色別にわかる猫の特徴。瞳の色を写真と動画で解説!

色別にわかる猫の特徴。瞳の色を写真と動画で解説!

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猫の瞳の色は、グリーン、ヘーゼル、アンバー、カッパーなどと表現されます。なぜこのような色の違いが現れるのか、についてまとめました。また子猫のときに現れるキトンブルーという瞳の特徴や、左右で違う瞳の色をもつ猫、瞳の色の変化からわかる病気の兆候なども解説します。

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瞳の色の変化は病気のサイン

黒猫の赤い瞳

stock.adobe.com

猫の瞳の色が急に変わったら、動物病院で診て貰いましょう。

色の変化はよく見ていないと気付かないものです。

赤く変化していたり、白色や緑色、黄色また黒色になっているならそれぞれの症状の病状がありますので病院での診断に合わせた治療を施すようにしていきましょう。

早期発見によって重症化を防ぐことができるでしょう。

赤くなったとき

猫の瞳が急にオレンジ色や赤色に変わったら、角膜炎や結膜炎を疑うと良いでしょう。

それは結膜が充血してしまったためにおこる症状です。

目の白い部分が赤くなっていたりまぶたの裏側が赤くなっているなら結膜炎を患ったのかもしれません。

この症状が起こる原因はウイルスがわるさをしていることが考えられています。

また風邪をひいてしまってそれが影響して結膜炎になってしまうこともあるようです。

さらに角膜に傷がついてしまったために炎症をおこすこともあります。

傷がつくときは何らかの行動が関係しているわけですが大抵は猫同士のけんかで生じることが多いようです。

また場合によっては目の中に泥などの異物が混入してしまい猫が手で擦った際に傷つけてしまうこともあるようです。

いずれにしても傷がついた部分にウイルスが入り込み炎症を起こしてしまうと結膜炎になってしまいます。

こうなってしまうと獣医に診てもらうのが一番良いでしょう。

判断によって違いますが大抵は専用の目薬を処方してくれますのでそれをしばらく投与していくことになります。

また症状を理解できない猫は自分で目をこすってしまいがちです。

その場合は手が目に届かないよう首にエリザベスカラーを取り付けて目に触れられないようにしてあげます。

時期症状は和らいでいくでしょう。

また角膜に傷がつく場合でも目が赤くなってしまいます。

角膜が傷つくと光が当たると痛みを感じます。

そのため猫がいつもよりも目を開けていなかったり痛がっている様子が顕著な時は角膜炎を疑うと良いでしょう。

猫は痛みの原因はわかりませんので痛みに対処するために床に目を擦りつけようとしているかも知れません。

とにかく目が痛いのが角膜炎の特徴です。

とにかくこうなってしまったら急いで獣医に診てもらうようにしましょう。

もしかすると異物が混入している可能性がありますが、それは取り除かなければいけません。

さらなる治療で目薬が投与されることになるでしょう。

角膜炎はヘルペスウイルスによる感染症も考えられます。

こうなってしまうとワクチン接種になります。

そうならない為にも定期的な予防接種は欠かせないといえるでしょう。

さらに目が赤いときは緑内障や脈絡膜炎、またブドウ膜炎などの炎症の兆候ともいえます。

これらは素人には判断が難しいためきちんと獣医に診察してもらって正しい治療を施してもらうようにしましょう。

飼い主に出来ることは目ヤニを取ってあげることや出血していればガーゼを当ててあげるといったことでしょう。

またエリザベスカラーは応急的に症状を悪化させないために役立ちますので常備しておくとよいでしょう。

白くなったとき

Tabby cat with cataracts in the eye on a gray background.

