色別にわかる猫の特徴。瞳の色を写真と動画で解説!

色別にわかる猫の特徴。瞳の色を写真と動画で解説!

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猫の瞳の色は、グリーン、ヘーゼル、アンバー、カッパーなどと表現されます。なぜこのような色の違いが現れるのか、についてまとめました。また子猫のときに現れるキトンブルーという瞳の特徴や、左右で違う瞳の色をもつ猫、瞳の色の変化からわかる病気の兆候なども解説します。

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特殊な瞳の色

先に挙げた代表的な目の色をしたグリーン・アクア、ヘーゼル、アンバー、カッパーのほかにも猫には色々な色を持っているものがいます。

とはいえ単色での目をした猫というわけではなく二つの目の中でも色合いが変わってくるという意味合いで、他にも色の違う猫がいると見分けることができます。

また猫の一生の中でも目の色が変わってくることもご存じでしたでしょうか。

ここではその色の違いについても分野分けして説明しています。

キトンブルー

キトンブルー

Lapina/shutterstock.com

子猫は、生後6週間くらいまで虹彩のメラニンが作られないので、みな青い瞳になるという特徴があります。

この瞳の色をキトンブルーと言います。

その後、三週間から半年くらいで瞳の色が変わりはじめ、生後八か月にもなると父・母猫の遺伝により洋猫は薄い青や緑、和猫は黄色や茶色といった特徴ある本来の色になります。

