愛犬を室内で放し飼いをするなら知るべき4つの注意点。
飼育環境の変化で犬の室内飼いが増えましたが、お家の中では愛犬の行動範囲を制限していますか?家中どこでもフリーの放し飼い状態では愛犬に悪影響を与えることもあります。今回は家の中での犬の活動スペースについて4つの注意点をご紹介します。
室内犬の放し飼いのメリット
Karramba Production/shutterstock.com
家の中の状態を把握している犬であれば放し飼いで室内を自由に行き来できる飼い方は犬のストレスを解放させるメリットがあります。
自由に行き来できるため自分のテリトリーを犬が自分で決めることもできることから自分だけの空間作りを行うことができるのもメリットでしょう。
眠る場所や遊ぶ場所、日中居る場所や夜に居る場所など犬の気持ちの良いスペースを決めることができます。
また犬は人間に忠実な生き物ですのでご主人のもとに居たいという本能も持っています。
もしゲージなどで移動範囲が狭められてしまうと主人の元に居ることができずストレスを抱える可能性もあります。
とくに家族が団らんしているときそこに行けないのは寂しいことでしょう。
それで室内でも遮断されることなく自由に家中を行き来できる飼い方にはメリットがあるといえます。
室内犬の放し飼いのデメリット
Susan Schmitz/shutterstock.com
室内での放飼いにはメリットはあるとはいえ家中どこでも行き来できる状況は権勢症候群による無駄吠えやストレスを高めることになります。
この権勢症候群とは、犬が人間よりも上だと勘違いしてしまって権力を振るうようになりわがままに行動するようになる症状の事です。
そのため、自分の都合の良くないことが生じると無駄に吠え始めたりします。
例えば散歩に行きたくなって飼い主にアピールし始めますが、飼い主が動こうとしないと過剰に吠え始めて自分の願い通りになるまで吠え続けるという症状です。
このような権勢症候群は家中どこでも行き来できるような放飼い状態の犬に生じることが多いようです。
また、室内を自由に放飼いしていたために怪我や誤飲の原因となる危険物との接触が生じることもあります。
とかく家族が多く住む中では部屋ごと、空間ごとに様々な物が置いてありますし、犬が口に入れやすい場所や物であふれているといえるでしょう。
危険物との接触は避けられないといえます。
つまり家中どこでも行き来できる状態の放し飼いは悪い点ばかりで注意点がたくさんあります。
室内犬を放し飼いにするなら“限定的な放し飼い”にしよう
Parilov/shutterstock.com
室内犬を家の中でどこでも自由に行き来してもよい環境を作り出すと、そうでない犬よりも悪影響を与えることが多くなります。
これはつまり、犬に対してある程度の活動スペースを決めてあげないと何らかの悪影響を与えてしまうことがあるということです。
かといって自由を完全に奪ってしまって、室内犬として飼育しているのに一日中ケージに閉じ込めておくのも良くありません。
当然ながら自由度が狭すぎるためにストレスになりますし、トイレも近い場所に設置されてしまうので不衛生にもなりがちです。
こういった飼育環境ではかわいそうですよね。
それで、自由過ぎず活動スペースを作り出す限定的な放し飼いをするのが理想的といえます。
これは家の中で一定の範囲内を指定して犬が自由に移動できるようにすることが理想的な飼育方法だといえるということです。
このような限定的な放し飼いを行うメリットは、犬が好む仕方で活動スペースを使い分けられるという点にあります。
ゲージの中だけでの狭い生活スペースではなくもっと犬の活動スペースが増えるなら、犬は自分で考えて行動するようになります。
考えて一日を過ごすということは脳を刺激することになり、知的好奇心や運動神経が養われていくことになります。
室内に居ながらにしてある程度の必要な運動も行えるというのは、散歩が必要でありながらもその時間が取りづらい飼い主にとってメリットとなるのではないでしょうか。
それで単にゲージの中に入れておいて家を汚されずに済ませる飼い主のエゴを通すよりも、犬にとってストレスを抱えない生活を遅らせてあげることの方が長い目で見てもメリットが大きいといえます。
犬はケージに閉じ込めておくよりもある程度の自由を利かせた飼い方のほうがストレス解消になるといえるでしょう。