Evdoha_spb/shutterstock.com

目の中が白くなっていることに気づいたら白内障を疑いましょう。

白内障は人間でもなる病気ですが水晶体が白く濁ってしまう症状で、目の奥が白く濁っていく病気ですので視力が落ちていってしまいます。

しかも少しずつ進行していく病気のため目に見える症状が出てしまったときにはかなり進行している段階といえます。

白内障は人間と同じで高齢になると出てくる症状です。

白内障と共に、目が白くなる時は角膜炎になっている可能性もあります。

角膜は目の表面部分の膜ですのでこの部分が白くなってくると当然視力が奪われていくことになります。

これらの症状は目に傷を作ったり圧迫されたりして外傷を受けるとそこにウイルスが感染してしまい白くなっていくことが考えられます。

こうなってしまうと猫は視界にいつも虫がうろつきまわっているような錯覚に陥ります。

猫はそのようには考えませんので虫が飛んでいると勘違いしてしまいいつも架空の虫を追いかけるようになります。

この行為が頻繁に見られるようになったら目の色をよく見てあげるようにしましょう。

白くなっていれば白内障か角膜炎を疑います。

角膜炎は目薬で対処することになりますが猫本来の免疫でウイルスと戦うことができますので保護目的の目薬でも十分対処していくことができます。

よほど免疫が下がった猫でない限りは失明は防げるでしょう。

しかし目全体に白い部分が広がってしまっていたり猫が弱ってしまっていたりした場合には手術が行われることもあります。

角膜を移植することも行う獣医もいるようです。

白内障も目薬が一般的な治療法です。

目薬を投与すると白内障の進行を遅らせることができます。

老齢になっている猫で手術までは考えていない場合は目薬は有効でしょう。

しかし若くして白内障にかかってしまったりどうしても治してあげたい場合には水晶体を取り除く手術が行われます。

その場合は人工的に作られた水晶体を入れることになるでしょう。

いずれの場合でも白内障は目薬での対処となっていきますが完全に完治するまでには時間がかかります。

飼い猫の根気が必要になってくるでしょう。

愛猫ですので辛抱しながら毎日目薬を投与してあげるようにしましょう。

緑になったとき

目の色が緑色になっていることに気が付いたならそれは緑内障の可能性があります。

緑内障は目の中に中にある眼房水が多くなってしまい通常よりも眼圧が高まってしまう状態の事で網膜に良くありません。

そのため失明してしまう危険すら生じる症状です。

もし愛猫の目がいつもよりも大きく見えたり充血していたり、目を痛がる様子を見せているようなら目の色をしっかり見てあげるようにしましょう。

とはいえ緑内障は高齢の猫に見られる症状ですのでまだ若い猫であれば別の原因を考慮する必要があります。

緑内障はブドウ膜炎による眼疾患によって発症することが多いようです。

それで突然発症する病気というよりも積もり積もって症状が現れることになります。

この症状が出るときは眼房水が流出しずらくなっていることが原因ですので眼房水を抜く必要が出てきます。

これは手術によって行われますが細い注射針を目に直接刺し込んで水を抜きます。

そうすることで眼圧を下げ、痛みを和らげてあげます。

しかし根本的な治療にはならない為定期的な治療が必要になりますが、引き続き目薬による眼圧を下げていくことになります。

黄色くなったとき

目の白い部分が黄色に見えるときは黄疸の症状が考えられます。

黄疸は血液中のビリルビンという物質の濃度が高くなってしまい粘膜に過剰に付着してしまい目の白い部分にもその症状が出てしまうことがあります。

ですから目の部分で黄色くなっていることを見つけた場合は全身に黄疸の症状が出ていると見ることができるでしょう。

こうなっているときは肝硬変や肝炎、肝臓内の腫瘍の発生や細菌が入り込んだなどといったことが考えられます。

また膵臓や腸の部分に炎症を起こしていることも考えられます。

これらがかなり重篤の状態ですので緊急に病院に連れていくことが必要になります。

急ぎ獣医に診てもらい治療を施してもらうようにしましょう。

また猫の場合は玉ねぎを食べたことによる溶血性貧血になっていることも考えられます。

それでも素人には原因は突き止めにくいのでまずは病院に連れていくのが先決になります。

黒くなった時

暗褐色に変わると赤血球が固まっている兆候で、ケガなら治療が容易ですがウイルス感染が背景因子である可能性もあります。

また重症の可能性として悪性黒色腫になっていることも考えられます。

これはガンです。