こうした変化は猫好きでもないとあまり気が付かない為こうした情報は意外と驚かれるかもしれません。

実際に子猫を見かけたときには目の色を確認して見てください。

青い色の目をしていると思いますよ。

オッドアイ

猫 オッドアイ

seregraff/stock.adobe.com

左右で色が違う瞳をオッドアイと言います。

オッドアイは猫に限らず起こるヘテロクロミズム(虹彩異色症)によるもので、虹彩の色を決定するメラニン生成が、いっぽうで抑制されることで起こります。

白い毛になる遺伝子とメラニン抑制が関連するので、ターキッシュアンゴラなどの白猫でよく顕れる特徴です。

青色の瞳の耳に聴覚障害が起こりやすい特徴があります。

またオッドアイの猫は神秘的な外見や縁起が良いとされることなどから、人為的に選抜される習俗もあります。

猫にとっては禍なのか、福なのかわかりませんね。

ブルーとアンバーの組み合わせが多いのですが、まれにブルー・グリーンがあります。

勘違いしがちですがオッドアイは単色での色の違いになります。

それぞれの目の色は単色になっていますので、もし目の中の色も二色になっているようですとまた違う目の名称になってきます。

オッドアイは珍しいとはいえ時折見かけることのできる目です。

そのため猫種の金銭的価値に影響はそれほどでないようです。

猫のブリーダーにとってはオッドアイの猫はあまり意味がないといえそうですが、飼い猫にとっては他の猫と大きく異ならせる部分となりますので価値は高まりますよね。

ダイクロイックアイ

ダイクロイックアイをもつサビ柄の猫

stock.adobe.com

瞳に部分的な虹彩異色症が起こると、瞳が部分的に違う色になることがあります。

中心型虹彩異色症と扇形虹彩異色症の二種類があるとされています。

中心型虹彩異色症は瞳の周りの色合いが中心部の色合いと変わっていることで起きるダイクロイックアイです。

この色の変化は猫種の交配の際に失敗したときに良く起きる現象のようです。

扇形虹彩異色症は中心部との色合いの違いというよりも一部分の色合いが目の中の他の色合いと違うときに生じるダイクロイックアイです。

例えば緑色と青色の二色に分かれている場合は遺伝子が虹彩の一部に異色症が働いたということになります。

そしてこれらははっきり部分的に色が分かれていることが見て取れる現象です。

色の違いですが目の色はメラニン色素の量によって決まってくるため目の部分でその色素の量の違いによって変わってくるようです。

例えば部分的にメラニン色素の量が少なかった場合はそこだけ青色になりますし、逆に多かった場合はカッパーになります。

そしてメラニン色素が多くもなく少なくもない場合はヘーゼルになるようです。

目の中でも部分的にメラニン色素の量が変わってくるとこれほどの色の違いが生じてしまうんですね。

とはいえ二つの色に分かれて見えるため初めてその目を見た人は驚かれるかもしれませんね。

それも当然でこれは大変珍しい猫の目です。

奇跡ともいえる目ですので見かけることができたらそれは奇跡でしょう。

それに奇跡で起きた猫の目は希少価値が高いため高値で取引されることもあるようです。

一概には言えませんが本来の猫の市場価値よりも二倍以上の値が付いたこともあるようです。

同じ猫種なのに目の色がダイクロイックアイになっているだけでこんなにも違ってしまうものなのですね。

これはメラニン生成細胞が部分的抑制を受けることで生じる、珍しい瞳の状態です。

それでダイクロイックアイは生まれつきの先天的なので、後天的に現れる事は滅多にありません。

そのためもともと目の色が一色だった猫がダイクロイックアイになっているのを見たならそれは異常現象ですので何らかの病状にかかった可能性が高くなります。

急いで獣医に診てもらう手配をしたほうがよさそうです。

赤い目のアルビノ

もっと珍しい瞳ではレッドで、メラニン色素を殆ど含まず眼球奥の血管が浮き出て赤く見える瞳があります。

この現象は先天性色素欠乏症と診断されています。

そのため猫の見た目も純白の白をしていることが特徴となっています。

もし愛猫の目がアルビノかもしれないと思っても体の色が真っ白でなければそれはアルビノではないでしょう。

お肌もピンクがやや入っている白色になっています。

この点も特徴的でしょう。

これらはすべてメラニン色素を持っていない為におこる現象です。

目の部分も色素を持たない為本来の目の色は青色です。

しかし透明の目の奥にある血管の赤色が表面にあらわれてくるといえるでしょう。

これはウサギの赤目と同じメカニズムのようです。

血管の色が目の色に反映されるのは面白い現象ですよね。

このアルビノの目をした猫は紫外線の影響を受けやすい特徴を持っています。

メラニン色素は紫外線の影響から体を守ってくれる働きをしていますがアルビノの目は直接紫外線が浸透して体に入ってきてしまいます。

ですからアルビノの目をした猫を飼育するときには十分注意する必要があります。

室外で飼育することは難しいでしょう。

室内で飼育するときでも日光が入ってくる場所では長時間居させないように注意します。

もし注意を怠ると皮膚がんにかかってしまう危険があります。

直射で日光を浴びてしまうことがないよういつも見守ってあげるようにしましょう。

またアルビノは視力にも影響を与えるようでこの目をした猫は視界がとても悪いようです。

ですから日常生活で支障がでないよう生活しやすい環境作りをしてあげることが快適に過ごせるカギになります。

希少価値が高い猫種ですので大切に飼ってあげたいですね。

値段そのものにはそれほど影響を与えることはないようですが飼い猫にとっては目の色が透き通った美しい色をしていますので大切にしていきたい猫になるにちがいありません。

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20 名無しさん
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ウチには3匹オッドアイがいますが、みんな目の色が違います。ブルー&グリーン、ブルー&ヘーゼル。そして、ヘーゼル&ブルー・ヘーゼルのダイクロイックアイ。片目が半分からくっきり違う、扇型のダイクロイックアイです。ダイクロイックアイは近くで見ると、さらに不思議ですよ。

19 名無しさん
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愛猫の目の色が少し変わっていたので

色々と検索しこのページにたどり着きました。

他のサイト(複数)ではヘーゼルは

内側がグリーン、外側がブラウンと

なっていますがこちらのサイトは

内側がブラウン、外側がグリーンと

なっています。

どちらが正しいのでしょうか。

愛猫は恐らくヘーゼルなので

どちらが正しいのか知りたいです。

18 ごくごく
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目の色にちゃんとした名前が付いててびっくりです。茶色とか青とかっていう言い方ではなく、ヘーゼルとかグリーンアクアとか呼ぶんですね。おしゃれな名前で、そんな風に目の色を呼べるようになってみたいにゃ。

17 マックシェイク
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子猫のキトンブルーの瞳は可愛いですよね。初めて子猫を拾って飼った時には瞳の色が変化して驚いたけど、子猫なら当たり前のことなんですよね。今、うちの猫の瞳は綺麗なアンバーですね。兄弟でも父方母方で遺伝が分かれたのかもう一人の子はヘーゼルです。

16 讃岐饂飩
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うちの猫の目はカッパーですね。白猫なんですけど、神秘的な目の色だなと思っています。どの色でも素敵だけど、やっぱり見慣れているカッパーが一番かわいく思えるかな~?これはきっと緑の子を飼ってたら緑が一番!って思うんだろうけどw

