捨て猫をみつけたらどうしたらいい?保健所とはどんなところ?

捨て猫をみつけたらどうしたらいい?保健所とはどんなところ?

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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新しくネコちゃんを飼い始める方は多いですが、中には保健所などから保護ネコを自宅に新たに迎え入れるという選択をしている方も多いですよね。でも、保健所とはどんな所なのでしょうか?実際に捨て猫を見つけたらどうしたら良いのか、また保健所からネコを迎え入れたい時どうしたら良いのか紹介したいと思います。

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捨て猫を見つけたら?

Little boy playing with his cat in little gift box

ZouZou/shutterstock.com

捨て猫かなと思ったらまず確認と準備を

きっとどこかを歩いていたり、ごみ捨て場付近、何かも物陰などで必死の鳴き声を聞いて何かな?と見てみるとネコがこっちを見ていると言った感じではないかと思います。

この子捨て猫かな?と思ってもすぐに持ち帰ったりしないでください。 子猫なら特にそうですが、捨て猫ではない可能性があります。

母猫が食料調達に行っている、また寝床を変えるのに移動中と言う可能性も考えられるからです。

まずは様子を離れたところから観察してみてください。 母猫出てこないか確認してください。

もちろん、段ボールなどに入れられている場合は捨て猫の可能性が高いでしょう。

注意して確認したところ、捨て猫だと分かったとして…やみくも抱き上げて持って帰る前にできるようであれば、いくらか準備してからにしましょう。

もしかしたら、ひどく衰弱しているかもしれませんし、ケガをしているかもしれません。

では、何を準備しましょう。

それは寝床となる箱や入れ物です。 そして、ネコを冷やさないようにする毛布なども準備できるでしょう。

ネコは自分だけの空間があるととても安心します。 そのため、できるだけ大きすぎないネコが入るのに丁度良い大きさの入れ物ができれば好ましいです。

衰弱していたり、ケガをしている場合もそのまま抱きかかえているとネコの方にも負担が大きくなりますし、運び出す時も比較的にラクに運べるので必須アイテムです。

すでに箱に入れられて捨てられている場合はどうでしょうか?

雨などで底が濡れているかもしれませんし、箱の中でおトイレをしてしまっているかもしれません。 出来るだけ清潔で、暖かい環境が必要なのでやはり新しい入れ物を準備してあげてください。

そして、寝床には毛布などを敷いてあげるとベストです。 ほとんどの捨て猫が飢餓状態などによりひどく衰弱しているので、体力を回復させるにはまず温める事が大切です。

毛布をしいてあげて、さらに可能であればカイロをタオルにくるんで入れてあげても良いでしょう。 また、ぬるめのお湯をペットボトルに入れてタオルにくるむ方法で代用することもできます。

まずは、温かでできるだけネコが安心できる環境が必要なのです。

そして、もう一つ手袋や長袖も衣服を準備してください。 これは、ネコを保護するとき、ネコを持ち上げる時に使います。

きっと、捨てられ外に放置されていたため警戒心がとても強くなっている事が考えられます。 注意しないと噛まれたり、ひっかかれたりしてしまうかもしれません。

捨て猫の歯や爪には雑菌がたくさんついておりケガをすると化膿することもあります、そのため肌を保護するために準備してください。

動物病院への受診・相談

ネコを無事保護したらまずは動物病院に連れて行ってください もちろん、衰弱している場合、点滴やその他必要な治療が必要でしょう。

その他にも、捨てられていた間に感染症など病気になっているかもしれませんし、ダニやノミなど寄生虫がいるかもしれないからです。

まずは、ネコの身体の状態を把握するようにしてください。 そうするなら、どんなエサをあげるのか、シャンプーなどで身体を清潔にして良いのかなど具体的な世話の仕方が見えてきます。

動物病院にゆき捨て猫を保護した旨を伝えば大丈夫です、獣医さんの方で必要な検査や治療を教えてくれるでしょう。 ネコの状態もさまざまですし全ての治療に費用や時間がかかるので獣医さんと相談して決めることができます。

そして、治療の他にも何を食べさせたら良いかなど飼育方法についてもアドバイスを求めるのが良いでしょう。 ネコの身体の状態や、年齢によって適切なお世話には違いがあるかもしれないからです。

保護したネコが見た感じ体長に問題なさそう、元気そうに見えてもまずは病院に連れて行ってください。 特に、今までネコを飼ったことが無い人は、ネコを飼育する上で気を付けなければならない事もたくさんあります。

