
犬を人混みに連れ出しても大丈夫なの?知っておきたいリスクについて考えてみましょう

mofmo編集部です。
犬を飼育していると色々なところに連れて行きたいと思うかもしれません。しかし犬を人混みに連れ出すのにはリスクがあることも知っておかなくてはいけません。人に迷惑をかけるだけではなく、犬にとってもリスクがあります。散歩をさせても大丈夫なところなのか?改めてマナーについて考えてみましょう。

犬種を問わず、全ての犬にとって散歩に連れていってもらうことは、何よりの楽しみであり、運動をしたり、社会性を身につけたり、飼い主さんとの絆を深めるなど、本能を満たすためにも必要なことです。
飼い主の皆さんも、散歩に連れて行く必要性を自覚しておられると同時に、可愛い我が子のような愛犬、もしくは相棒のような飼い犬と一緒に様々な所に出かけることを楽しんでおられると思います。
ただ、犬を散歩させる場所はどこでも良いというわけではありません。犬にとって安全であることや、楽しめる場所であること、そして居合せる人たちに迷惑をかけたり、不快な思いにさせない場所であるかどうかをしっかり考えなければなりません。
なぜなら、場所によっては、犬がパニックをおこしたり、怪我をしたり、居合わせた人が怖い思いをすることもあり、犬・飼い主・他の人・全てにとって、苦い経験となりかねない事件が起こることがあるからです。
残念なことに、既にそのような事件は何度も起こっています。特に、お祭りやイベントなど大勢の人が一同に会している場所で、通りすがりに犬が飛びついて怖がらせてしまったり、急に走り出して迷子になってしまったということよく聞きます。
ですから、今日は「人ごみ」に犬を連れていったり、散歩コースとして選ぶことのリスクやマナーを調べていきたい思いたいと思います。
犬の散歩を人ごみでするリスク

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大勢の人が集まるということは、その場所が魅力的であるということですが、人が多ければそれだけ危険も増すものです。
人でごった返しているところでは、人と人とがぶつかったり、何かにつまずいて転びそうになったり、一緒にきている人を見失しなったり、価値観が違う人にイライラさせられたりすることが頻発します。
人間の世界だけでも様々なリスクがありますが、そこに犬が加わることによって、当然、トラブルになる状況も増えます。では早速、犬の散歩を人ごみでする4つのリスクを見ていきましょう。
犬が怪我をしてしまう

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人ごみでは視界が限られて、足元に何があるのか、まさ自分の前方にどんなものがいるのか見えないことが多いです。
それに加え、お祭りやイベントで盛り上がっていたり、ショーウィンドーや行き交う人々など気を散らすものが多いと、注意散漫になり、ぶつかってしまうことが多いです。
ですから、大人のくるぶしやふくらはぎくらいの高さしかない小型犬が、足元をチョコチョコ歩いていても、ほとんどの人は気づくことはないでしょう。
それで、全く気づいてない通行人に踏まれたり、走り回っている子供に蹴られたりして怪我をする事故が頻発しています。
犬がキャンっと泣いて初めて、下を見てびっくりする人がほとんどで、悪気があるわけではなく、本当に見えないのです。ですから、小型犬の場合は抱きかかえてあげる方が良いでしょう。
しかし、抱きかかえられたとしても、怪我をする可能性が下がるだけで、危険が完全になくなるわけではありません。
飼い主さん自体が人とぶつかったり、暴れ出した愛犬を抱きかかえきれずに、落として怪我をさせてしまう場合もあるのです。
中型犬の場合は、大人の膝あたりのサイズですので、踏まれることはないとしても、歩行者の膝や、抱えている大きなバック、ベビーカーなどの物が当たって、顔や体に傷を負うことがあります。
大人の腰の高さまであるような大型犬であったとしても、怪我のリスクは十分あります。 小さな子供が、くわえタバコのせいで火傷をしたり、大人とぶつかる衝撃で倒れたりするのと同じ危険が伴います。
犬の中では大型で、通行人の視界に入るとしても、人間の方がはるかに大きいですし、人がごった返しているところでかかる圧力や、注意散漫な人たちによる行動によって負傷することもあります。
残念なことに、飼い主さんも、ズラ〜と並んでいる出店や催し物に夢中になっていたり、お友達との会話に花を咲かせていて、愛犬が誰かにぶつかりそうになっていたり、子供が向かってきていることなど全く気づいていないことが多いです。
人間に踏まれたりぶつかられること、また金具のついたハンドバックや、尖ったパーツがある傘などで、悪気はないとしても結果的には殴られたのと同じにような衝撃を受けることが、犬にとってどれほどの悪影響になるか想像してみてください。
もちろん恐怖体験となり、心に傷を負うことは間違いありませんが、身体に受ける衝撃も凄まじく、打撲・擦り傷・ひどい場合は骨折にもなりかねません。心身ともに愛犬に一生残る傷を追わせてしまうリスクは決して軽く見るわけにはいきません。