に能力の高い犬種ですが、それ相応の訓練が必要なので、初めてジャーマン・シェパード・ドッグを飼う場合はそれなりの覚悟が必要です。
とても賢くて従順なので家庭犬としても人気ですが、それはしつけと訓練がしっかりとされているという前提の話です。
それらを怠るとジャーマン・シェパード・ドッグは大型で力が強く乱暴な怖い犬になってしまいます。
飼育環境をしっかりと整えて、適切なしつけや訓練を施すのであれば、非常に飼いやすい最高のパートナーとなるでしょう。
ジャーマン・シェパード・ドッグの飼い方としつけ
賢くて従順な理想的なジャーマン・シェパード・ドッグとして育てるためには、適切な飼育環境としつけが欠かせません。
くれぐれも、人を噛んでしまうような凶暴な犬にしないように気を付けましょう。
ジャーマン・シェパード・ドッグの飼育環境、飼い方やしつけ方のコツを説明します。
ジャーマン・シェパード・ドッグの飼育環境
昔は外で飼うことが主流でしたが、今では室内で飼っている飼い主さんも増えてきています。
なので、それぞれの生活スタイルに合わせた飼い方で大丈夫です。
家庭犬として飼育したいのであれば、屋内飼育で家族の側にいることによって、与えられたコマンドを達成し、信頼のできる家族の一員として育てることができます。
番犬として屋外で飼うのであれば、防衛能力や警戒心を発揮してとても優秀な番犬として育てることができるでしょう。
ただ放置するなら不安定な性格になってしまうので、支持を与えてしっかりと訓練することにより信頼関係を築くようにしましょう。
賃貸アパートなどの作りでは、ジャーマン・シェパード・ドッグの身体の大きさに合わず、ストレスを与えてしまうことになるので、一軒家がおすすめです。
走り回って運動ができるような庭があるとベストです。
散歩は30分から1時間を目安に1日に2回、朝と晩に行いましょう。
運動不足はストレスの原因になって問題行動を起こすこともありますので、適度に身体を動かしてあげるような飼い方をしましょう。
散歩だけでなく、知的な労働運動で心と体の両方に刺激を与えることが良いとされています。
ハイキングや長めの運動、ボールを使った運動、ドッグランで思いっきり遊ばせることなどもおすすめです。
寒さには比較的強い犬種ですが、夏の暑さを苦手とします。
夏場の室内は温度調整をして、湿気などにも気を付けて、快適に過ごせるようにしましょう。
ジャーマン・シェパード・ドッグのしつけ
基本的にはしつけやすい犬種とも言われているのですが、1つ気をつけなければいけないのは、しっかり上下関係を意識させることです。
知能の高い犬なので、飼い主が自分より格下だと認識してしまうと、まったく言うことを聞かなくなってしまいます。
ジャーマン・シェパード・ドッグは体が大きいので、自由奔放にさせてしまうと、成人男性が1人でも抑えが効かないくらい暴れだしてしまうこともあります。
これは、もともと持っている「危機管理能力」が優位になってしまうからです。
ですので、しつけの最初にしっかり横について歩く練習から入ります。
常に飼い主さんの横についていくという認識をまず覚えさせて、それからおすわりやお手などをしつけていくといいでしょう。
優秀な犬になるか問題行動を起こす犬になるかは飼い主のしつけ次第です。
責任感を持ってしつけること、自信がなければすでに訓練された個体を購入するか、専門のドッグトレーナーに訓練してもらうようにしましょう。