室内で飼育をするために備えておいた方が良いもの
NotarYES/shutterstock.com
室内での飼育に欠かせないのはゲージです。
室内で放飼いにしないためにもまずは居場所を備えてあげるようにしましょう。
また行動範囲をある程度与えるにしても自分の帰る場所を作ってあげたほうが犬も行動パターンを作りやすいのでお勧めです。
このゲージは犬の大きさに合わせてサイズを準備してあげましょう。
子犬で飼い始めた場合でも成犬になったときの大きさに合わせてゲージを準備します。
ゲージは家族が集まる場所の付近に置いてあげると犬も家族が居るところでゆっくりできるので安心します。
またゲージの中には水をいつでも飲めるようなボウル等を用意してあげます。
トイレに関してはゲージの中でもすぐそばでも構いません。
トイレを準備し、吸収シートを敷いてあげると良いでしょう。
寒冷地ではヒーターは欠かせません。
ゲージが置いてある空間に暖房施設が備わっていればそれで十分ですがそうでない場合はゲージの近くにヒーターや暖房器具を置いてあげると寒い日でも快適にすごせるでしょう。
室内犬の場合は床材に注意を払ってあげる必要があります。
滑りやすいフローリングなどですと犬は滑りやすく足腰に負担を掛けながら歩くことになってしまいます。
それでカーペットを敷くのが犬にとっては快適な環境といえるでしょう。
とはいえカーペットは水分等の吸収性が高いため犬のよだれや排せつ物などの汚れを吸収してしまいます。
そのためカーペットはこまめに洗えるものにするのが理想的です。
しかし現実にはそうもいきませんので最初から洗えるカーペットやコルク系の床材を選ぶのが無難といえそうです。
さらに室内どこへでも行き来できるようにするなら別ですが行動範囲を指定するなら柵が必要になります。
柵は人間が行き来するため固定するわけにいきませんのでドアのように動かせるタイプのものを選びます。
もちろん市販のものから選ぶこともできますが自分で好みの形や費用で制作することもできますので、TRYしてみるのも楽しいかもしれませんね。
そしてぜひ用意してあげたいものはベッドです。
寝る場所は居心地の良いところを準備してあげたいですね。
またブラッシングするためのブラシも用意しましょう。
室内で飼育する場合の問題点は犬の抜毛です。
こまめに毎日ブラッシングしてあげないと家中に毛が舞うことになりかねません。
犬の被毛に合わせたブラシを準備して毎日コミュニケーションを図りながら楽しくブラシをかけてあげましょう。
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私も悩んでます。病院にも通ってるけど、なかなか改善せず。なんとかしてあげたいです。見ていて辛いですよね。心配になっちゃいます。
分かります。
ウチもミックス捨て犬や柴犬を私が生まれる前から代々 家には、犬がいました。
昭和の祖母達は、まだ家の中で飼う時代でなかったですが、私が当時20歳の頃から
家中で中型犬を飼っておどかれてたのを覚えてます。
その頃から、ずっと フリーです。
カードとか噛まれたくないものは、スプレーや保護剤、など色々アイテムも有ります。
留守番で、何時間も 狭い動きができないのもストレスが溜まるとおもう。
隣の犬も日中 吠えてばかりです。
しつけがある程度できた時と
成犬なれば、落ち着くのでフリーでも
いいとおもう。
室内飼いしているとついつい甘やかしがちだけど、ちゃんと躾しないとお互いによくないですね。最初トイレができたから安心しきっていたんですが、自由にさせすぎてわがままになり、お互いストレスためることが増えていましました。お互いの時に叱る時は叱らないとという気づきがありましたね。
うちも室内で放し飼いにしてます。台所は入っちゃダメと躾けてるので入りません。きちんと躾をすれば大丈夫です。テーブルに乗ったり無駄吠えもありませんよ。ケージ飼いってケージに入れっぱなしにするの?散歩とか遊ぶ時だけ出すの?ストレス溜まりそう~~~。
室内フリーでワンちゃんを飼育する感覚が分からないです。ケージを置くと部屋が狭くなるという理由や、散歩に行くのが面倒くさいという理由が多いんですよね!ホント、頭にきます。ワンちゃんの安全性と快適性を考えたら、ケージ飼いがベストに決まってます。
