キウイは猫にとっても栄養価の高いフルーツ?猫が食べるとどんな影響があるの?

キウイは猫にとっても栄養価の高いフルーツ?猫が食べるとどんな影響があるの?

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キウイは、別名「フルーツの王様」とも呼ばれるほど栄養価が非常に高いフルーツです。そんなキウイを猫に食べさせても大丈夫でしょうか?キウイに含まれる効能や効果、猫に与えるメリットやデメリットについて取り上げていきたいと思います!

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猫とキウイ

OlgaBartashevich/shutterstock.com

キウイが好きな猫はいるのか

キウイフルーツは、別名「フルーツの王様」とも呼ばれるほど栄養価が非常に高いフルーツです。

その優れた栄養価を持ちながらも、店頭で売られているキウイは他のフルーツと比べても比較的お手頃な価格で手に入れることができるため、特に健康や美容に気を付けている女性たちから多く支持されています。

キウイは輸入品も多く出回っていますが、実は国内でもたくさん生産されており、旬のシーズンは12月から4月にかけて、つまり冬から春にかけてがもっとも収穫されている時期です。

でも輸入品も多いので、いつでも店頭に置いてある感じがしますよね。通年で安定して出荷供給されるフルーツなので、実際あまり季節を感じることなく、いつでも手軽に口にすることができます。

甘くてみずみずしく、それでいて栄養価が高いキウイフルーツですが、人間だけでなくてペット、たとえば猫に食べさせても大丈夫なんでしょうか。そもそも、飼っている猫の中でキウイを好んで食べようとする猫ちゃんっているんでしょうか。

ちなみに我が家でも猫を2匹飼っているのですが、どちらもキウイに限らずフルーツ全般関心を示しません。近くで食べていると、「何食べているの?」とクンクン匂いは嗅いできますが、興味なしと言わんばかりにすぐそっぽを向いてどっかに行ってしまいます(笑)

でもネットを調べてみたところ、猫の中にもキウイフルーツに興味を持ったり、食べたりするのが好きな猫ちゃんもいるようですね。

キウイを食べている猫の動画がないか調べてみましたが、キウイの実を食べているものは見つかりませんでした。

でも、猫にキウイを見せてどんな反応をすることがあるのかが分かる動画があったので、いくつかご紹介します。

〇https://www.youtube.com/watch?v=-jDNWQhVjLc

こちらの猫ちゃんは、キウイの実ではなくて根っこを食べているようですね。うなり声をあげながら、夢中でキウイの根に集中しています。

「食べてるんだから、邪魔しないでよ~」、そんな声が聞こえてきそうな感じです(笑)

飼い主さんの情報によると、この猫ちゃんはキウイが大好きみたいですね。いつもはキウイの茎を食べていて、散歩のたびに食べるということですから、よっぽどキウイ好きと見ました☆

〇https://www.youtube.com/watch?v=NsTcFtyhu6A

さてさて、こちらの猫ちゃんたちはどうでしょうか~。キウイのにおいを嗅がせてもフイっとそっぽを向いていましたが、カットしている時は興味津々でじーっと見つめていますね。

鼻に近づけてみると、クンクンにおいを嗅いではいましたが…これは初めて目にする食べ物への好奇心だけだったようですね(;^ω^)

小さく食べやすくカットしてあげても見向きもしていませんでした~

〇https://www.youtube.com/watch?v=T-EIWqtfiMA

こちらの真っ白い猫ちゃんも、やはりキウイの根っこに反応していました。体全部をこすりつけて、恍惚状態にあるようにも見えます。

猫はキウイの実というよりも、茎や根っこの方が好きだということなんでしょうか。

猫にキウイを食べさせても大丈夫なのか

キウイを見つめる猫

Daykiney/shutterstock.com

さて、猫の中でもキウイのにおいに反応する子もいれば、まったく関心を示さない猫もいることが分かりましたが、そもそも猫がキウイを食べてもなんの問題もないのでしょうか?

