セントバーナードってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!!

セントバーナードってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!!

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セントバーナードといえば、アルプスの少女ハイジのヨーゼフを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?実際にヨーゼフのモデルがセントバーナードかどうかは不明ですが、今回はセントバーナードの性格や特徴、しつけや飼い方のコツをご紹介します。

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セントバーナードの毛色・被毛

Portrait of saint bernard puppy

Grigorita Ko/shutterstock.com

毛色は白色に茶色が胴体と目や耳に入っているのが一般的です。

また茶ではなく赤系の毛色も入っていることがありますがこちらも認められています。

被毛はもともと短毛であったためスムースコートがセントバーナードとしてふさわしいのですが、後に交配によって誕生したセントバーナードは長毛のラフコートですのでこちらもセントバーナードとして認められています。

それでセントバーナードは2種類の被毛を持っています。

セントバーナードの健康管理とお手入れ

特に太りやすい体質と向き合う必要があるでしょう。

体重チェックをこまめにおこなって増えすぎないようにするなど対策が必要です。

ドッグフードの選び方や運動の量などセントバーナードの体型に合った健康管理が大切になってきます。

お手入れはブラッシングが主に必要になるでしょう。

とくに被毛の長い犬種ですのでクシ選びも大切です。

セントバーナードの健康管理方法

Saint Bernard puppy with a rescue barrel around the neck

tobkatrina/shutterstock.com

セントバーナードは超大型犬ですが生まれたときは中型犬の赤ちゃんと変わらない大きさです。

そして成犬の体格になる期間もほぼ1年と他の犬種と変わりません。

そのため子犬期の成長は本当に速く、文字通りの育ちざかりはもりもり食べて過ごします。

もりもり食べる習慣がついたセントバーナードの飼い方で注意するのは適正体重を把握して餌を与え太りすぎないようにすることが大切です。

主食はドッグフードが栄養バランスもよく適していますが、特に子犬期のセントバーナードは毎週体重を測り、フードの袋に記載されている体重相応の1日分給餌量をカップではなくスケールできちんと計量して次の体重測定時までの日数分用意しておくと管理がしやすいものです。

あらかじめ1日分のフードが取り分けてあると、しつけのご褒美もそこから取ればよいだけです。

ご褒美にしないフードは1日2回?3回に分けて食事として与えるわけですが、犬は一度にたくさんもらうより1日に何度ももらう方が満足感も高いので、可能であれば食事の回数は多くし、人間が就寝する前に夜食の時間を設けてやると夜よく眠ります。

遊び好きという訳ではありませんが、大きな身体を支える筋力を維持するためとカロリー過多にならないために毎日の散歩は欠かさず行いようにしてあげましょう。

やはり暑い地域での飼育には向いていない犬種なので、日本の蒸し暑い気候は苦手です。

もし、そういった環境の場合は、足腰に負担のかからない床の上、屋内で生活させてあげましょう。

セントバーナードは他の犬種にくらべ寿命も短めですし、てんかんを発症しやすいため、いつも家族の目の届く場所に置いてあげる飼い方が適しています。

大型犬に発症しやすい、股関節の形成不全を防ぐためにも、太りすぎには十分注意しつつ、足回りは負担がかからないようにしてあげると良いですね。

よだれが多い犬種なので、口周りはいつも清潔にしてあげることを心がけてくださいね。

かかりやすい病気とその対策

Happy little boy playing with a saint bernard puppy

Grigorita Ko/shutterstock.com

犬の平均寿命は15年前後と言われていますが、超大型犬のセントバーナードの寿命は8年前後と短めです。

最期まで健康で老衰のため眠るように旅立ってゆくことが多いのですが、セントバーナードならではのかかりやすい病気もあります。

子犬期の成長が著しいのは成長ホルモンが過剰に分泌されることが原因です。

このこと自体は病気ではありませんが生後2?3か月頃に急激に体重が増加することが、この時期はまだ未熟な骨格に負担をかけてしまいます。

そのため関節の異常が起こりやすいという特徴があります。

股関節形成不全や肘関節形成不全は他の犬種では先天的な異常として発生しやすいのでブリーディング時に気をつけることで一定程度は予防することができますが、セントバーナードについては遺伝的な素因がなくても発病するリスクを持っています。

