猫にスルメを与えると腰が抜ける?!スルメが猫に良くない理由と対策を紹介していきます!

猫にスルメを与えると腰が抜ける?!スルメが猫に良くない理由と対策を紹介していきます!

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猫は魚介類が好きと言うイメージを持っている方も多いことでしょう。魚介類の中にイカがありますが、イカを加工したスルメを猫に食べさせても良いでしょうか?「猫にスルメを与えると腰が抜ける」ということわざは、どんな理由によるのでしょうか。猫にスルメを与えても大丈夫かまとめてみました!

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スルメの適切な与え方と適量

これは多すぎ

Tatyana Blinova/shutterstock.com

ここまで猫とスルメの関係について見てきました。

猫が「スルメを食べると腰を抜かす」というのは全くの迷信で、スルメを食べても腰を抜かすことはありません。

しかしスルメは塩分が高いことや、乾物なので胃の中で膨らんでしまう、消化不良を起こす、尿路結石の原因になりかねないといった可能性を見てきました。

これらのことを考えると、猫にスルメを与えることはあまりおすすめできませんが、どうしてもスルメを与えたいなら与え方や量に気をつけましょう。

スルメの適切な与え方とは?

どうしても愛猫にスルメを与えたいなら、なにかのご褒美としてごくたまに与える程度に抑えましょう。

食事のひとつとして定期的に与えることは絶対にしないでください。塩分が多いため、塩分過多になって心臓や腎臓に負担をかけてしまいます。また尿路結石の原因にもなりかねません。

スルメを与える適切な量とは?

上記でも何度も見たように、スルメは乾燥しているため水分を含むと大きく膨れ上がります。なんと10倍の大きさになるといわれています。

わずかな量であってもからだの小さい、胃の小さい猫の胃の中で大きく膨れ上がったスルメは、胃痛の原因になったり胃拡張の原因となりかねません。また大量に食べると消化不良を起こすことだってあるのです。

どうしてもスルメを与えたいなら、小さく小さく切ったスルメをひとかけらだけ与える程度に抑えておきましょう。

人間にとってわずかな量に思えても、猫にとってはかなりの量になることを忘れないでください。もちろん一番良いのは「与えないこと」です。

もしも愛猫がスルメを食べてしまったら

スルメを食べようとする猫

John And Penny/shutterstock.com

目を離したすきに猫がスルメを食べてしまうということもあるでしょう。では、飼い主が見ていない時に愛猫がスルメを食べてしまったらどうしたらよいでしょうか?

様子を観察する

まずはどのくらいの量を食べたのか把握してください。

大抵、猫にとってもスルメは固くてなかなか飲み込むことができないため、発見が早ければしばらくはもぐもぐとかみ砕いていることでしょう。愛猫がスルメをもぐもぐしていたらすぐにやめさせましょう。

食べた量が多くなければ、そのまま様子を観察しましょう。食べた後に下痢やおう吐をしないか、苦しそうにしていないか様子を見ます。

もしも異変が出たら病院で診てもらいましょう。

大量に食べた場合

しかし食べた量が大量だったり、どのくらい食べたか把握できなかったりする場合は、かかりつけの獣医師に相談すると良いでしょう。

大量にスルメを食べたことによって消化不良をこしたり、胃拡張を起こす可能性があります。もしも胃拡張をおこせば血管をふさいで血行を悪くし、呼吸困難や最悪死に至る可能性もあります。

特に子猫の場合は、スルメをたくさん食べることによって塩分過多になり、死に至りかねない状況になる可能性もあるので注意が必要です。

無理やり吐かせない

スルメを食べたからといってパニックになって、無理やり吐かせることはやめましょう。素人判断で無理やり吐かせると、かえって危険なこともあるからです。

猫は自己防衛本能があるため、からだに良くないものと判断されれば自分で体外に排出するようにできています。それを無理やり吐かせると、詰まらせて余計に危険な状態にしてしまう可能性もあります。

一番はかかりつけの獣医師の指示に従うことです。

スルメから猫を守るためにできること

ケージに入れられる猫

Tom Feist/shutterstock.com

ここまで見てきたように、できれば猫がスルメを食べない方がよいことがわかったのではないでしょうか?

しかし、猫は自分が好きなものへ対する(特に食べもの)執着心はとても強く、自分が欲しいと思ったらなかなか諦めず必死に探しあてます。猫は狭いところにも入り込みますし、高いところにも簡単に上ってしまいます。器用な猫は、自分で容器のふたも開けて中のものを食べてしまうことだってあります。

もしも猫の好物がスルメだったら、大変なことになってしまいますね。

では猫をスルメの誘惑から守るためにはどうしたらよいでしょうか?

