白猫の特徴や性格、飼う時の注意点とは?代表的な白猫の種類3選もご紹介!

白猫の特徴や性格、飼う時の注意点とは?代表的な白猫の種類3選もご紹介!

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真っ白な被毛を持つ白猫は「白い宝石」「神に愛された猫」などと呼ばれ、昔から国宝として扱われたり崇められたりと世界中で大事にされてきました。そこで今回は、そんな白猫の特徴や性格、飼育上の注意点、また白猫として人気のある種類をご紹介します。

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白猫の特徴

白猫

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真っ白な被毛を持つ白猫は「白い宝石」「神に愛された猫」などと呼ばれ、昔から国宝として扱われたり崇められたりと世界中で大事にされてきました。ここでは、美しい白猫の特徴的な点を3つご紹介します。

真っ白の被毛

頭の先から尻尾までを覆っている真っ白の被毛が、白猫の最大の特徴です。一般的に「白猫」と呼ばれるには、全身の大半が白い毛で覆われていることが条件となります。毛先がグレーやクリームがかっているのは白猫とは呼びません。

人は白色に対して「純真無垢、清廉潔白・正義・世間離れ」など、ポジティブなイメージを持ちます。白猫からも同じく良い印象を受けるので、昔から人々は白猫に魅了されてきました。

白い被毛の秘密は「白色遺伝子」「白斑遺伝子」という2種類の遺伝子です。簡単に説明すると「白色遺伝子」は、あらゆる毛色の遺伝子より強く他の色素を消せるので、この遺伝子を受け継いだ猫は必ず白猫になります。

一方「白斑遺伝子」は白い被毛を作り出す遺伝子です。この遺伝子を持つ猫は、真っ白い白猫になる場合もありますし、白い模様を持つ猫にもなります。

特例として、いわゆる「アルビノ」と呼ばれる「先天性白皮膚症」や「先天性色素欠乏症」の場合も、全身真っ白の猫になります。アルビノの場合は、必ず目が赤くなるので、遺伝子による白猫との違いに気づくでしょう。

このように白猫とは、猫の種類のことではなく、受け継いだ遺伝子によって作り出される被毛の色で分類している呼び名です。つまり異なる種類の猫でも、カラーにおいては同じカテゴリーに入る場合があります。

さらに、同じ白い被毛でも、スタイルや顔形が違うと異なる魅力が出るのが面白い点です。

キトゥンキャップ

生まれた時から全身真っ白の子もいますが、頭頂部に「キトゥンキャップ」と呼ばれる模様が見られる子猫もいます。キトゥンキャップは白猫にしか見られない模様で、本来なら「白色遺伝子」の影響で消えるはず色素が、まだ消え切らずに出現してしまった状態です。

ただしこれは一時的なもので、1歳を目安に徐々に模様は消えていき、成猫になると白一色になります。

目の色が薄い

白猫はメラニン色素が少ないので、瞳の色がブルーになることが多いです。ブルー以外にも、薄いイエローやグリーンイエローになることもあります。

また、左右の目の色が違う「オッドアイ」になる確率は猫全体だと1%ですが、白猫の場合は25%と他の毛色の猫に比べてかなり高いです。

このようなブルーアイやオッドアイなどの薄い目の色は、白猫の特異性や神秘性をさらに増す要素です。白の被毛はもちろんのことながら、目の色に魅力を感じて白猫を飼いたい方も少なくないはずです。

白猫の性格

白猫

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個体や猫の種類によって性格は異なりますが、白猫という共通点で考えた時に挙げられる3つの性格をご紹介します。

警戒心が強い

自然界は、木々の緑や土の茶色、岩山の黒や灰色、空や海の青などのカラーでできているので、白色はとにかく目立ちます。白はどの色と合わせても浮き上がってくっきりと見えてしまうのです。

野生の猫にとって、目立つことは決してよいことではありません。自分よりも強い動物に見つかって命を落とす可能性が高くなるからです。猫は、自然界の中では決して強い方ではないので、音を立てずに歩いたり鳴き声も滅多に出さずに暮らしています。

狭いところや暗がりに身を隠すのが上手なのも、生き延びる術として本能的に備わっています。また、狩りをするにも茂みに身を隠して待ち伏せしたり気付かれないようにそっと近づいたりしますが、白いと目立ってしまうので、白猫には普通の猫以上の注意とテクニックが必要になります。

このように、猫にとって目立つことは命の危険と直結します。嫌でも目立ってしまう白猫は、そのデメリットをカバーするために警戒心が一般的な猫よりかなり強いです。

自分がターゲットになりやすいことを十分認識しているので、敵に襲われないように常に気を張っています。物音にも敏感ですし、周囲の動きをよく観察して注意深く行動します。

飼い猫であっても、繊細で人見知りをする白猫が多いです。初めての人には絶対に身体を触らせませんし、飼い主さんであっても一定の距離感を保ちたがります。

気が強い

目立つリスクを抱えて生きているので、警戒心だけでなく、気も強いです。「攻撃は最大の防御」とでもいうように、どうせ隠れられないのなら、やられる前にやってしまおうという考え方なのでしょう。

自分の縄張りに入ってきたものには、容赦無く怒りをぶつけます。人に対してもそれは同じで、見知らぬ人には敵意をむき出しにすることも珍しくありません。

独占欲が強い

自衛意識が強い白猫だけに、安心できる場所や物、そして信頼できる人に対する独占欲が強いです。縄張りをシェアすることができないので、多頭飼育や他の動物との共存は難しいでしょう。無理やり一緒にしても、相手を威嚇したり喧嘩を仕掛けたりする可能性があります。

また、他の動物を可愛がっていると、ヤキモチを焼いて怒り出してしまいます。めったに心を開かない白猫だけに、相手にも同じような感覚を求めるのでしょう。

飼い主さんに対する独占欲も強く、忠誠心や真剣な愛情を求めてきます。その点から考えても、多頭飼育は難しいのです。

こうしてみると面倒な猫に思えるかもしれませんが「自分だけに甘えてくる姿がたまらなく可愛い」という飼い主さんも多いようです。

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