雌猫の発情期。気になる鳴き声の対策など徹底解説!

雌猫の発情期。気になる鳴き声の対策など徹底解説!

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雌猫の発情期の鳴き声って、すごくうるさいですよね。しかもかなり大きな声ですし、長く続くと、さすがにイライラしてきますよね。でも、実はきちんと対策をすることで、あのうるさい鳴き声を抑えることができるんです。そこで今回は、雌猫の発情期の対策についてお話します。うるさい発情期の鳴き声に、頭を悩ませているあなた!ぜひ参考にしてみてください。

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猫の発情期の時期とは?

雌猫は5か月から9か月で発情期を迎える

Gray kitten and red heart isolated on a white background.

Oleksandr Lytvynenko/shutterstock.com

雌猫は生後5か月から9か月で発情期を迎えます。これは猫によっても時期がだいぶ変わってきますので、一つの目安です。

飼い主さんの感覚からするとまだ子猫に見えるかも知れませんが、この月齢は人間で言えば10歳~18歳くらいになります。体重はおよそ2~3キロで、永久歯や被毛が生え変わるころです。

発情期のピークは2月から4月と6月から8月の2回

雌猫の発情期は一般的に春と秋の年に2回です。発情を引き起こすのは日照時間とされていて、したがって日照時間の長い地域と短い地域ではその時期が少し違うようです。

2月から4月頃と6月から8月頃をピークに、1月から3月と8月から10月の地域もあります。2回ではなく、2月から3月と4月から6月、10月から11月の年に3回の地域もあるとされています。

また部屋の電灯が太陽の代わりになるとされ、室内で飼っている猫と外で飼っている猫など生活環境の違いも、いつ発情期になるかに影響するとされています。

いずれにしても猫の発情期は基本的には、気温が高い季節と重なります。これは温かい季節の方が食べるものも多く快適に過ごせるのため、寒い季節よりも子猫の生存する確率が高いということが理由のようです。

発情期の雌猫の行動

猫 鳴く 成猫

Dora Zett/shutterstock.com

雌猫の発情周期はおよそ14日~21日間で、「発情前期」「発情期」「発情後期」「発情休止期」からなります。

兆候としての行動の変化はいくつかありますが、特に「あおぉーん」と耳につくようなうるさい鳴き声を、頻繁に発するようになった場合は、発情期を迎えている可能性が高くなります。

雌猫は普段と違うこの独特の鳴き声で、交尾相手である雄猫を呼び寄せようとするのです。

他にも「身体を仰向けにしてごろごろと地面にこすりつける」「雄猫に優しく接する」「興奮したり攻撃的になる」「上半身を伏せ下半身を高く持ち上げて交尾のような姿勢をとる」「妙に人懐こくなる」「食欲が無くなる」など、これらの行動が見られた場合は、発情期の可能性があります。

発情期の猫の鳴き声対策

避妊手術をしてしまうことによって、発情期はなくなります。今現在、一番良いとされている方法がこの避妊手術です。

ただし、一度、発情の経験をしてしまうと、手術をしたとしても、発情期の行動をとる場合もあります。そのため、早めに手術を受けさせた方が良いです。

手術を受けられるのは、生まれてから6か月以上経ってからなので、その点は注意が必要です。

一般的には、避妊手術を受ける期間は、初めての発情を迎える前の生後6ヶ月〜12ヶ月の間とされているので、発情期にいつなるか、その兆候には気をつける必要があります。

発情期に長い間交尾ができないことで、猫はストレスを感じてしまい、寿命が短くなると言われています。

そのため、子供を作る予定がない雌猫の場合は、早めに避妊手術を行ってあげるのが良いです。また、避妊手術を行うことで雌猫特有の乳癌や子宮癌、子宮蓄膿症などの病気にかかるリスクを減らすメリットもあります。

飼い主にとっても、うるさい発情期の鳴き声を延々と聞き続けるのは、正直辛いものがあります。なので、猫にとっても飼い主にとっても、早めに手術をさせてあげることは、良い選択になるかもしれませんね。

避妊手術の費用は病院により異なりますが、およそ2万円~3万円です。

1泊の入院が一般的で、麻酔の危険性への対処として事前の血液検査や健康診断を勧められる場合もあります。

入院時にノミ・ダニ駆除やワクチン接種を義務付けている病院もあるので、持病がある猫の場合は避妊手術が可能かどうかも含め、かかりつけの病院と相談してください。

まとめ

雌猫の発情期の対策を解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

普段穏やかな猫も発情期の時ばかりは、ものすごいうるさい鳴き声を発します。正直、この時ばかりは、あまりのうるさい鳴き声に、飼っている側も心身ともに疲れてしまうかもしれません。

春と秋の季節になる度に昼夜を問わず大音量で鳴かれては、集合住宅であれば苦情がくることもあるでしょう。

またスプレーの匂いは強烈でなかなか消えないので、家具を駄目にされたり掃除の手間に悩まされる場合もあります。

ただ、きちんと対策を行ってあげることによって、雌猫にとっても、飼い主側にとっても、良い結果につながります。ぜひ今回の内容を参考にしながら、大好きな愛猫との生活を楽しんでくださいね。

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4 名無しさん
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発情期の時の鳴き声はすごく高い感じで、耳への刺激が大きいですよね。友達の家に行った時、猫ちゃんが急にずっと鳴き始めて私が驚いていると「発情期みたいなのよね」と言っていました。あの声を毎日聞いていると大変そうですね。

3 名無しさん
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我が家の猫は5月に出産し7月~8月にかけて発情期を迎えましたが夜~早朝はかなりうるさく、眠れなかったです。

その後11月に避妊手術を受けてたら元々フレンドリーで穏やかな性格でしたが、更に穏やかになりました。

猫ちゃん本人もなんだかとっても楽そうです。

2 名無しさん
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ピークが地域によっては三回になる事もあるのを読み、飼い主さんはとても大変だろうなと想像しました。一回あたりの期間も長めなので、その間は大変なのでしょうね。

1 もちふ
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大きな声で鳴かれると、作業などに集中できないとかで自分が困るって言うのもありますが、ご近所迷惑になっているのではないかという不安も頭をよぎります。自分がイライラするなら、近所の方も同様に感じるはずなので、きちんと対策をしようと思いました。