猫とトマトの相性ってどう?メリットやあげる場合の注意点を解説!

猫とトマトの相性ってどう?メリットやあげる場合の注意点を解説!

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「赤くて丸くてみずみずしい野菜」といえば真っ先にトマトが思い浮かびますよね。いかにも健康的な感じがするトマトですが、猫に与えても良い食材なのでしょうか?トマトが好きという飼い主さんはそんな点がきっと気になっているはず。今回はトマトと猫の相性について、またトマトをあげるメリットについてまとめました。

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猫にトマトを与えるメリット

肥満の猫

Andriy Blokhin/shutterstock.com

ここまででトマトに含まれる特徴的な栄養を知ることが出来ましたね。これらの点からすると、ネコちゃんにトマトを与えるとメリットがあるように思えますが、実際はどうなのでしょうか。ここからは期待できるメリットをいくつか紹介したいと思います。

皮膚や被毛の健康

ネコちゃんにはいつまでも綺麗で若々しくいて欲しいですよね。そのためにはネコちゃんの皮膚や被毛の健康に気を配る必要があるでしょう。実はトマトにはネコちゃんの皮膚を健康に保つための栄養が含まれています。

もちろんトマトを少し食べただけですぐに皮膚がきれいになるわけではありませんが、ネコちゃんの日々の食事にトマトを織り交ぜることによって、長期的にみて皮膚をきれいに保つよう助けてくれるはずです。

肥満防止に良い

飼い猫となると、飼い主さんからいつもごはんが与えられます。自分で獲物を捕らえる必要もありませんから、運動量も少なくなりますし、安定して食料にありつけます。そのため栄養やカロリー管理ができていないと、すぐに肥満になってしまうことでしょう。

飼い主さんから十分ごはんを与えられるのは幸せなことです。でも太ってしまうと見た目も損ないますし、なにより健康的ではありませんよね。肥満が原因で病気にかかったり、持病が進行したりする恐れもあります。ですから日ごろから肥満防止を考えた食事を与えるようにすると良いでしょう。

その点でトマトはとても役立ちます。トマトには13-oxo-ODAが含まれているので、脂肪燃焼の働きをサポートしてくれると期待できます。

もちろんトマトを与えただけでみるみる痩せるわけではないでしょうが、食事制限や適度な運動と合わせると肥満になってしまうのを防ぐことが出来るでしょう。

またトマトは野菜ですし水分が多く含まれているのでカロリーは低めです。そのためいつもの食事にトマトを混ぜることでカロリーを抑えつつ量を増やすことができます。また、おやつなどで少量のトマトを与えるならネコちゃんの気もまぎれますし、太ってしまうこともないでしょう。

もちろん、トマトのみを食べることを好まないネコちゃんも多いので、そこは無理して与えないようにすべきですね。

水分補給

みずみずしいトマトをかじるとたくさんの果汁があふれてしっかりと水分補給することが出来ます。ネコちゃんたちの夏の水分補給に上手に活用できるかもしれません。

ネコちゃんたちは体内の水分量が少なくとも行動できる動物ですが、それがゆえに自分から水分を求めることが少ない動物でもあります。活動できるからと言って、体内の水分量が少ないなら危険な状態になります。水を飲みたがらないとしても工夫して水分補給させてあげるべきです。

例えば水分をたくさん含んでいる野菜を活用することが出来るでしょう。そこで登場するのがトマトです。トマトもたくさんの水分を含んでいるので、水を与える代わりに食べさせると良いでしょう。水を飲もうとしなくてもトマトは食べてくれるかもしれませんね。

猫にトマトを与えるときの注意点は?