猫の場合は眼球の中に腫瘍が出来てしまう病気でだんだんと眼球が盛り上がってきます。

そのため視力に悪い影響を与えることにもなりいます。

そうなってしまうと手術でその部分を取り除くか眼球摘出になってしまうでしょう。

さらに角膜黒色懐死症の可能性もあります。

黒い斑点が見られるようなら疑ってみるとよいでしょう。

懐死した部分を取り除く手術が一般的になります。

また猫は老齢になるとシミが目の中に出ることもあり黒くなって見えることもあるようです。

いずれにしても素人判断はせずに病院で判断してもらうのが確実といえそうです。

瞳の色による性格診断

日本で血液型による性格診断が行われるのは、日本人は血液型が適度に分散しているからです。

国によっては血液型が偏っているので、性格診断が成立しません。

そのいっぽう、日本と違って瞳の色にバリエーションがある海外では、瞳の色診断があります。

人間用を猫向きにアレンジしてみました。

あなたの猫の性格は?

青い瞳

青い瞳を持つグレーの猫

stock.adobe.com

活発で社交的。新しい猫友だちを作るのが好き。

緑の瞳

緑の瞳を持った猫

stock.adobe.com

冒険好きな性格で猫友関係の構築がうまく、長続きする猫友がいます。

茶色の瞳

猫 目の色

Jiri Foltyn/stock.adobe.com 

賢く、注目を引きたい性格なので、パソコンのキーボードなどに乗っかりがちです。

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20 名無しさん
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ウチには3匹オッドアイがいますが、みんな目の色が違います。ブルー&グリーン、ブルー&ヘーゼル。そして、ヘーゼル&ブルー・ヘーゼルのダイクロイックアイ。片目が半分からくっきり違う、扇型のダイクロイックアイです。ダイクロイックアイは近くで見ると、さらに不思議ですよ。

19 名無しさん
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愛猫の目の色が少し変わっていたので

色々と検索しこのページにたどり着きました。

他のサイト(複数)ではヘーゼルは

内側がグリーン、外側がブラウンと

なっていますがこちらのサイトは

内側がブラウン、外側がグリーンと

なっています。

どちらが正しいのでしょうか。

愛猫は恐らくヘーゼルなので

どちらが正しいのか知りたいです。

18 ごくごく
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目の色にちゃんとした名前が付いててびっくりです。茶色とか青とかっていう言い方ではなく、ヘーゼルとかグリーンアクアとか呼ぶんですね。おしゃれな名前で、そんな風に目の色を呼べるようになってみたいにゃ。

17 マックシェイク
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子猫のキトンブルーの瞳は可愛いですよね。初めて子猫を拾って飼った時には瞳の色が変化して驚いたけど、子猫なら当たり前のことなんですよね。今、うちの猫の瞳は綺麗なアンバーですね。兄弟でも父方母方で遺伝が分かれたのかもう一人の子はヘーゼルです。

16 讃岐饂飩
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うちの猫の目はカッパーですね。白猫なんですけど、神秘的な目の色だなと思っています。どの色でも素敵だけど、やっぱり見慣れているカッパーが一番かわいく思えるかな~?これはきっと緑の子を飼ってたら緑が一番!って思うんだろうけどw

15 宇宙人
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せっかくなのに、画像がないーー!画像がないと、具体的なイメージがしにくいので画像を追加してほしいです。特にダイクロイックアイとか画像でみたいよね。右下、まで記載されてるってことは画像が用意されてたと思うんだけどなぁ。

14 バリエーション
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猫の視力が0.3位しかないんですね。私も同じくらいの視力で、メガネがないと全てがぼやけてしまって、人の顔も認識できません。色が分かる程度です。こんな感じを猫も見ているのかと考えると、すごいですね。メガネとかなくて大丈夫なのかな。

