「ボッシュ」ってどんなドッグフード?原材料など詳しく解析

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mofmo編集部

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ペット先進国ドイツ産のドッグフード「ボッシュ」をご存知ですか?原材料の飼育から加工に至るまで安全にこだわったドッグフードということで信頼している方が多くいるドッグフードです。今回はそんな「ボッシュ」の原材料を徹底分析して、本当に愛犬に安心して与えることができるドッグフードなのでしょうか?

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「ボッシュ」の原材料と成分

では早速ボッシュの原材料を見てみましょう。

今回はボッシュの数あるラインナップの中から「ハイプレミアムアダルトミニラム&ライスドッグフード 」を見てみたいと思います。

原材料は以下の通りです。

鶏肉(20%以上)・ライス(17%以上)・コーン・ラム肉粉(5%以上)・コーングルテン・キビ・動物性脂肪(鶏)・ビートパルプ(カブ繊維)・卵(乾燥)・加水分解肉(鶏肉)・亜麻仁・魚粉(サケ・イワシ・アカウオ・ニシン)・肉粉(鶏肉・ラム肉・豚肉)・魚油・酵母(乾燥)・エンドウ豆・ナチュラルザルツ・セルロース繊維・貝粉(0.1%以上)・塩化カリウムとなっています。

では詳しく見ていきましょう。

鶏肉

ボッシュの第一原材料は「鶏肉」です。

全体の20%以上使用されています。鶏肉からは「動物性たんぱく質」を摂取することができるので、犬にとって一番必要な栄養素が第一原材料になっていることは大変ありがたいことです。

鶏肉はたんぱく質、リン、ビタミン等が豊富に含まれているため大変すばらしい原材料なのです。

しかもボッシュで使用している鶏肉は管理が行き届いた農場で安全な餌で育てられた安全な肉を使っているというのも安心です。

ただし商品名が「ラム&ライス」といっているにも関わらず第一原材料がチキンというのは不思議です。チキンアレルギーのある犬のために商品名だけで選んでしまうことがないように注意しましょう。

穀物

ドッグフード

undefined/shutterstock.com

第二原材料に使用されているのは「ライス(17%以上)」、第三原材料に「コーン」そして「コーングルテン」「キビ」があります。

穀物の使用が意外に多いのが気になります。商品名にライスとあげられているので、ライスの使用があるのは予想できますが、他にもトウモロコシやキビの使用もあります。

穀物はできれば避けたい原材料です。

なぜなら犬は穀物の消化吸収が苦手なため、消化不良を起こしアレルギーを起こしやすいからです。

とくにトウモロコシ、小麦、大豆は犬がアレルギーを起こしやすい食材といわれています。

ボッシュではコーンとコーングルテンと分けて記載していますが、元をたどれば同じトウモロコシです。

トウモロコシは栄養価がほとんどなくアレルギーになりやすい食材ということでドッグフードには適さない原材料です。

安く購入でき、加工が簡単であるためかさ増しによく使用される食材ですが、犬にとってはありがたくない食材です。

第二原材料になっているライスは比較的消化しやすく、アレルギーにもなりにくい原材料といわれてはいますが、たくさん摂取すると消化ができず消化不良を起こす可能性もあります。

ボッシュで使用しているこれら穀物は、無農薬・有機栽培であることが認められたもののみを使用しているということですので、原材料自体の質は良いのですが、やはり犬にとっては不要な原材料です。

せっかく使用する食材にこだわっているので、動物性たんぱく質の割合をもう少し増やしてほしいものです。

ラム肉粉、魚粉、肉粉

続いてラム肉粉を含む○○粉が使用されています。

一般的にドッグフードで使用されている「○○粉、ミール」などは粗悪な原材料を使用していることが一般的です。

肉副産物ともいわれる、食用として用いることがない本来なら破棄するような部位を粉砕して使用していることがあります。

中には病気で死んだ家畜の肉や薬物汚染された家畜の肉が使用されている可能性もあるのです。

それら粗悪な肉に栄養があるわけもなく、傷みやすいため腐敗防止のために大量の防腐剤等の添加物が使用されていることが常です。

しかも原材料の段階で使用されている添加物に関しては、原材料欄への記載はしないため、実際にはどれだけの添加物が使用されているのかわかりません。大変恐ろしいですね。

しかしボッシュで使用しているラム肉粉、肉粉などはそういった粗悪な原材料を用いたものではありません。

ボッシュ社自社工場で加工したものであり、人間が食べることができるレベルの肉を使用しているとはっきり言っているので、安全性に関しては信用できると考えてよいでしょう。