室内全部フリーにしていますが、権勢症候群なんて無縁ですよ。そもそも、権勢症候群も主従関係もすでに否定された学説です。無責任な発信をする前に最新の学説を勉強してください。うちはこれまでに2匹の犬を飼いましたが、どちらもフリー。無駄吠えも噛み癖も破壊クセもなにもありません。いたって温厚。どこででも行儀よく過ごせています。つまるところ、愛情のかけ方とやってほしいこととやってほしくないことの伝え方です。
台所はねー。入れちゃだめだよね。我が家でも台所は立ち入り禁止にして柵をつけてます。やっぱり衛生的に保たなくちゃ行けない場所だし、揚げ物してる時とかに入ってこられちゃうとものすごく危ないもんね。犬のためにも人間のためにもダメだね。
お友達の家にあそびに行ったら犬を室内飼いしてたんだけど、平気で台所に入って来ててドン引きだったよ。キッチンって衛生的な場所でしょ。ペットが立ち入れるのってどうなんだろう。それに揚げ物とかしてるときに入ってきたら危なくない?室内で飼育するなら線引きが必要だよね。
ちょっとした工夫をしてあげるだけで、ワンちゃんが快適に暮らすことができるようになるということが今回、大きな学びとなりました。読んでいると、今までの自分の行動についてハッとさせられる点がいくつもあって、衝撃の連続でした。
うちも基本は室内放し飼いですが、寝室とキッチンだけは立ち入り禁止にしています。一度入れてしまうと際限なくなるし、けじめが必要だと思って。寝室は夫婦がリラックスする場所だし、キッチンは衛生的にしたいので。キッチンまで入ってる犬を見るとどうなのかな~と思いますね。
確かに、キッチンとかは危ないですよね。揚げ物してる時とかは特に。でも、離れたくない〜って鳴くんです…って多分食べ物目当てでしょうけど。でも、部屋の中とはいえ気をつけたないといけないなと改めて考えさせられました。
室内で飼うからこそ、線引きはきちんとしなくちゃなんですね。昔は庭先で犬小屋に繋いでいたんだろうけど、室内には危ないものもいっぱいあるから、きちんと管理できないなら室内飼いはしちゃだめですね。犬はそれが危険かなんか判断できないんだから。
犬の室内飼いに制限がないと、そのスペースすべてを自分の縄張りと勘違いして無駄吠えを増やす原因になってしまうんですね。しつけの面でもこれは参考になりました。ありがとうございます。
うちも室内で放し飼いにしていますが台所には入らないようにさせています。あとトイレと。犬がトイレの水を飲むって話を聞いてからは絶対立ち入り禁止です。トイレの水を飲まれたら雑菌も心配だし、その口で舐められたらと思うとぞっとしてしまうので。
2と3は同じ感じなきがしましたが。人にとっては安全でも犬にとっては高さが違うのでアブなかったりすることありますよね。自分でも気づかないことが多いので注意しようと思いました。
うちも放し飼いにしていますが、私の手芸道具が溢れている部屋だけは立ち入り禁止にしています。針が落ちている可能性もあるし、いろいろ細かいものがあるので犬には危険が多いので。やっぱり放し飼いとは言え、入っていい場所、ダメな場所っていうのは明確にしないと、犬にとっても良くないですね。
家の中すべてを放し飼いにして歩き回れる環境にしてしまうと愛犬に自分のテリトリーについて勘違いさせてしまう可能性があるんですね。確かに我が家はそうしていたので、インターホンが鳴って来客が来ると、しばらく鳴きやみませんでした。原因はこれにあったかもしれませんね。ストレスにならない程度に、犬の放し飼いのスペースを限定しておきたいと思いました。
室内犬でも放し飼いには注意が必要だなと私も思っていました。人間にとっては安全なところでも、犬にとっては危険が潜んでいて、人間とでは目線が全然違うのでわからなかったこともこの記事を通して確かにそうだな、と思わされました。犬の為にも部屋内を安全なところにしてあげたいと思いました。
内の家の前のお宅は犬を部屋の中で放し飼いにしていますが、私が自分の家のガレージに自転車を止めている姿を見るだけで吠えてきます。完全に自分のテリトリーに侵入して着てると思ってるんでしょうね、しかも飼い主はそれを全く注意することもなく非常に迷惑なんです。放し飼いにするにしても、しっかりと躾はしてもらいたいものです。
放し飼いにも気をつけなければいけない点がたくさんありますね〜。かといって、ケージに閉じ込めっぱなしもかわいそうだし…難しいですね。でも、大切なのは飼い主が危険なものを置かないことや、よくしつけをする必要があると言うことがよく分かりました!!