輪切りにスライスした完熟トマト

Bozena Fulawka/shutterstock.com

トマトを与えることにはいくつかのメリットがあることが分かりました。今まで一度もトマトを与えたことがないという飼い主には意外な情報だったかもしれませんね。とはいえ「よし!今日からトマトをたくさん食べさせよう!」とは考えないようにしてください。

メリットがあるからといってむやみに与えて良いわけではありません。トマトを与える場合にはいくつかの注意点があるからです。どんな注意点があるでしょうか?こちらもいくつか紹介しますね。

熟したトマトを選ぼう

先述の通り未熟な青いトマトにはトマチンが含まれています。ですからネコちゃん用のトマトを選ぶときはしっかりと熟した赤いトマトを選んであげましょう。

与えすぎない

トマトを与えることには色々なメリットがあるとはいえ、決して与えすぎないようにしましょう。人間は雑食ですので野菜を食べても難なく消化することができますが、ネコちゃんたちはそうではありません。「トマト=メリットがある」ということは「トマト=積極的に与えるべき野菜」というわけではないということです。

あげる場合は人間が考える「少量」よりもさらに少ない量が丁度よいでしょう。人間と猫とではサイズが全然違うからです。ネコちゃんには本来野菜を与える必要がないことを念頭に置いておくなら、たくさん与えようとは思わないでしょう。

トマトの加工品には注意しよう

スーパーマーケットで販売されているのは、生のトマトだけではありません。トマトジュース、トマトスープ、トマトソースなどと言った加工品がたくさんありますよね。

手軽にトマトを摂取したりトマトを料理に使ったりするにはおすすめですが、ネコちゃんに与えるのであれば、注意が必要です。

トマトの加工品に含まれている成分には少しリスキーなものが含まれているからです。例えば添加物がたくさん含まれていたり、塩や砂糖が含まれていたりすることが多いです。ネコちゃんには塩分が含まれていないものが望ましいでしょう。

そういった加工品は人間にとってはあまり美味しくないかもしれませんが、ネコちゃんの健康にはそれが丁度良いのです。

猫にトマトをどのように与えることができる?

美味しそうなトマトスープ

Sara Winter/shutterstock.com

トマトをネコちゃんに与える場合、具体的にどのように与えれば良いでしょうか?生でそのまま与えてもよいのですが、少し工夫してもっと食べやすくしてあげるほうが良いでしょう。どんな方法があるか、いくつか紹介しますね。

トマトスープ

トマトを使ったスープを作るのはいかがでしょうか?トマトだけでなく、お肉や野菜を加えるなら、より栄養豊かになります。ネコちゃんたちもお肉のにおいで食べやすいと感じるでしょう。

トマトスープにするなら水分も摂取できるので、水分補給にはピッタリです。あまり水を飲んでくれないネコちゃんへおすすめできます。市販のキャットフードにもトマトスープを加えてあげるなら、栄養を補完することもできますし、水分も一緒に摂取できます。

ただし危険性がある野菜は決して入れないように気を付けてください。

トマトペースト

トマトをペースト状にしてあげるなら、どんなごはんにも簡単に付け加えることが出来ます。トマトの皮は消化しづらいので取り除いてあげると良いでしょう。果肉と果汁をすりつぶしてペースト状にしてください。

手作りのごはんにトマトペーストを用いてもいいですし、市販のキャットフードに付け加えることも出来ます。

まとめ

トマトはネコちゃんに与えてもよい野菜の1つです。トマトを与えることで、ネコちゃんをより健康にしてあげることも出来るでしょう。

トマトには13-oxo-ODAという成分が含まれており、これによって脂肪燃焼を助けることができますから、肥満気味のネコちゃんにはピッタリの食材ですね。

加えて、リコピンと呼ばれる色素も含まれています。これらが体内の活性酸素を抑えてくれるので、アンチエイジングに効果が期待できます。ネコちゃんも老化を避けることはできませんが、出来るだけ元気で可愛らしい姿を保ってもらいたいですよね。この点でトマトは有効活用できそうです。

トマトにはこのようにたくさんのメリットがありますが、注意が必要であるということも知ることが出来ました。未熟で青いトマトは決して与えないようにしましょう。トマトには加工品もたくさんありますが、それらに含まれている成分にも注意しましょう。できるだけトマト以外のものが含まれないようにしたいものです。

野菜の中でもトマトはメリットの多い野菜の一つです。ネコちゃんの健康を考えて上手に活用できるといいですね。

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