油脂

続いて記載されているのが「動物性脂肪(鶏)」、犬にとって必要な油です。

他には「亜麻仁、魚油」が使用されています。

これらは健康な皮膚や被毛の維持に欠かすことのできない油脂が含まれています。

特に美しい被毛の維持に欠かすことができないのが、体内では作り出すことができない必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸です。

動物性脂肪(鶏)や亜麻仁、魚油からはこれらがバランスよく摂取することができます。

また鶏脂は嗜好性を高める働きもあり、ドッグフードに最適な食材といえます。

ビートパルプ

つづいて記載されているのが「ビートパルプ」です。ビートパルプの使用に関しては賛否が分かれるところです。

ここで使用されているビートパルプはカブ繊維ということですので、カブに含まれている食物繊維が使用されているのでしょう。

多くのドッグフードで、また家畜のえさに使用されているビートパルプですが、その目的は食物繊維の補給とかさ増しです。

ビートパルプには食物繊維が多く含まれているため、大量に摂取しすぎると便秘を起こしてしまう可能性があります。

またウンチをかためる作用があるため、消化不良を起こしていてもうんちが固まるため、体調の変化に気づかないかもしれません。

犬は自分で体調が悪いことを訴えることができないためうんちの状態で体調の良しあしを見ますが、調子が悪くてもうんちが固まっていれば大きな病気を見逃してしまうかもしれません。

添加物

ボッシュの高く評価できる点は「合成添加物」を使用していないことです。

味付けのために合成調味料、塩分、香料、そしておいしそうに見せるための合成着色料、さらに保存させるための防腐剤、合成保存料、合成酸化防止剤などは一切使用していません。

原材料の生産段階からこれら危険な添加物は一切使用していません。

またボッシュは原材料そのものから十分栄養を摂取できるように考え抜かれたドッグフードです。そのため化学合成した栄養添加も行っていません。

無添加なのは高く評価できますが、ではどのように鮮度を保っているのでしょうか?

ボッシュは安全性の高い天然成分のミックストコフェロールなどを酸化防止剤として使用しています。

さらに効果を高めるためにガス充填、空気透過率ゼロのアルミパック包装を使うことなどで鮮度を保っています。

またドイツのボッシュ工場からは保冷コンテナ輸送で輸入することで鮮度を保っています。

成分

ではボッシュの成分を見てみましょう。以下の通りです。

粗たんぱく質25.00%、粗脂肪14.00%、粗繊維2.50%、粗灰分6.50%、水分10.00%、カロリー380kcal/100gとなっています。

たんぱく質、脂質ともに十分といえます。

しかしたんぱく質の質という面で考えると、第二、第三原材料が穀物ですので植物性たんぱく質の割合が多く、犬にとって本当に必要な動物性たんぱく質は低いといえます。

炭水化物が多いためかカロリーも少し高めになっています。食べすぎによる肥満に注意しましょう。

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3 名無しさん
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名前の聞いたことのないドックフードってありますよね。それは一体何を使ってるんだろう、と気になるところです。もしかしたら愛犬が喜んで食べてくれるドックフードかもしれないので、調べてみるといいかもしれませんね。

2 名無しさん
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世界でもペットが暮らしやすいと言われているドイツで開発されているドックフードなので、興味深いですよね。しかも、自然飼育のお肉を使用したフードで、厳しい安全基準もクリアしているので、安全性を気にしてる飼い主さんにとっても、手に取りやすい商品だと思うな。

1 名無しさん
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原材料のお肉もブロイラーではなく、野菜や穀物もオーガニックというところがさすがドイツ製という感じだね。人間の食事だとオーガニックって美味しくなくてちょっとというものもあるけど、ワンちゃんはどう感じるんだろう。