老犬だからこそ気をつけたい!おすすめのドッグフード3選
mofmo編集部です。
何年も一緒に生活してきたワンちゃんは飼い主さんたちにとって本当に大切な存在ではないでしょうか?大切なワンちゃんとの楽しい暮らしはあっという間に過ぎてしまったことでしょう。幼かったワンちゃんは成長して大人になったはずです。今回は老犬にオススメのドッグフードを紹介したいと思います。
老犬の食事に必要なもの
大切なワンちゃんとの楽しい暮らしはあっという間に過ぎてしまったことでしょう。幼かったワンちゃんは成長して大人になったはずです。
それから数年経つと、元気だったワンちゃんにも多少の衰えが見え始めたことでしょう。そうです。ワンちゃんは高齢に差し掛かってきたのです。
元気にできるだけ長く生きて欲しいので、日々の生活には気を遣っていることでしょう。そのなかでも老犬の健康を支えるものは食事です。若いころと、老犬の必要なものは変わってきています。
それで、今回は老犬用の食事はどのようなことがポイントとなるかをお伝えしたいと思います。また、そのポイントを踏まえたおすすめのドッグフードをご紹介したいと思います。
Africa Studio/shutterstock.com
老犬になると、身体の様々な部分が弱ってきます。ですから、そうした体調の変化に合わせた食事や栄養が必要となってきます。
基本的にワンちゃんに必要な栄養素は変わりませんが、弱った体にその栄養素を吸収させるための工夫が大切だと言えるでしょう。では、ワンちゃんの食事に必要な要素をいくつかご紹介いたします。
良質なタンパク質
ワンちゃんにはタンパク質が非常に大切です。老犬になると筋肉が弱っていきます。
また筋肉量が少なくなりやすい状態ですので、できるだけしっかりとタンパク質を与えることで、筋肉を維持するよう助けてあげることができます。
老犬なので、消化吸収の効率も悪くなっています。ですから、なるべく良質なタンパク質を与えることが大切になってきます。原材料名と原産地が明記されたものを選ぶようにしましょう。
更に大切な点として、動物性タンパク質を与えることを意識すべきです。
ワンちゃんたちは植物性のタンパク質と相性が悪く、消化吸収が苦手です。できるだけ肉原料が主原料となっているドッグフードを選ぶようにしましょう。
効率よくタンパク質を吸収できるようにしてあげることによって、年齢を重ねても若々しい容姿な体内環境を維持することができるのです。
みずみずしい肌、なめらかな被毛、しなやかな筋肉や丈夫な骨は良質なタンパク質から作られていくのです。
消化しやすい
老犬には消化しやすい食事が非常に大切です。ワンちゃんが高齢になってくると、体内の消化能力が弱くなってしまいます。
今までしっかりと消化吸収できていたものが、消化しづらくなり、栄養も十分吸収できなくなってしまうのです。消化不良を起こしてしまうならワンちゃんの体調は崩れてしまうでしょう。
消化しづらいごはんを食べ続けるなら、胃腸に負担がかかってしまい、腸内環境の乱れや免疫力の低下に繋がってしまうでしょう。免疫力の低下は感染症やがんのリスクが高くなります。
高齢になってからのそうした病気は非常に危険です。そうしたリスクを避けるためにも日ごろから消化しやすいごはんを心がけてあげるようにしましょう。
ワンちゃんたちは穀物を消化することが苦手です。ですから可能であればグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを与えると良いでしょう。
腸内環境にも気を配ることは大切です。腸内環境が良い状態にあるなら、消化吸収がはかどるでしょう。
ですから、腸内環境を整えるための乳酸菌やオリゴ糖などの成分が含まれたドッグフードを与えることもおすすめです。
ワンちゃんの歯と顎がしっかりしているうちは、なるべくドライフードを与えるようにしましょう。ドライフードの種類を選ぶことによって老犬にあった食事とすることができます。
ある程度の歯ごたえがあるドライフードを食べることによってなるべく顎や歯が衰えるスピードを遅らせることができるでしょう。
ドライフードを砕くだけの力がなくなってきたり、胃腸の力が衰えて、消化不良をおこすようなったりするなら、ドライフードをぬるま湯などでふやかして与えることができるでしょう。
もしくはウェットフードに切り替えても良いかもしれませんね。