成長と肥満を見極められるようこまめな体重測定を獣医師の指導の下で続けながら質の良いフードを適量与えること、お散歩デビューの時期ですが、コンクリートやアスファルト、石畳を歩かせることを避け、土や芝生の上を選ぶことが予防になります。

やんちゃな時期ですが関節疾患予防の観点からだけでなく、成長後には人に対しても危険がありますので飛びつき癖はつけないように、もし癖になっているなら興奮する場面を作らずやめさせて行きましょう。

脊椎の異常による手足のしびれやマヒ、てんかん、糖尿病も他の犬種より多いです。

加齢に伴い耳が遠くなるケースも多いです。そのため若い頃から穏やかに過ごすことが大切です。

また、大型犬に多い胃捻転のリスクも当然にありますので、一回の食事量を減らして回数を増やすこと、食後や大量に水を飲んだ後で激しい運動をさせないように気をつける必要があります。

よだれが多いのは病気ではありませんが、よだれのために常に口周りやあご、首から胸の被毛が湿っていると皮膚トラブルにつながりやすいので神経質にならない程度で構いませんが拭いてあげましょう。

セントバーナードに必要なお手入れ

Girl and her big dog

Fotokostic/shutterstock.com

被毛が抜けやすいのでブラッシングは欠かせません。

少なくとも週に一度は体全体をブラッシングしてあげるとよいでしょう。

クシも被毛の長さに合わせて全体をブラッシングしてあげられる長さのものを選びましょう。

長い被毛は皮膚の状態を隠してしまいますので健康状態を確認するためにもブラッシングと共に体の状態のチェックも行いましょう。

お口の周りはよだれで常に濡れていますので拭いてあげると病気予防にもなります。

シャンプーも抜けやすい被毛対策に有効な方法です。

可能なら月に一度はペット美容などで汚れをしっかり落としてもらうなら皮膚の健康維持にも繋がって一石二鳥といえるかもしれませんね。

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17 クララ
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体は大きいのに、顔は愛嬌があるからそこが魅力なんですよ。垂れ目に垂れ耳、可愛すぎ。90センチとかもあるのに、怖いっていう感じが全くしないもんね。優しそうっていう感じがすごく伝わってくるし、人懐こそうなのも、伝わってきてる。

16 アリゲーター
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セントバーナードって食いしん坊なんですね。体が多いから、食欲も旺盛なのかな。セントバーナードがたくさんモリモリ食べている姿は、きっと見ていて気持ちがいいだろうなってイメージがある。無心でパクパク食べ進めるのかな。

15 ROBOT
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セントバーナードというとアルプスの少女ハイジのヨーゼフのイメージが強すぎて、穏やかで賢くて人の痛みにそっと寄り添える犬なんだろうな~。前にスイスに行った時に山でセントバーナードをたくさん見かけたし、セントバーナードのロゴのついたバス?も走ってました。やっぱりそっちで多く飼育される犬なんでしょうね。

14 名無しさん
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超大型犬が成犬になるのに2年。 1〜2年の間は子供で、まだ成長します。 2年過ぎても成長する子もいるよです。 うちの子は2年ちょっとで成長が止まりました。

13 上海ミー
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セントバーナードといえばアルプスの少女ハイジですよね。子供の頃にアニメを見てから、いつかヨーゼフを飼いたいと思い続けていました。それで田舎の広い庭のある家に住める仕事を探して、昨年ついにセントバーナードを飼育始めました。穏やかで賢くてまさしくヨーゼフのような犬ですよ。

12 クーラーボックス
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セントバーナードは穏やかな犬種なんですね。「アルプスの少女ハイジ」にもセントバーナードが登場しますが、ほとんど床に大人しく座っていることが多いですよね。何かないと吠えないですしね。あのイメージの通りなんですね。ならば、確かに躾がしやすそうです。

11 ムートン
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犬の平均寿命を比較すると、セントバーナードの寿命は随分と短いですね。なぜ大きな差が出るのか気になりました。セントバーナードは超大型犬とのことですので、体が大きい分、様々な器官などへ強い負担をかけてしまうからなのでしょうか?

