猫とスキンシップを楽しもう!嫌がられずに猫と触れ合う方法とは?
mofmo編集部です。
猫とスキンシップを日頃から楽しんでいますか?猫と触れ合うことは猫にとっても人間にとっても良いことばかりです。しかし間違ったスキンシップを無理やり行えば猫のストレスになってしまいます。猫とスキンシップしたいなら正しいスキンシップのしかたを学びましょう。
スキンシップはいつすればいい?
My Agency/shutterstock.com
猫とスキンシップをとりたくても、いつでもよいというわけではありません。
スキンシップをするベストタイミングは、猫が要求してきたときです。
猫は気まぐれな動物なので、下手にスキンシップをとろうと思い触ると拒否されることがあります。
もちろん、飼い主さんの方から近づいて猫に触れ、気持ちよさそうにゴロゴロ言っているならそのままスキンシップを続行しても問題ありません。しかし、猫の気分が乗っていないと逃げてしまったり、噛む、引っ搔くなどの行動にでることもあります。
一方、猫が自分から甘えて近づいてきた時は違います。猫の方から身体をスリスリと寄せ、スキンシップを求めてきたら、喜びそうな頭部や首などをたくさん触ってあげましょう。
ただし、触っているうちに猫が満足すると、突然噛みつくなどの攻撃に出てくることもあるので、様子を注意深くみながらスキンシップをはかるようにしましょう。
猫がもたらすアニマルセラピー効果
猫好きにとって、猫と戯れる時間は至福のひとときです。
どんなに疲れていて嫌なことがあっても、猫の顔をみたり触れることで、自然と笑顔が戻り癒されます。
このように動物とのふれあいで癒されることは、「アニマルセラピー」と呼ばれており、それは紀元前400年頃から行われているようです。
アニマルセラピーは、病院の緩和ケアやリハビリの補助としても実績があり、身体的にも精神的にも有効とされています。
実際、猫も人間に与える健康効果は科学的に実証されているので、猫を飼うだけでアニマルセラピー効果を得られるのは、とても贅沢なことと言えるでしょう。
ただし、それは猫とスキンシップをとっていることを前提とした場合です。
フワフワの柔らかい手触りや可愛い仕草で癒してくれる愛猫とスキンシップをはかり、病気予防やストレス解消などのアニマルセラピー効果も得ていきましょう。
触るだけで得られる猫の健康効果
August 32nd/shutterstock.com
猫と一緒に暮らしていると、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
オキシトシンは、ストレスホルモンの分泌を抑制する効果があるので、幸福感が増し、他の人への信頼や関心が高まる作用を得られます。
そのため、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」などとも呼ばれ、リハビリ効果があり、ストレス社会で生活する現代人に必要なホルモンと言われています。
このオキシトシンは、猫とスキンシップをすることで分泌されます。
しかもスキンシップで”心地よい”と感じるときに分泌されるので猫を飼っている方の特権と言えるでしょう。
もちろん、猫以外のペットを触ってもオキシトシンは分泌されますが、猫は触り心地が良いのでほかのペットよりも多くの量のオキシトシンが分泌されるようです。
オキシトシンの効果は、上記でも触れたように心臓発作や脳卒中のリスクの軽減や血圧の安定などにも現れます。
是非、愛猫とスキンシップをとってオキシトシンとたくさん分泌させましょう。
猫のゴロゴロ音でリラックス効果
猫を撫でていると「ゴロゴロ」とか「グルルル」という音を聞いたことがあるでしょう。今現在の段階では、なぜ猫がゴロゴロ慣らしているのかを解明できていません。
生後2日程度で音を鳴らせるようになるため、母猫と子猫でコミュニケーションをとっているのではないか、とも言われています。
この音は気分によって高低がありますが、周波数は25~150Hzの低周波となっています。
猫はリラックスしている時や幸せな時にゴロゴロ音を出しますが、ストレスを感じている時も慣らすことが分かっています。
たとえば動物病院での診察中にゴロゴロ音を出す場合は、自分をリラックスさせるために慣らしている可能性が高いようです。
実は、この猫のゴロゴロ音は、人間にも効果があります。
低周波音は筋肉を刺激して収縮させる作用があるため、肩こりや腰痛の治療、筋力トレーニングなどに使われています。最近は骨折の治療にも効果があることが分かっています。
そのため、猫のゴロゴロ音の効果に注目が集まっています。ゴロゴロ音だけを集めたCDが販売されたり、猫がゴロゴロ音慣らす動画の再生数が増えていることからも、猫のゴロゴロ音の人気が分かります。
猫とのスキンシップ方法とは?
oes/shutterstock.com
猫とのスキンシップと言えば、抱っこや撫でることが多いですが、それにはコツがあることをご存知でしたか?