高齢になってきたら、ドッグフードを切り替えつつ、「しっかりと噛んでいるか」「十分に消化できているか」を確認することでワンちゃんの状態に合わせたものを与えるようにできます。
グレインフリー(穀物不使用)
上記にあるように、消化しやすいものを与えたいなら、グレインフリーは大切なポイントです。また穀物不使用にすることで、アレルギー反応が起こりやすい原料を避けることができるというメリットもあります。
小麦やトウモロコシなどの穀物はワンちゃんにとってアレルギーとなりやすい食材だと言われています。
アレルギー反応を起こしていないワンちゃんでも、それらの食材を食べ続けることで急にアレルギーになってしまうことがあるのです。老犬での体にアレルギー反応は厳しいものがあるでしょう。
ですから、あらかじめグレインフリーによってそうしたリスクを避けておくのは賢明だと言えます。
低カロリー
老犬は成犬に比べて運動量が少ないです。以前ほど体が動かなくなっているでしょうし、体力も衰えました。また筋肉量自体が少なくなっているので、筋肉を維持するエネルギーも以前よりは少なくて済むのです。
運動量と筋肉量の減少により、必要なエネルギーは少なくなります。ですから、成犬のころよりも摂取カロリーを減らすことは大切です。しかし、カロリーを減らしても、他の必要な栄養素を減らしてはなりません。
ですから、低カロリーかつ栄養バランスが取れた食事が必要になってきます。老犬用のドッグフードであれば、低カロリーかつ必要な栄養が含まれているものが多いでしょう。
注意点ですが、低カロリーのドッグフードであるのは、老犬であってもごはんをしっかりと食べることができるワンちゃん限定です。
多少食べる量が減るぐらいでは問題ありませんが、極端にごはんを食べることができなくなったワンちゃんには低カロリーのドッグフードを与えてはいけません。
摂取するカロリーが少なすぎて、やせ細ってしまうからです。
ごはんをあまり食べることができないワンちゃんには高カロリー・高栄養のドッグフードを与えるようにしましょう。
低脂肪
高齢のワンちゃんが脂質を取りすぎるなら、健康上の問題を抱えやすくなってしまうでしょう。
低脂肪のドッグフードを心がけましょう。もちろん、高齢犬にも脂質は大切ですから、カットしすぎないことが大切です。
脂質を少なくしつつ、タンパク質の量を増やすことによって、ワンちゃんにとってのヘルシーな食事を目指すことができるでしょう。そうした栄養バランスが低カロリーを実現する秘訣でもあります。
食べやすい
食べやすさに注意を払ってあげることはとても大切です。老犬になると歯や噛む力が弱くなります。ドライフードがたべづらくなるようでしたら、柔らかくしたドッグフードを与えることができます。
また老犬になると嗅覚が衰えます。ワンちゃんの食欲は嗅覚と大きく関係がありますので、嗅覚の衰えに伴ってごはんを食べなくなることがあるのです。
そうしたときにはドライフードをお湯でふやかしたり、温めたりすることで匂いを強めてあげましょう。また、ウェットフードは比較的香りが強いので、そちらに切り替えることも出来るでしょう。
人口添加物不使用
すべての年齢のワンちゃんのごはんに共通しますが、人口添加物は含まれていないものを選ぶようにしましょう。
老犬のワンちゃんは体調が悪化しやすいものです。なるべく、健康に悪影響を与える要素を少なくしてあげた方が良いでしょう。
ドッグフードを選ぶ際には無添加のものを選ぶことで、安心して与え続けることができます。
老犬用おすすめドッグフード
marcinm111/shutterstock.com
ここまでで、老犬用の食事を選ぶ際に気を付けるべき点を考慮することができました。もちろんすべてのポイントを網羅したドッグフードを選ぶことは難しいかもしれません。
ワンちゃんの体調も考慮しつつ、できるだけ皆さんのワンちゃんに合ったドッグフードを選んであげるようにしましょう。これから、老犬におすすめできるドッグフードをいくつかご紹介しますね。
ピッコロ
ピッコロはシニア犬が楽しく食事をしつつ、十分な栄養を摂取するために作られたドライドッグフードです。
成分
エネルギー355kcal / 100g
タンパク質34%
脂質15%
繊維3%
主な原料
チキン、サーモン、サツマイモ、ジャガイモ、えんどう豆、乾燥全卵
特徴