15 宇宙人
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せっかくなのに、画像がないーー!画像がないと、具体的なイメージがしにくいので画像を追加してほしいです。特にダイクロイックアイとか画像でみたいよね。右下、まで記載されてるってことは画像が用意されてたと思うんだけどなぁ。

14 バリエーション
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猫の視力が0.3位しかないんですね。私も同じくらいの視力で、メガネがないと全てがぼやけてしまって、人の顔も認識できません。色が分かる程度です。こんな感じを猫も見ているのかと考えると、すごいですね。メガネとかなくて大丈夫なのかな。

13 名無しさん
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目の色で性格も変わってくるのかな?不思議〜!まぁ、確かに遺伝の関係もあるから多少は関係してるのかもね。おもしろいです。

12 れんた
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カラーチャートの画像もないし、画像がないからちょっとイメージがわかないなぁ……中途半端な記事になっちゃってますよね。何度か更新ボタンを押しても表示されないし、こっちの問題じゃないよね??とっても残念ですね。

11 エイミー
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せっかくいい記事なのに、写真がなさすぎてどんなものなのか想像しにくいよー!写真はどこに行っちゃったの?写真なしにするか、きちんと写真を揃えてから公開するべきなのでは?それにしても猫の目の色って色々あるんですねぇ。

10 ヤサイ
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アイカラーチャートの写真が見たかったよ〜!!

9 名無しさん
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目って大切ですよね。それによって健康状態もわかるんですね。病気になったら、すぐに目にも影響がでてくるものもあるので気を付けていようとも思います。それにしても色々な目の色があってきれいですね。写真もいっぱい載せてほしいです。

8 ひとみちゃん
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えっと瞳の色を写真付きで開設!ってなってるのに画像がオッドアイだけってどうなってるんですか~?残念すぎるでしょーいろんな色の猫ちゃんが見たかったのに、これはないですよ。みんな画像のあるオッドアイのことばかり言ってるじゃないですかーああーもう残念!

7
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猫のオッドアイは画像でしか見た事がなく、実際にお目に掛かった経験はありません。一度見たら忘れられない、非常に印象に残る瞳ですね。オッドアイは猫に限らず起こると書かれていたのですが、犬でも起こり得るということですか?犬のオッドアイは見たことないような感じがしますが、私の身近に居ないだけかもしれませんね。

6 名無しさん
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猫の瞳のカラーでも性格が違ってくるというのはとても興味深いですね。遺伝によるものなので確かにそういった違いは出てきてもおかしくないと思います。それにしてもあれだけパチッとした瞳なのでさぞかし視力もいいのかと思っていたらそうでもないんですね。近視ですね。

5 名無しさん
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猫って動かない人とかには気付かない だから近付いて来たた時 急に動かれるとビックリしますしボヤけてるとこまで来てたらかなり驚きますね ただ分かってたら驚かない 猫は走るとき回りは見ないから車に轢かれるといいますが実は見えてます ただはっきりとは見えない&目の前が少し見辛い?から高速で移動する景色をしっかり見て障害物等に早く気付こうと集中してるから横の変化に気付くのが遅れます(障害物に気付くのが遅れたら激突か転けるから) だから音を頼りにしますが目の前の事に集中し過ぎて気付かない事も 猫に餌を音無しに投げ与えると見当違いの場所を探してたりしますがこれも見えてないから 見つけるのは匂いですね

4 名無しさん
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えーーーー写真付きが、写真ついてない。。なんでやろ。。見つけられんかったのかな。全種類見て見たかった。悲しい

3 名無しさん
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猫の目の色は豊富にあるんですね。前ブルーアイズの猫は病気を持っていることが多いとありました。きれいで神秘的ですが、そういった問題を抱えるのは可愛そうだと思ってしまいます。

2 棒アイス
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猫が視力が低いのは意外でした。街中で猫を見かけると、遠くの景色をずっと眺めている事が多いような感じがするので、遠くが見えるほどの高い視力の持ち主だと思っていました。色の名前だけを聞いても、どんな色なのか全く想像がつきません。動画などで詳しく見てみたいです。

1 名無しさん
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色んな眼の色の猫がいるのは知ってますが、イメージ画像が殆どないのが残念ですね。色別で猫の特徴があるっていうのもちょっと驚きです。オッドアイの仕組みは知らなかったのですが、虹彩異色症っていうんですね。猫からしたら自分の目の色なんて見えないんだから、オッドアイだからって選別されるのはたまったもんじゃないですよね。