キウイは猫にとっても栄養価の高いフルーツ?猫が食べるとどんな影響があるの?

キウイは猫にとっても栄養価の高いフルーツ?猫が食べるとどんな影響があるの?

update

キウイは、別名「フルーツの王様」とも呼ばれるほど栄養価が非常に高いフルーツです。そんなキウイを猫に食べさせても大丈夫でしょうか?キウイに含まれる効能や効果、猫に与えるメリットやデメリットについて取り上げていきたいと思います!

update

猫がキウイを食べるとどんなメリットがある?

キウイに含まれるカリウム

ratmaner/shutterstock.com

キウイに含まれるおもな栄養成分について取り上げました。こう見ると、キウイには体が必要とするたくさんの栄養成分が含まれており、さまざまな効果や効能を期待できるフルーツであることが分かると思います。

そしてこうした効果や効能は、猫に関しても期待できるメリットと言えるに違いありません。

たとえば、キウイに含まれる「カリウム」によって腎臓の働きがサポートされるので、利尿効果を期待できます。

おしっこと一緒に余分な老廃物や毒素も体外に排出してくれるので、膀胱炎や腎炎を予防してくれる効果を期待することもできます。

猫は膀胱炎にかかりやすい動物です。ですからカリウムを積極的に取り入れることは、こうした腎臓の働きを良くするのに役立つでしょう。

他にも、風邪やウィルスから守るのに必要な免疫力のアップや、腸内の働きを良くして便秘改善をしてくれるのに役立つ食物繊維やビタミンなどがバランスよく含まれています。

無理に食べさせる必要はありませんが、もしキウイを好んで食べたがる猫ちゃんがいるなら、猫にとってもたくさんのメリットがあるキウイをおやつや食事に取り入れてみるのも良いかもしれませんね。

猫にキウイを与える時のデメリットについても覚えておこう

ちょっと太りすぎ?

ROMAN DZIUBALO/shutterstock.com

キウイには確かに豊富な栄養成分が含まれていますから、食べさせることで猫の健康に役立つわけですが、与える際に気を付けておかなければならないこともあります。

どんなに体に良いフルーツであったとしても、デメリットもあるからです。

では、猫にキウイを食べさせる場合どんな点に気を付ける必要があるのか、どんなデメリットについて覚えておくと良いかを取り上げてみましょう☆

○胃腸に負担をかけてしまう場合がある

キウイには豊富な食物繊維や水分が含まれています。ですから一度にたくさん食べさせてしまうなら、猫が「下痢」や「嘔吐」の症状を引き起こしてしまう可能性があります。それによって胃腸にダメージを与えてしまう危険があるのです。

特に暑くなる季節になると、カリウムやミネラル、水分などを効率よく摂れるキウイを愛猫にもたくさん食べさせて、元気に過ごさせたいと思うかもしれませんが、大量に与えることはかえって猫の負担になってしまうので避けましょう。

また、猫にキウイをあげる時には、冷蔵庫から出したてのキンキンに冷えたものよりも、しばらく常温に戻したもののほうが胃腸にも優しいと感じます。

○アレルギー反応を示す猫もいる

人に限らず猫に関しても同じことが言えますが、どの食べ物にアレルギー反応が出てしまうかはその猫によって違いがあります。

特に、キウイに含まれる「アクチニジン」と呼ばれる成分にアレルギー反応が出る猫もいるようです。このアクチニジンはマタタビにも含まれていますから、以前にマタタビに触れてアレルギーが出た猫ちゃんにはぜったいに食べさせないほうが良いでしょう。

キウイを初めて猫に与える時には、ほんの少しの量をあげて、その後なんの変化もないかどうか様子を見るようにしてください。

万が一キウイを食べた後に愛猫に下痢や嘔吐の症状が見られたり、皮膚のかゆみ反応が出ていたり、目の充血や元気がないなどの症状が見られたりするなら、アレルギー反応の可能性があります。

すぐに獣医師に見てもらって、適切な処置を施してもらうようにしましょう。そして少しでもアレルギー反応が見られたなら、今後はキウイは食べさせないようにしてください。

○肥満や糖尿病になってしまう可能性がある

キウイも含めて、どのフルーツにもたくさんの糖分が含まれています。

猫がキウイを喜んで食べてくれるからといって、毎日たくさんのキウイを食べさせてしまうなら、肥満や糖尿病といった原因になりかねません。

「食べさせ過ぎない」ように気を付けましょう。

○腎臓に負担をかけてしまう猫もいる

腎臓や心臓に疾患がある猫にとって、カリウムという成分は逆に体に負担を与えます。なぜかというと、腎機能が低下しているため、カリウムを排出することが難しいからです。

正常な猫の場合だと、摂取したカリウムのほとんどはおしっこや汗などによって体外に排出されます。しかし腎臓病を患っている猫の場合は、余分なカリウムが体内に溜まってしまい、それによって「高カリウム血症」を引き起こしてしまう危険があるのです。

高カリウム血症は不整脈や頻脈を起こす可能性があり、最悪の場合は心停止してしまい命を落とす危険もあります。

ですから、心臓の弱い猫や、腎機能が低下している可能性がある高齢の猫にも上げない方が良いでしょう。猫の体調や持病、年齢などをよく考えてから上げるようにしてください。

猫に食べさせてよいキウイの適量と与え方

ペースト状にしたキウイ

Ekaterina Kondratova/shutterstock.com

人間の場合、「1日に2個のキウイフルーツを毎日食べて、免疫力をアップ!」なんて言われますが、もちろん猫にはそんなに与えてはいけません。

キウイにはたくさんの「糖分」が含まれていますから、たくさんの量を与えてしまうなら肥満や糖尿病といった健康被害につながりかねないからです。

人間と猫は体の大きさや体重がまったく違いますから、一日に摂取して良い「適量」にも違いがあります。

ではどれくらいのキウイが、猫にとって「適量」になるのでしょうか。

毎日ではなく、「週に何度か、小さくカットしたものをほんの少し」で十分な量といえます。

キウイには確かに豊富な栄養素が含まれていますから、猫にとっても体に良い食べ物といえるわけですが、キウイはあくまでも人間が食べるものです。

はっきりいって「必ず猫に食べさせないといけない」食べ物ではないわけです。キャットフードには猫が必要とする栄養素が十分に含まれていますし、無理に人間が食べるものを与える必要はないのです。

ではキウイを与える時には、どのような「与え方」ができるでしょうか。

まずキウイの皮は剥いてから与えるようにします。皮は消化しにくいため、消化不良を起こしてしまう可能性があるからです。

また、キウイの実は固いこともありますから、食べさせる時には小さくカットして与えるようにしてください。

カリカリのドライフード程度の大きさか、それよりも小さいサイズにしてあげると猫にとっては食べやすいですし、胃腸に負担をかけてしまうことも避けられます。

ペースト状にして、普段の食事にほんの少し混ぜてあげるという方法も良いかもしれないですね。

まとめ

猫にキウイを食べさせたとしても問題はありませんが、「必ず猫に食べさせないといけない」食べ物なわけではありません。

キウイを好んで食べたがる猫ちゃんを飼っているなら、週に何回かだけ、しかもほんの少しの量だけ食べさせるようにし、愛猫の健康を守るように気を付けてあげてくださいね。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板