シニア犬のための高タンパクなドッグフードとなっています。チキンとサーモンが70%も配合されており、シニア犬のコンディションを維持することができるようになっています。
カロリーと脂質も控えめで、おいしく食べつつ、健康に気を配ることができるようになっています。
またシニア犬の腸内環境を整えるために食物繊維を含むリンゴや海藻が含まれています。
グレインフリーなので、消化しやすいドッグフードとなっていて高齢犬にまさしくお勧めできるものとなっています。
オリジン シニア
オリジンは生物学的な観点を取り入れたワンちゃん本来の食生活を提供するドライドッグフードです。
オリジン・シニアは高品質のタンパク質を含めることにより、健康なシニア生活を送ることができるようサポートしています。
成分
エネルギー363kcal / 100g
タンパク質38%以上
脂質15%以上
繊維8%以下
主な原料
鳥肉、七面鳥、全卵、天然魚、豆類
特徴
オリジン・シニアの特徴はなんと言っても非常に高いタンパク質量です。単にタンパク質の量を多くしているだけでなく、その品質にもこだわっています。
鶏肉や七面鳥、魚などの6種類の人間用食材の肉原材料を原材料中の85%に使用しています。
またオリジンは低GI・低GLドッグフードとなっており、食事による急な血糖値の上昇を抑え、肥満対策、血糖値の健康に配慮されたつくりとなっています。
グレインフリーであり、合成保存料(BHA,BHT,エトキシキン)、遺伝子組み換え便材料も使用していないので、安心してシニア犬にごはんとして与え続けることができるようになっています。
ブッチ ブラックレーベル
ブッチは全犬種オールステージに対応した無添加のウェットドッグフードです。
成分
エネルギー121.4kcal / 100g
タンパク質10.5%以上
脂質8%以上
繊維1%以下
主な原料
ビーフ、ラム、チキン、大豆、野菜類、グルテン除去したトウモロコシ種皮、玄米
特徴
ウェットフードの中でも高い品質と人気を誇っています。グルテンフリー、人工添加物不使用で安全面に高い認識を示しています。
原材料に対する肉類の割合は最大92%と驚異的な数値となっています。ブッチの水分含有度は生肉と同じ70%でより生肉に近づけ、栄養吸収がスムーズになるように配慮されています。
そこに少量の野菜類や海藻を加えることで肉だけでは得られない栄養率を効率よく補えるように工夫がなされています。
ブッチはウェットフードならではの利点を十分生かしており、素材の風味を生かした香り高いドッグフードとなっています。
ですから食いつきが非常によく、老犬になって食欲が落ちてきたワンちゃんにはピッタリだと言えるでしょう。
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸などの必須脂肪酸も含まれており、ワンちゃんの元気を内側からサポートしてくれます。
ウェットフードなので、水分量が多く柔らかい触感ですから、非常に食べやすく、シニア犬でもストレスなく楽しくごはんを食べることができるでしょう。
高齢になってきたワンちゃんにウェットフードを考えている方は、このブッチがおすすめです。
まとめ
老犬用の食事に必要なポイントとおすすめのドッグフードをご紹介できました。
ワンちゃんたちにとって年齢に関係なく必要なものは良質なタンパク質です。
老犬は食べることが難しくなったり、消化しづらくなったりしているので、いかに「タンパク質を消化吸収してもらうか」がポイントとなってくるのです。
そのためにはワンちゃんの歯や顎、腸内環境をチェックしつつ、その状態に合わせてドッグフードの形状を変えてあげることが大切です。
ドライフードを与えてきたのであれば、ぬるま湯でふやかすことで食べやすく、また食欲を増進させてあげることも出来ます。ウェットフードに変更することも考慮に入れることができますね。
是非、ワンちゃんに合ったものを選んであげて、楽しい食生活にしてあげてくださいね。
【お願い】ドッグフードは食いつきやアレルギー、わんちゃんのライフステージなどで必要なものは変わっていきます。特定のドッグフードが愛犬にぴったりということはありませんので、必ず飼い主さん、場合によっては獣医師さんの判断によって、少しずついろんなタイプのフードを試してあげてください∪・ω・∪
※表示価格は記事公開時点の価格です。
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