猫が喜ぶ方法でスキンシップをとるなら、お互い幸せな気持ちになれるでしょう。
では、そのコツをご紹介しましょう。
抱っこ
抱っこは猫の性格によって、好き嫌いがはっきり分かれます。
撫でられることは好きでも抱っこはキライという子は少なくありません。
抱っこがキライな子を無理やり抱っこすると、嫌われてしまう可能性があるので、無理に抱っこすることは禁物です。
抱っこするタイミングは難しいですが、猫の方から近づき甘えている時に行うのが無難でしょう。
抱っこを好きになってもらうには?猫は基本的に抱っこを嫌がりますが、キライなわけではないので好きになってもらいましょう。
では、どのようにすれば抱っこを好きになるのでしょうか?
それは一番寒い冬を利用することがポイントです。
寒い時に膝に座らせてみる猫は寒いと温かい場所を求めて探します。その際、ずっと放置しておけば、膝の上が温かいということに気づくでしょう。
膝の上に座ると温かく、落ち着いて眠ることができます。それを習慣とし、そのまま抱っこして一緒に移動するなら抱っこが好きになります。
小さいときにこの習慣をつけるなら、抱っこが好きな猫になるでしょう。
優しく接し続ける無理やり抱っこしたり、追いかけ回したりしなければ、いつか抱かせてくれるはずです。
自分の方からいくのではなく、猫の方から来るのを待つことがポイントです。
あくまでも無理やりは逆効果になりますので、気長に待ち、優しく接し続けましょう。
撫でる
Svitlana Kataieva/shutterstock.com
猫は撫でられることが大好きです。
ただし、猫は気分屋なので撫でられたくない気分の時に触ろうとすると、逃げたり噛んだりしますが、基本的には撫でられることを好みます。
愛猫が撫でて喜ぶ部位と、触られて嫌がる部位を押さえおくなら、スキンシップがとりやすくなるでしょう。
猫が撫でられて喜ぶ部位猫は基本的に、顔の周りを撫でられることを喜びます。
頭(おでこ)猫は頭を撫でられるのが大好きで、一番喜ぶ部位と言っても過言ではないでしょう。
特に眉間の付近を指で掻くように触ってあげると、自分からスリスリしてきます。
顎顎は自分で毛づくろいすることができない部位なので、指でスリスリしてあげるととても気持ちよさそうな顔をしてくれます。
顎だけで物足りなくなってくると、ほかにも撫でて欲しいと甘えてくるので、たくさん撫でてあげましょう。
目の周り・頬顎や頭を撫でている延長で、目の周りや頬をマッサージをしてあげると喜びます。
特に顔の筋肉のコリをほぐしてあげることで、気持ちよくしてあげれます。
猫を撫でてはいけない部位あまり慣れていない状態で撫でてはいけない部位は以下の通りです。
しかし、一緒に暮らしている飼い主さんなら特に問題はありません。
お腹犬はお腹を撫でると喜びますが、猫にとってお腹は弱点です。そのため、飼い猫でない場合は、お腹をいきなり触るとビックリしてしまうので辞めましょう。
お腹は信頼関係のある間柄でしか触らせてくれない部位と言えます。
背中猫の背中はとても敏感です。ちょっと触れただけでビクビクッと触れて、嫌がる子も少なくありません。
猫にとって背中は撫でられても嬉しくない部位なので、あまり触らないようにしましょう。
もちろん、飼い猫の場合は信頼関係があれば触っても問題ありません。
尻尾やその付け根尻尾の付け根を触ると喜ぶ猫もいますが、それには個体差があります。
尻尾に付け根は猫にとって性感帯でもあります。もし喜ぶようなら、適度に触るようにし、積極的に触ることは控えましょう。
また、尻尾の付け根をトントン叩くと喜ぶ子もいますが、あまり強く叩きすぎると尻尾の付け根には神経が集中しているので病気になってしまう危険性もあるので注意しましょう。
マッサージ
猫は顔や肩など自分で触ることができないので、マッサージをしてあげると喜びます。
マッサージをすることはスキンシップにもつながり、気持ちよさそうな顔をみれるのでこちらも癒されます。
まとめ
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猫とせっかく一緒に暮らしているのであれば、スキンシップは適度に図るようにしましょう。
スキンシップをとることは猫と飼い主の双方の幸せにつながります。たとえ猫がスキンシップを嫌がったとしても、健康をチェックするうえでとても大切なことでもあります。
夏より冬の方がスキンシップを図りやすいですが、暑い時期こそ夏に弱い猫の体調が心配ですので、季節に問わずスキンシップをとるよう心がけましょう。
そして、猫が嫌がったらすぐに解放することが仲良く暮らすためのコツです。
スキンシップ後におやつを与えると、スキンシップを好きになってくれるかもしれません。
是非、猫とのスキンシップを楽しんでいきましょう。
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