猫とトマトの相性ってどう?メリットやあげる場合の注意点を解説!
「赤くて丸くてみずみずしい野菜」といえば真っ先にトマトが思い浮かびますよね。いかにも健康的な感じがするトマトですが、猫に与えても良い食材なのでしょうか?トマトが好きという飼い主さんはそんな点がきっと気になっているはず。今回はトマトと猫の相性について、またトマトをあげるメリットについてまとめました。
猫にトマトを与えても大丈夫!?
Icatnews/shutterstock.com
「赤くて丸くてみずみずしい野菜」といえば、何を思い浮かべますか?多くの方がトマトを思い浮かべるのではないでしょうか?それだけ、トマトは一般的で人気な野菜です。私たち人間にとってとても身近な野菜ですが、猫たちにとってはどうなのでしょうか?
トマトを食べるネコちゃんはいるのでしょうか?そもそも、ネコちゃんにトマトを与えても大丈夫なのでしょうか?
私たちの周りには、トマトジュースやトマト缶などの加工品もたくさん溢れています。それらもネコちゃんに与えてもよいのでしょうか?今回はこのようなポイントを説明したいと思います。またトマトを猫に与えるメリットやデメリットをご紹介したいと思います。
基本的にトマトは大丈夫!!
ネコちゃんたちは肉食動物ですから、自分から野菜を食べることはあまりありません。それでも飼い猫となって人間の近くで生活しているネコちゃんたちは、雑食であるかのように振舞うことがありますよね。
飼い主さんが少量の野菜を与えることもあるでしょう。ネコちゃんによっては野菜を美味しそうに食べる子もいます。
野菜を与えることには注意が必要ですが、野菜の中には与えても問題の無いものと、絶対に与えてはいけないものがあります。ではネコちゃんにトマトを与えても大丈夫なのでしょうか?
答えは「Yes」です。熟した赤いトマトには有害成分が含まれていないので、与えても問題ないでしょう。
トマトの特徴と言えばやはりその水々しさではないでしょうか?トマトを食べると口の中いっぱいにトマトの汁が広がりますよね。このようにトマトのほとんどは水分から出来ています。そのためネコちゃんがトマトを食べることで水分を摂取することが出来ますし、トマトに含まれるいくつかの栄養も摂取出来ることでしょう。
もちろん、与えすぎには注意が必要です。与えても問題ないのですが結局は野菜に分類されます。ネコちゃんは野菜を消化することが苦手ですから、トマトを与えすぎるなら胃腸が弱ってしまうでしょう。
さらに「熟した赤いトマトは大丈夫」と説明しましたが、なぜ「熟した」と限定しているかというと、実は「トマチン」と言うリスキーな成分があるからなんです。トマチンとはどんなものなのでしょうか?
トマチンには要注意!!
トマチンとは、トマトの茎や葉に含まれる毒性の「糖アルカロイド」の事です。これを摂取してしまうなら心拍数が低下したり、消化器系に問題が生じたりします。
トマチンはネコちゃんだけに有害なのではありません。人間であっても多量に摂取することで、めまいや腹痛などを引き起こすことがあるそうです。
ネコちゃんにトマトの茎や葉を与えることはまずないでしょうが、偶然手作りごはんの中に混入してしまうことが無いように気を付けたいものですね。また、家庭菜園をもっている方も気を配る必要があります。
ネコちゃんの生活空間の近くにトマトが植えられているなら、トマトの茎や葉をかじってしまう可能性もありますよね。そうした場合もトマト中毒になってしまう可能性があります。
トマチンは茎や葉だけに含まれるのではなく未熟な青いトマトにも含まれています。スーパーでも青いトマトが販売されることがありますが、どちらかというと、トマチンを与えてしまう可能性としては、「青いトマトが原因で」という方が高いかもしれませんね。
自宅で育てているトマトの苗には青いトマトがたくさんなっているかもしれません。危険ですので決してネコちゃんがそのまま食べてしまうことが無いようにしましょう。
トマトってどんな野菜!?
Tim UR/shutterstock.com
熟したトマトであれば、ネコちゃんに与えても問題がないことが分かりましたね。トマトはネコちゃんに与えてもいい野菜の中の1つです。ところでトマトとはそもそもどんな野菜なのでしょうか?特徴をいくつか紹介したいと思います。
トマトはナス科トマト属の野菜です。原産地はアンデスの高地と言われており、それがヨーロッパに渡りそこで広く活用されるようになりました。ヨーロッパでは料理にトマトが用いられることが多いのはそれが理由だったのですね。
現在では、日本でもトマトを用いた料理がたくさんあります。生食としてサラダに用いられることも多いですし、加熱食としてスープやパスタ、ピザなどに用いられることも多いですね。
トマトにはたくさんの品種があり、赤い色をしたものから黄色のものまで見た目も様々です。同じように未熟な緑色のトマトも出回ることが多いですので、食用の際にはトマチンを気にする必要があります。
トマトは八百屋やスーパーマーケットで一年中見ることができますが、日本では夏にたくさん収穫されるようです。夏の野菜としてトマトやナスやキュウリを思い浮かべる人も多いでしょう。
ところでトマトにはどのような栄養素が含まれているんでしょうか。すべてをあげることはできませんが、代表的な栄養素をご紹介したいと思います。
トマトに含まれる栄養素
トマトには以下のような栄養素が含まれています。どんな特徴があるかも併せて説明します。
■βカロテン トマトにはβカロテンが豊富に含まれています。βカロテンには抗酸化作用があるので、がんや心臓病の予防、運動による酸化ダメージを軽減することができます。老化防止にも効果的だと言われています。
ネコちゃんはβカロテンを体内でビタミンAに変換することが出来ません。しかし、βカロテンそのもの恩恵を受けることはできますので、出来るだけ与えたい栄養素だと言えるでしょう。
■リコピン リコピンはトマトの赤い色の元となっている成分です。リコピンはβカロテンなどのカロテンの仲間です。リコピンはカロテンの中でも抗酸化作用が高く、βカロテンやビタミンEの何倍もの効果を発揮してくれるのです。
リコピンそのものによって体内の活性酸素を減らすことが出来るのです。活性酸素とは普通の酸素と比べると非常に酸化力の高い酸素の事です。体内では侵入してくる細菌を退治したり、有毒な成分を無効化してくれたりします。
しかし、この強い酸化力は身体に不利益な効果ももたらしてしまうのです。活性酸素が過剰になってしまうと体内の正常な細胞までも傷つけてしまいます。過剰な活性酸素が原因で生活習慣病や老化が進行してしまうのですね。
リコピンはこの活性酸素を減らすことが出来るので、生活習慣病や老化に対して効果を発揮することができると言えるのです。最近ではこのリコピンの働きに注目が集まっています。ネコちゃんにもトマトを与えることでこれらの効果を期待できるでしょう。
■13-oxo-ODA トマトの果汁には「13-oxo-ODA」と呼ばれるリノール酸が含まれています。なんだか複雑な名前ですが、この13-oxo-ODAには体内の脂肪の燃焼を促進させる効果があることが分かっています。
13-oxo-ODAを摂取することによって、肝臓で脂肪燃焼のために働くタンパク質がたくさんつくられるようになり、結果的に血糖値が低下します。ネコちゃんにトマト果汁を与えるならこのような効果を期待できることでしょう。
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入り口にゲートを付けていることと、首輪に住所や連絡先を書いていますね。まぁマンションなので脱走しても同じ階のフロアをうろうろするくらいなんでしょうけど。