ときどき飼い主がちょっと目を離したすきに、テーブルやキッチンの上に置いていた食べ物を猫が口にしてしまうことってありますよね。

猫にとって中毒症状を引き起こすなどの害がない食べ物だと分かっていれば心配はないのですが、食べさせて良いものなのか分からない時は不安に思ってしまいます。

人間にとってはどんなに栄養価が高くて体に良い食べ物であったとしても、猫には害があって食べさせてはいけないという食べ物もたくさんあります。

フルーツであったとしても、ぶどうのように食べると中毒症状を引き起こすので、ぜったいに食べさせてはいけないというものもあります。

では、キウイはどうでしょうか。結論から言うと、キウイには猫にとって有害となる成分は含まれていないので、食べさせても問題はありません。

むしろ猫はキウイを好むようです。それはなぜかというと、キウイは「オニマタタビ」とも呼ばれており、猫が大大大っ好きな「マタタビ」の仲間だからなんです。

実際にアップされていた動画でも、キウイがマタタビの仲間だからということで、キウイに反応を示すか試していた飼い主さんが多く見られました。

茎や根っこを夢中で食べていたり、転げまわって体をこすりつけたり、といった猫ちゃんがいたのは、マタタビに反応した時と同じ行動を取っていたということです。

ヤフー知恵袋にもこんなコメントが寄せられています。

「実家で飼っていた猫は、キウイフルーツの剪定した枝の切り口のにおいで酔っていました。実にはあまり興味はなかったみたいです」

「庭に生えているキウイフルーツの木の枝が地面に置いてあったのですが、ペットの猫が夢中になって枝をかじったり、頭にこすりつけたり、マタタビで遊んでいる時のような顔やしぐさでじゃれていました。目つきも変でした」

マタタビの仲間にサルナシ(ツバキ目マタタビ科マタタビ属)があって、キウイフルーツはサルナシの亜種である「シナサルナシ」を果樹として改良したものだそうです。

それでごく微量ではあるものの、マタタビと同じように猫を興奮させたり陶酔させたりする「マタタビラクトン」と呼ばれる成分が、キウイにも含まれているようです。

猫によって反応の度合いは異なるものの、おもに雄の成猫が反応しやすいとのことでした。

キウイに含まれる栄養素を調べてみた

キウイ

Peter Kotoff/shutterstock.com

キウイには猫が反応しやすい成分が含まれているため、好む猫がいるということが分かりましたが、そもそもキウイを猫が食べることでどんなメリットがあるのでしょうか。

その点を考える前に、キウイにはどんな豊富な栄養素が含まれているのかを調べてみることにしましょう。

キウイに含まれているさまざまな栄養素や成分には、どんな効果や効能があるのでしょうか。

■その① ビタミンC、E

キウイに多く含まれる「ビタミンC」や「ビタミンE」は、食欲や血行を促し疲労回復に効果がある成分です。他にも、美肌効果をもたらしたり、免疫力をアップしたりといった効果があると言われています。

■その② 食物繊維

食物繊維は、水に溶ける「水溶性」というタイプと、水に溶けにくい「不溶性」というタイプの2種類に分けられます。

「水溶性」の食物繊維には、善玉菌を増やして腸内環境を整えることや、糖質の吸収をゆるやかにすることで血糖値が急激に上昇するのを抑える働きがあります。

「不溶性」は便の量を増やして腸内環境を整え、便秘を解消してくれる働きをします。

キウイにはこの2種類どちらも含まれています。ですから、キウイを食べると腸内のぜん動運動が促されて、便が排出されやすくなります。

■その③ カリウム

「カリウム」には、体内のナトリウム(塩分)の吸収を抑えて、余分なナトリウムを体外に排出するよう促す働きがあります。それによって血圧の上昇を抑えたり、筋肉の収縮をスムーズにしたりするわけです。

また、腎臓の働きをサポートし水分代謝を促すことで、おしっこと一緒に老廃物も排出してくれます。つまり利尿作用に効果がある成分ということです。

それにより体のむくみを改善したり、膀胱炎や慢性腎臓炎といった炎症から守ってくれる働きをします。

■その④ 葉酸、有機酸

「葉酸」はビタミンの一つで、体内の血液を正常に造り維持するのに欠かせない栄養素です。この「葉酸」が不足してしまうと、貧血や神経障害などの悪影響があります。

また「有機酸」には、鉄の吸収を高める効果があるため、やはり貧血予防や疲労回復に効果があるようです。

■その⑤ アクチニジン

「アクチニジン」と呼ばれる成分は、キウイフルーツ特有の成分です。

この成分の主な特徴は、たんぱく質の分解を促す働きがあるという点です。つまり、食べた肉や魚などのたんぱく質の栄養を吸収しやすくしてくれて、なおかつ消化しやすいように働く作用があるということです。

■その⑥ ポリフェノール

キウイには「ポリフェノール」も豊富に含まれていますが、この「ポリフェノール」には抗酸化作用があります。

抗酸化作用というのは、体の中で生じる老化や病気の原因となる活性酸素を抑えたり、がんや動脈硬化といった病気の予防をしたりする働きのことを言います。

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