13 名無しさん
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目の色で性格も変わってくるのかな?不思議〜!まぁ、確かに遺伝の関係もあるから多少は関係してるのかもね。おもしろいです。

12 れんた
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カラーチャートの画像もないし、画像がないからちょっとイメージがわかないなぁ……中途半端な記事になっちゃってますよね。何度か更新ボタンを押しても表示されないし、こっちの問題じゃないよね??とっても残念ですね。

11 エイミー
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せっかくいい記事なのに、写真がなさすぎてどんなものなのか想像しにくいよー!写真はどこに行っちゃったの?写真なしにするか、きちんと写真を揃えてから公開するべきなのでは?それにしても猫の目の色って色々あるんですねぇ。

10 ヤサイ
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アイカラーチャートの写真が見たかったよ〜!!

9 名無しさん
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目って大切ですよね。それによって健康状態もわかるんですね。病気になったら、すぐに目にも影響がでてくるものもあるので気を付けていようとも思います。それにしても色々な目の色があってきれいですね。写真もいっぱい載せてほしいです。

8 ひとみちゃん
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えっと瞳の色を写真付きで開設!ってなってるのに画像がオッドアイだけってどうなってるんですか~?残念すぎるでしょーいろんな色の猫ちゃんが見たかったのに、これはないですよ。みんな画像のあるオッドアイのことばかり言ってるじゃないですかーああーもう残念!

7
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猫のオッドアイは画像でしか見た事がなく、実際にお目に掛かった経験はありません。一度見たら忘れられない、非常に印象に残る瞳ですね。オッドアイは猫に限らず起こると書かれていたのですが、犬でも起こり得るということですか?犬のオッドアイは見たことないような感じがしますが、私の身近に居ないだけかもしれませんね。

6 名無しさん
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猫の瞳のカラーでも性格が違ってくるというのはとても興味深いですね。遺伝によるものなので確かにそういった違いは出てきてもおかしくないと思います。それにしてもあれだけパチッとした瞳なのでさぞかし視力もいいのかと思っていたらそうでもないんですね。近視ですね。

5 名無しさん
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猫って動かない人とかには気付かない だから近付いて来たた時 急に動かれるとビックリしますしボヤけてるとこまで来てたらかなり驚きますね ただ分かってたら驚かない 猫は走るとき回りは見ないから車に轢かれるといいますが実は見えてます ただはっきりとは見えない&目の前が少し見辛い?から高速で移動する景色をしっかり見て障害物等に早く気付こうと集中してるから横の変化に気付くのが遅れます(障害物に気付くのが遅れたら激突か転けるから) だから音を頼りにしますが目の前の事に集中し過ぎて気付かない事も 猫に餌を音無しに投げ与えると見当違いの場所を探してたりしますがこれも見えてないから 見つけるのは匂いですね

4 名無しさん
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えーーーー写真付きが、写真ついてない。。なんでやろ。。見つけられんかったのかな。全種類見て見たかった。悲しい

3 名無しさん
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猫の目の色は豊富にあるんですね。前ブルーアイズの猫は病気を持っていることが多いとありました。きれいで神秘的ですが、そういった問題を抱えるのは可愛そうだと思ってしまいます。

2 棒アイス
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猫が視力が低いのは意外でした。街中で猫を見かけると、遠くの景色をずっと眺めている事が多いような感じがするので、遠くが見えるほどの高い視力の持ち主だと思っていました。色の名前だけを聞いても、どんな色なのか全く想像がつきません。動画などで詳しく見てみたいです。

1 名無しさん
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色んな眼の色の猫がいるのは知ってますが、イメージ画像が殆どないのが残念ですね。色別で猫の特徴があるっていうのもちょっと驚きです。オッドアイの仕組みは知らなかったのですが、虹彩異色症っていうんですね。猫からしたら自分の目の色なんて見えないんだから、オッドアイだからって選別されるのはたまったもんじゃないですよね。