例えば、人間が普通に食べているものでもネコにとっては毒であり命に危険が及ぶ食べ物もあります、専門家に相談してからお世話を開始してください。

自分では飼えない場合

保護したが自宅では飼育ができない場合があるでしょう。 その際には、保健所や動物愛護センターに預けて里親をさがすことになります。

保護した私たちの氏名・住所、ネコを保護した場所や日時、ネコの体調面で特出する点がないかなとを報告し、職員の方にネコを引き渡します。

保護したネコを保健所に連れてゆく前にできる事がまだあります。 最近ではネットサイトや掲示板、SNSなどネット環境が飛躍的に進歩し生活の一部となっています。

こういったツールを用いて身近にネコを飼いたいと思っている人がいないか、また近くに里親を探してくれる他にどんな団体やボランティアをしている人がいるのか探すことができます。

里親探しをしてくれる猫カフェや、友人などに案外ネコを飼いたいと思っている人がいるかもしれません。

また、動物病院に相談することもできます。

保健所からネコを迎えたい

ネコ 少女

PhotoSunny/shutterstock.com

では、ネコを保健所から引き取りたい場合は何か気を付ける点があるのでしょうか?

譲渡の条件

保健所や動物愛護センターは各都道府県、市町村、地域に設置されているため、その地域によって細かい譲渡の条件は違いますが、だいたい共通しているものがこちらです。

・終生飼育が可能 ・持ち家にての飼育又は動物の飼育が承認されている住宅に住んでいる ・完全室内飼育が可能である ・ワクチンの接種ができる方 ・去勢、避妊手術ができる方 ・家族全員の同意

譲渡に当たって基本となるのが、迎え入れるネコの生涯全ての面倒を見れると言うものです。 そのため、未成年や高齢者には譲渡できない場合も多くあります。

一度、投げ出されてしまった命です。 悪意が無かったとしても再度、人間の都合によって手放すと言う事は動物愛護の観点からあってはなりません。

自治体によっては、「飼養引受人」を求めるところもあります。 これは、ネコを迎え入れた本人(飼い主)がやむをえない状況により飼育が出来なくなってしまった時、代わりにネコを引き取り面倒を見る人のことです。

多くの場合、飼い主本人の家族や兄弟が引き受けます。 やはり、新しく動物を飼い始める以上に、一度飼い主によって引き離されると言う辛い経験をしたネコに対する思いやりの観点から考えられています。

譲渡前講演会

譲渡の前に、保健所や動物愛護センターによる譲渡前講演会を受講しなければネコを譲渡することができないとしている所が多くあります。

これは、約一時間程度の講演で主に飼い主としての責任や、動物の病気について、また関連する法令などについて扱われます。

動物を飼う上での心構えや、実際的な飼育方法、また往々にして心に傷を負った動物を迎え入れるため、心のケアのしかたや、最初はそのように接してあげたら良いのか、信頼関係の築き方など保護動物を飼い始めるにはとても必要な内容が多く話されます。

また、講習会だけでなく相談窓口なども設けられている所ありますので、何か不安があったら積極的に尋ねてできるだけ良い環境を整えてネコを迎えるようにしてください。

ネコも性格もさまざまですし、どんな心の傷を負っているのかも私たちでは計り知れないところもあります、そのため慣れるのに思ってる以上に時間がかかったり、上手く甘えてくれないこともあると思います。

焦らず、獣医さんや保健所の職員さんなど専門的な知識を持っている方々の力を借りて少しづつ良い関係を築いていってくださいね。

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3 名無しさん
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今まで捨て猫に出会ったことはないけど、もしも見かけたらどう対応するのがいいのか事前に知っておくことは大事ですよね。病気を持っている可能性だってあるので慎重に対応するのがいいと思うし、猫も怪我せずにすみますよね。

2 名無しさん
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野良猫は結構目にすることはありますが、段ボールの中に捨てられているような、いわゆる捨て猫の姿は目にする機会が少ないです。もし捨て猫を見つけてしまったら、きっとそのまま見捨てることは難しいですよね。そのような猫たちがいないことを願いたいものです。

1 名無しさん
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野良猫は結構目にすることはありますが、段ボールの中に捨てられているような、いわゆる捨て猫の姿は目にする機会が少ないです。もし捨て猫を見つけてしまったら、きっとそのまま見捨てることは難しいですよね。そのような猫たちがいないことを願いたいものです。