
「ボジータ」ってどんなドッグフード?原材料分析!口コミ評判も

mofmo編集部です。
今回はちょっと珍しいスウェーデン生まれのドッグフード「ボジータ」をピックアップしてみたいと思います。ナチュラルオーガニックをコンセプトにしているようですが、実際はどんなドッグフードなのでしょうか?原材料や成分を徹底分析してみましょう。新たなドッグフード選びの参考にされてみてください。

「ボジータ」の原材料と成分

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では早速ボジータの原材料を見てみたいと思います。
今回は数あるラインナップの中から「ROBURアダルトメンテナンス(グルテンフリー)通常活動成犬全犬種用総合栄養食」を見てみましょう。
原材料は以下の通りです。
鶏肉40%(ドライチキン25%、スウェーデン産鶏肉15%)、トウモロコシ 、ライス、トウモロコシ胚芽、動物性脂肪、加水分解鶏肉 、ジャガイモタンパク質、ビートファイバー 、ミネラル、亜麻仁 、酵母(マクロガード(β-1.3/1.6グルカン0.05%))、グルコサミン(0.05%)、コンドロイチン硫酸(0.004%)となっています。
では詳しく見ていきましょう。
鶏肉
ボジータの原材料欄を見てみると一番目に出てくるのが鶏肉です。
つまり第一原材料が「鶏肉」ということになります。
これは大変すばらしいことです。
鶏肉からは犬が一番必要とする栄養素である動物性たんぱく質が摂取できるからです。
鶏肉は高たんぱく、低脂肪、しかも犬にとっての嗜好性の高い肉といわれており、ドッグフードには最適な原材料となっています。
そんな鶏肉が40%使用されているのは犬にとってうれしいことですね。
しかもどんな鶏肉が使用されているかはっきりしていること、どの程度使用されているかまで明らかにしている点は高く評価できます。
安いドッグフードの原材料を見てみると、「○○ミール、パウダー」といった表示で、どんな肉を使用しているかわからないものがあります。
どんな肉を使用しているかわからないということは、もしかしたら粗悪な原材料を使用している可能性もあります。
人間が食べることのない鳥のくちばし、とさか、骨、羽根、血液、あしなどを粉砕して使用している可能性があります。
また病気で薬物汚染された家畜の肉や腐りかけの家畜の肉が使用されている可能性もあります。
これら粗悪な肉から栄養が取れるわけがありませんね。
しかも粗悪な肉ですからそれ以上腐らないように防腐剤等が大量に添加されていることでしょう。
愛犬にこうした粗悪な原材料が使用されたフードを与えたいですか?
もちろん与えたくありませんね。
ですから原材料欄をしっかり確認し、どんな肉を使用しているか、原産国はどこか、どの程度使用されているか明らかになっているものを選ぶようにしましょう。
ボジータはこの点を明らかにしているので信頼性の高いドッグフードといえます。
トウモロコシ、ライス

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ボジータの第二原材料は「トウモロコシ」、第三原材料は「ライス」、第四原材料は「トウモロコシ胚芽」となっています。
つまり穀物が使用されています。
こうして考えてみるとボジータは穀物の使用が多いといえます。
これは犬にとってあまりうれしいものではありません。
なぜなら犬は穀物の消化吸収をするためのアミラーゼという酵素を持っていないため消化ができず、消化器官に負担をかけて下痢やおう吐を起こすことがあります。
また結果としてアレルギーを起こすこともあります。
特にトウモロコシや小麦、大豆は犬がアレルギーを起こしやすい食材といわれています。
ボジータはアレルギーを起こしやすいトウモロコシが第2、第4原材料に使用されています。
これはあまり評価できることではありません。
アレルギーを起こすと下痢やおう吐の他に、皮膚疾患を起こします。
体のかゆみや涙やけ、抜け毛といった症状が見られることがあるでしょう。
これらアレルギーはアレルゲンを食べたからすぐ発症するというわけではなく、数週間、数か月後に発症するということもあります。
ですから何らかのアレルギー症状が表れたらすぐに使用を中止しましょう。
穀物の摂取には他にも「肥満」というリスクもあります。
穀物は炭水化物ですので、体内に入ると糖質へと変化します。
そのため炭水化物を取りすぎることは肥満になる可能性があるのです。
実際に穀物が入っていないドッグフードへ変えることで体が引き締まった犬は少なくありません。
こういった理由からドッグフードに穀物の使用はおすすめできないのです。
ボジータのこちらの商品名は「グルテンフリー」ということで小麦はカットされているようですが、トウモロコシに対してアレルギーを持っている犬も少なくないので、できればトウモロコシもカットしたグレインフリー製品にしてほしいものです。
動物性脂肪
続いて使用されているのが「動物性脂肪」です。
脂肪も犬にとって必要な栄養素です。
健康な皮膚や被毛の維持に欠かすことができません。
また犬の食いつきをよくすることができます。
しかし動物性脂肪という表記だけではどんな動物の脂肪なのか内容がわかりません。
ということは品質も鮮度もわからないということになります。
良質の油脂を使っているのであれば、どんな動物の油脂を使用しているかはっきり表示しています。
内容がわからないということは粗悪な原材料から搾り取った脂かもしれませんし、鮮度も全くの謎です。
鮮度の悪い粗悪な肉からとった油脂は酸化が早いため、通常大量の酸化防止剤が投与されます。
天然原材料にこだわっているボジータですので、粗悪な油脂は使用していないと思いたいですが、どんな脂を使っているかあいまいな表現をしているため低品質なものである可能性がぬぐい切れません。
酸化防止剤
ボジータの高く評価できる点は、危険な合成添加物を使用していないことです。
ドッグフードを日持ちさせるためには酸化を防止するために酸化防止剤の使用が欠かせません。
しかし良く用いられている酸化防止剤の中には健康リスクの高いものがあります。
有名なのは「BHA、BHT、エトキシキン」といった合成酸化防止剤です。
これらは高い酸化防止効果がある一方、発がん性、歩行障害、呼吸困難などのリスクがあることがわかっており、食用への使用は禁止、制限されています。
しかしプレミアムドッグフードとして売られているドッグフードの中には、こんな危険な酸化防止剤も使用していることがあります。
ボジータはこういった危険な酸化防止剤は一切使用していません。
ではボジータでは酸化防止剤を使用していないのでしょうか?
どのように日持ちさせるのでしょうか?
ボジータは天然由来の安全性の高い「ミックストコフェロール」を使用しています。
それだけではなく他にも危険な健康リスクがあるとされている合成着色料、人工調味料なども一切使用していません。
ですから安心して愛犬に安心して与えることができるでしょう。
健康成分
グルコサミンやコンドロイチンも配合されています。
これは関節サポートに欠かすことのできない成分です。
またマクロガード配合によって免疫機能を高め免疫保護力を向上させてくれます。
食物繊維やオリゴ成分も入っており健康を考えたドッグフードに仕上がっています。
成分
では成分はどうなっているでしょうか?以下通りです。
粗たんぱく質27%、粗脂肪15%、粗繊維1.8%、粗灰分6%、水分10%、カロリー361kcal/100gとなっています。
たんぱく質、脂肪ともに十分な量が摂取できます。