
コラットとロシアンブルーの違いは?その特徴や性格、見分け方を詳しく紹介!
コラット・ロシアンブルー・シャルトリューは「ブルー御三家」と呼ばれ、美しいブルーの被毛を持つ猫として知られています。この3種の猫は見た目がそっくりですが、今回はコラットとロシアンブルーの違いや見分け方をご紹介します。

ロシアンブルーとコラットを見分ける方法

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コラットとロシアンブルーは被毛がそっくりの2種なので、同じ品種と間違えてしまう場合があります。しかし、この2種類を見分けるポイントが幾つかあります。
被毛
見た目は同じように見える被毛ですが、実は明確な相違点があります。ロシアンブルーは分厚いダブルコートなのに対してコラットはシングルコートです。
ロシアンブルーは名前の通りロシア原産の猫です。ロシアの寒い冬にも耐えられるようにでしょう、分厚いダブルコートをまとっています。
一方、タイが原産国のコラットはシングルコートの被毛を持っています。湿気が多く蒸し暑いタイでは、分厚いダブルコートではなくシングルコートの方が快適に過ごせます。
一見すると同じ被毛に見えますが、よくよく見ると被毛の質が異なります。
色
コラットのブルーもロシアンブルーのブルーも、パッと見は同じ色に見えます。しかしよく見ると、微妙に色が違います。
一般的にロシアンブルーは明るいシルバーなのに対して、コラットは落ち着いたシルバーブルーです。ゆえに、どちらかというとコラットの被毛の方がよりマットなブルーに見えるでしょう。同時に、光のあたり具合によってはキラキラと銀色に光ります。
背格好

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この2種類の一番の違いは体型です。ロシアンブルーはフォーリンタイプでとてもスリムな体つきが特徴です。
一方のコラットはセミコビータイプなので、見た目の割に筋肉質でガッシリとした体つきを持っています。そのため、ロシアンブルーに比べ体重が少々重ためです。
間近で体のラインを観察してみたり実際に触れたりすると、両者の違いをより鮮明に把握できます。
顔の形
コラットとロシアンブルーとでは、顔の形にも違いが見られます。スリムな体型が特徴のロシアンブルーは顔が小さい丸型です。そのため小柄なイメージが際立ちます。一方のコラットはハート型の顔をしているのが特徴的です。
目の色
どちらも緑色の目を有していますが、緑の色味が多少異なります。
ロシアンブルーはエメラルドグリーンの瞳が特徴的です。子猫の時はぼんやりした青色の瞳を持っていますが、成長すると共に変化していきます。
一方のコラットはペリドットグリーンという鮮やかな緑の瞳を持っており、これが目の美しさを一層引き立てています。
性格
コラットとロシアンブルーはどちらも大人しい猫です。ブルーというカラーは「落ち着き」を連想させる色ですが、このイメージに見合って両者とも落ち着いています。
とはいえ、性格においても明らかに相違点があります。
ロシアンブルーはマイペースで自由な一面があります。また、犬のように飼い主に忠実でしつけしやすいという特徴があります。
一方、コラットは甘えん坊で社交的な性格を持っています。遊びが大好きで飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きです。ツンデレで気ままという性質も持ち、一般的に猫に関して私たちがイメージするような性格をしています。
ブルー猫を迎える方法

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ロシアンブルーは一般的な猫で、ペットショップやブリーダー購入することができます。ペットショップで購入する場合の相場は10万円から15万円ほどです。この他にワクチンや保険代が必要な場合があります。
ブリーダーから購入すると少し安くなり、6万円から13万円で購入することができます。こちらも、ワクチンや保険料は別途必要となる可能性があります。
コラットは日本ではあまり流通していない猫です。そのため、ペットショップで見つけるのは少し難しいでしょう。
どうしてもコラットが欲しい場合は、国内ブリーダーか海外からの輸入で購入することができます。金額の相場は国内のブリーダーで20万円から30万円、海外からの輸入で50万円前後です。こちらも、ワクチンや保険料は別途必要な可能性があります。
国内のブリーダーの場合は予約が必要で、入手まで時間がかかる場合があります。長いと1年以上待たないといけない場合もあるでしょう。
海外からの輸入の場合は早く手に入りますが、費用がかさむ上に、事前に子猫を見ることができないというデメリットがあります。この場合どのような個体が送られてくるか分からないためリスクがあります。
いずれにしても、コラットは日本ではあまり浸透していない猫種なので、多少ハードルは高くなるでしょう。
まとめ
コラットとロシアンブルーは、どちらも灰色っぽい毛色を持つブルー猫です。両者は見た目が似ていますが、よく観察すると様々な違いがあります。
どちらの猫も美しく飼っていて楽しい種なので、興味がある方は一度その生態について詳しく調べてみることをおすすめします。
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