10 名無しさん
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セントバーナードは食いしん坊だから、おやつを使ったしつけは有効です!だって。大型犬なのに、威厳っていうよりも、一生懸命おやつを食べてる姿を想像したら、可愛すぎるー。 ただ、寿命が8年くらいっていうのは、短くてかわいそうですね。。一緒に過ごせる時間はあっという間に過ぎちゃいそうだから、いっぱい可愛がってあげないとですねー。

9 ゼロ
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やはり大型犬は短命な種類の子が多いですね。でも、それだからこそ幸せな人生を送ってほしい〜。そのためにも、ここに載せられていた注意点をよく守って少しでも長生きして欲しいですね。

8 道民
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セントバーナードは短命だったんですか、ちょっとショックというか長生きしそうなイメージを勝手に持ってたので寂しい感じがしますね。大きくて心は優しくてというのがセントバーナードのイメージですし、実際にそのとおりのようですからもし飼うようなことがあれば、愛情いっぱいで育ててあげたいですね

7 ベーグル
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アルプスの少女ハイジに登場するセントバーナードは、落ち着いていていつも大人しいイメージがありました。そのイメージ通りでしつけには手がかからないんですね。従順な性格だと確かにしつけがしやすいと思います。コツを掴んで上手にしつけをしたいと思いました。

6 名無しさん
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セントバーナードって長生きするってイメージがありましたが、そうではなかったんですね。なんでそんなこと思ったのかは覚えていませんが。勝手な情報が入っていたので、記事を読んで情報をupdateできて良かったです。よく動くので、関節の病気にも気を付けなければなりませんね。体重が重くなり過ぎないようにも気を付けます。

5 名無しさん
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夜食の時間を設けてあげると満足してよく眠るって、面白いですね。一日にドンっと上げるより、数回に分けてご飯を上げるのがポイントですね。大型犬ですと確かに体重もかなりのものになりますが、普段から運動と食事に気を配ってあげて大切にしていきたいですね。

4 名無しさん
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よくテレビや映画などで救助犬として目にするセントバーナードについて知ることができてよかったです。カッコよくて一度は飼ってみたいセントバーナードですが、それなりの場所が必要ですね。運動もしっかりさせて肥満にならないための努力やお菓子の上げ過ぎにも注意が必要なんですね。大きいので世話するのも大変そうですね。飼っている人すごい!!

3 花柄
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セントバーナードは大きいので、その分力も強いのでしょうか。大きいことで体重の重みが膝に負担をかけてしまうんですね。太り過ぎに注意が必要と書いてありましたが、何キロ以上が太っていることになるのですか?大型犬は太っているのか、元々の大きさなのか見極めが難しいかなと思います。

2 むむむ
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やっぱりセントバーナードっていうとアルプスの少女ハイジを思い出してしまいます。それにしても見た目どおりの性格で勇敢で責任感が強いっていいですね。それにしても寿命が短いのは残念ですね、遺伝的なもので仕方ないのでしょうが、できれば長生きしてほしいものです。

1 ロン
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え?!セントバーナードの寿命って8年?!そんな短いの?悲しすぎる〜。こんな短いと飼うのをちょっとためらってしまいます。愛犬とはできるだけ長くいたいと考えてしまうのは、人間の勝手な考えでしょうか?でも、そんな短い命だからこそ、楽しかった、幸せだったと思ってくれるように大切に飼っていきたいですね。