普段から人間の食べ物を与えない

普段から人間の食べ物を愛猫に与えないようにしましょう。

日頃人間が食べているものを食事やおやつとしてもらっている猫は、キャットフードよりも人間の食べ物がおいしいということを学んでいます。

猫だって美味しいものが好きです。人間の食べ物の味を覚えてしまうと、キャットフードを食べたくなくなります。そして何とかして人間の食べ物を食べようとするようになるでしょう。

愛猫があなたの手から食べ物を食べる様子はかわいらしいかもしれませんが、こうして人間の食べ物の味を覚えると、人間の食べ物を探し出そうと必死になるようになります。

戸棚の中や棚の上など、あらゆる場所にある人間の食べ物を探し出し食べようとするでしょう。そんな中にスルメがあったら当然食べてしまいます。他にも、万が一猫が食べると中毒を起こすような食べ物があったらもっと危険です。

猫は人間の食べ物を食べたことがなければ興味を持ちません。食べたがることもないでしょう。

ですから人間の食べ物の味を教えないためにも、ふだんから人間が食べるものを与えないように徹底することは大切です。

キャットケージの使用

さらにキャットケージの利用も一つの方法でしょう。

ケージは猫を入れっぱなしにしておくものではありません。猫を一時的に隔離する場合に使用します。

例えば興奮しているとき、小さい子供などの来客がある時、アイロンかけをしているとき、炊事をしているときなど、一時的に手が離せず目を止めることができない状況の時に入れておきます。

そんなケージを利用するのです。

猫が欲しがりそうなものを食べるときはケージに入れるのです。スルメを食べるときにもケージに入ってもらいます。

もちろん最初は嫌がりますし、うれしくないことでしょう。しかし慣れてくれば、猫も人間と一緒にご飯を食べないことをわかってくれます。

飼い主の心情からしても、愛猫をケージに入れて自分がいつまでもだらだらとスルメを食べるということをしないでしょうから、少しの時間ケージに入ってもらうくらいは問題ありません。

スルメは買わない

一番よい方法は、スルメを買わない、または家の中に置かないことかもしれません。家にスルメがなければ、猫が食べてしまうという心配もありません。

スルメを肴にお酒を飲むのが好きという方にとってこの選択肢は難しいかもしれませんね。

でも愛猫の身体のことを考え、愛猫と過ごすかけがえのない時間のことを考えたら、スルメ以外のものを肴にしたっていいのではないでしょうか?

どうしてもスルメが食べたいときは一回分だけ買って家に残しておかない、というのも一つの方法ですね。

まとめ

猫とイカ

Omkoi/shutterstock.com

今回は猫とスルメの関係について見てみました。

島国の日本は昔から漁業が盛んなため、猫に魚を与える機会が多く、猫といえば魚が好き!というイメージがあります。

しかし、イカやタコに含まれている「チアミナーゼ」という酵素は猫にとって大切なビタミンB1を分解する作用があるため、イカやタコを食べるとビタミンB1不足になってビタミンB1欠乏症になる可能性があります。

ビタミンB1が欠乏すると食欲不振、体重減少などの症状を経て神経症状を起こし、後ろ足がよろよろしたり麻痺したりけいれんをおこすなど、まっすぐ歩けなくなってしまう要因につながります。そうしたことから、イカやタコを食べると「腰が抜ける」といわれるようになったのでしょう。

しかしチアミナーゼは加熱することで消滅するため、加熱処理されたスルメを食べたからといってビタミンB1不足になることはありません。

ところがスルメは塩分が多いため、たくさん食べれば腎臓や心臓に負担をかけますし、ミネラルも豊富ですがバランスが偏っているため尿路結石の原因にもなりかねません。

さらに、乾燥したスルメは胃の中で水分を含むと約10倍にも膨れることから胃拡張になって、おう吐や胃痛の原因や、最悪血行不良を起こし呼吸困難によって死に至りかねないこともあります。消化にも良くないため、消化不良による下痢やおう吐の原因にもなりかねません。

こうした様々な理由から、スルメを食べたからといって腰が抜けることはありませんが、おすすめできる食べ物とは言えないことが分かります。

愛猫の健康のためにも、スルメは与えないようにしたいものですね。どうしても与えたい場合はごくごくわずかな量をごくたまに与える程度にしましょう。

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