ミスカラーって何?トイプードルのミスカラーには何か問題あるの?

ミスカラーって何?トイプードルのミスカラーには何か問題あるの?

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mofmo編集部

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ミスカラーと呼ばれる毛色を持つ犬がいるのをご存知でしょうか?犬の毛色はそれぞれ違いがありますが、中でもミスカラーと呼ばれてしまうものがあります。ミスカラーが出るのはどうしてなのでしょうか?どんな問題があるのでしょうか?今回はミスカラーについてまとめてみました。

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ミスカラーの原因とは?

トイプードルのワンちゃんがミスカラーになってしまうのはどうしてでしょうか?

はっきりとは分かっていない!

ミスカラーの可愛い子犬

Lim Tiaw Leong/shutterstock.com

どうしてミスカラーのワンちゃんが生まれてしまうのでしょうか?原因ははっきりと分かってはいません。ミスカラーのワンちゃんから必ずしもミスカラーが生まれるわけではありませんし、親が単色であったとしても、子どもがミスカラーである場合もあります。

親の遺伝?!

ミスカラーの原因ははっきりと定まってはいないのですが、一説には遺伝子による影響が強いのではないかとも言われています。

ミスカラーになりやすい遺伝子を持っていたからと言って発症するわけではないようですが、確率は高くなるとのことです。親が両方ともミスカラーの遺伝子を持っていた場合、こどもがミスカラーになりやすいのだとか。

ブリーダーの中には、ホワイトのワンちゃんが親族にいると、ミスカラーの子が生まれやすいという人もいるようですが、根拠があるわけではないようです。

ブリーダーの役割?!

ミスカラーのトイプードル

Ursula Page/shutterstock.com

たくさんの毛色があるトイプードルですが、トイプードルを交配させるときには、同色同士を交配させたり、同系色同士を交配させたりすることがスタンダードなようです。このスタンダードを無視して交配させてしまうとミスカラーが生まれやすいとされています。

ですから、トイプードルは同系色同士で交配させることがブリーダーの役割と言われています。

繁殖が推奨されているわけではない

ミスカラーのワンちゃんが生まれることはどうしても防ぐことが出来ません。

しかし、ミスカラーのワンちゃんはミスカラーの遺伝子をもっているとされていますので、その子を親として繁殖させることは推奨されていないようです。このようなブリーダーの心掛けによって単色性が守られているのですね。

もちろん、ミスカラーの子を繁殖させてはいけないわけではありませんし、ブリーダーでない限り気にする必要もないでしょう。

「ミスカラー」は健康に影響がある?

単色のトイプードルが一般的であるので、ミスカラーのワンちゃんを「通常と異なる」という考え方をしてしまうかもしれません。こんな背景から、ミスカラーのワンちゃんの健康を疑う人がいたり、そういった情報が流れたりするかもしれません。

しかし、実際はどうなのでしょうか?ミスカラーであることで健康に影響はあるのでしょうか?

遺伝子上何の問題もない

DNA

vitstudio/shutterstock.com

「ミスカラー」と言う言葉は人間が勝手につけたものです。ですから、実際は毛色が単色でないとしてもワンちゃん的には「ミス」ではありません。当然、毛色が単色でないとしても身体に問題があるわけではありませんし、健康に影響があるわけではありません。

ミスカラーは遺伝子の影響があると言われていますが、これも、遺伝子上の特徴があるだけです。遺伝子上に欠点や問題があるわけではありません。

では、「ミスカラーのワンちゃんは病気になりやすい」「ミスカラーの子は身体が弱い」などと言われることがあるのはどうしてでしょうか?これはブリーダーの管理の仕方が影響していると考えられます。

上記でご説明したように、ブリーダーとしてはミスカラーの子を生み出さないようにすることが基本的な役割とされています。そのためのルールをいくつか守っているならば、そこまで多くのミスカラーは生まれないはずです。

しかし、ブリーダーとしての役割やルールを甘く見ている場合、ミスカラーの子がたくさん産まれてしまうことはあるのですね。そしてそのような役割や責任を甘く見ているブリーダーは、健康管理に関しても甘く見ていることが多いです。

ですから、そのようなブリーダーからはミスカラーが多く生まれますし、体調も万全でない子が多いのです。

もちろん、しっかりとしたブリーダーのもとでもミスカラーの子は産まれますし、その子はしっかりと管理されますので健康体です。

私たちが出会うミスカラーの子は大抵このようにしっかりと管理された子であるはずです。「ミスカラーだから不健康」という偏見を持たないようにすることはとても大切です。

ミスカラーの変化

プードルの子犬

Marcello Sgarlato/shutterstock.com

ミスカラーのワンちゃんたちは、ずっとミスカラーのままなのでしょうか?実はそうでもないようです。トイプードルは成長するにつれて被毛が抜け替わります。

それによってミスカラーではなくなることが多いようです。また、成長過程で被毛が薄くなることもあります。特に1歳から3歳にかけて毛の色が薄くなったり変わったりします。それで、ミスカラーの子であっても成長していくと、ミスカラーが目立たなくなる子も多いのです。

すべてのミスカラーが無くなるわけではありませんが、大人になった無くなることのなる一つの特徴として、ミスカラーである時期を楽しむことが出来るでしょう。大人になってもミスカラーが残っているなら、それはそれで、貴重な特徴として捉えることが出来るでしょう。

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1 名無しさん
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ミスカラーについてのデメリットがあまりきちんと書かれていないようでビックリりました。

確かに健康上問題の無い子もいますが、チワワやデーンなどで見られるブルーマールは目や耳、内臓などに疾患がある場合が多かったり、マール同士やブルーマール同士で掛け合わせるのは大変危険なので避けた方が良いなど、そういった点についても記載してくださった方が変に勘違いされなくて良いかと…

個性として前向きに受け止めましょうという点では好感が持てますが、ちょっと情報量が今一つだなと感じてしまいました。