
マンクスってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!
マンクスはグレートブリテン島とアイルランドに挟まれた「マン島」原産の尻尾のないちょっと珍しい猫です。 しっぽがないことから人々の想像をあれこれ掻きたて、伝説をいろいろもっています。ではそんなマンクスとはどんな猫なのか、性格や特徴、飼い方やしつけ方を見てみましょう。

マンクスの飼育環境と飼い方のコツ
ねずみ捕り名人な活発で飼い主に忠実なマンクス。
飼い方としつけのコツをご紹介します。
マンクスの飼育環境

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マンクスは後ろ足が長いので走るのが速く、ネズミハンターとして大変優秀です。
ですからマンクスの飼い方として、じゅうぶんに運動ができる環境を整えてあげましょう。
後ろ足が強いので走ることも早いですし、高いところに登るのも得意です。
木登りが大好きです。
室内飼いするならキャットタワーやロープなど用意してあげるといいでしょう。
また、マンクスは賢いです。
人のすることもよく見ていますので、ドアや棚の扉も開けてしまうことも。
網戸を開けて脱走してしまったマンクスもいるそうです。
きちんとしつければ、飼い主に忠実なマンクスは飼い主が困る行動を避けますが、心配な時はロックしておくと良いでしょう。
賢いので、犬のように遊び方を覚えます。
猫じゃらしやおもちゃを持って飼い主のところまで来たりします。
おもちゃを投げてとってこさせるような、一緒にできる遊びもしてみてください。
飼い主が大好きなので喜びますよ。
マンクスのしつけのコツ

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マンクスは賢くて飼い主に従順で、飼い主が困る行動は避けるので、しつけもしやすいでしょう。
マンクスの飼い方で気をつけたいのは、マンクスの性格上、自立心が強いこととハンティング能力が高いことから、外に出てしまうとそのまま家に帰らず遠くへ行ってしまう傾向があります。
ですから病院に行くなど、外出する際は注意が必要です。
ケージにいれてから外へ出る、などがいいですね。
ランピー(しっぽが全くないタイプ)はしっぽの付け根あたりがとても敏感で、触られるのが嫌いです。
手が触れるとびっくりしてしまうので、気をつけてあげましょう。
マンクスの毛色・被毛

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被毛は短毛種のダブルコートです。
トップはツヤのある被毛です。
被毛の色は、ブラック、レッド、ブルーなどあらゆる色があります。
パターンも様々で、ソリッド、タビー、シェード、スモーク、バイカラーなどでどのようなものでも認められています。
マンクスの健康管理やお手入れについて知っておきたいこと

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マンクスは遺伝的にかかりやすい問題があります。
好発疾患について知識は大切です。
猫には病気を隠す習性があるので、気をつけていないと知らないうちに悪化していることがあります。
日々の体調管理や定期検診を行なって、元気に長生きしてもらいたいですね。
マンクスの健康管理方法
気を付けたい病気として、マンクス症候群(マンクスシンドローム)があります。
遺伝性のもので、脊柱や椎間板に障害を持つ子猫が生まれる可能性があります。
膀胱や直腸にも異常が現れ、最悪死に至ります。
ランピー(まったくしっぽがない)に多く、生後4ヶ月頃から症状がでるそうです。
両親がランピー同士だと、子どもが死産流産の可能性がとってもたかくなり、せっかく産まれてもマンクス症候群をもっていることが多いので、ランピー同士の交配は禁忌とされています。
胴体としっぽが短く、腰の骨の腰椎が変形を起こすと排便する力が弱くなり、便秘になります。
トイレで排泄しようしているのに出ていない、などの様子がないか日々気を配りたいですね。
マンクスに必要なお手入れ

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1日1回、ブラッシングやコーミングをして、抜け毛をきれいにしてあげましょう。
ダブルコートとはいえ短毛なので、そこまで神経質にやらなくても大丈夫ですよ。
時々、蒸しタオルで拭いて体をきれいにしてあげてください。
お手入れ時、しっぽの付け根あたりを触る時は十分気をつけてください。