カーリーコーテッド・レトリバーの性格・特徴・飼い方｜ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

update2020/01/28

カーリーコーテッド・レトリバーの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

update2020/01/28

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名称：カーリーコーテッド・レトリバー性格：落ち着いている、勇敢、自立心がある寿命：10～12歳体重：27～43kg 体高：62.5～67.5cm 毛色：ブラック、レバー値段相場：希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー約50万（輸入になる）

カーリーコーテッド・レトリバーの性格

犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ（JKC）によると、カーリーコーテッド・レトリバーは最も早く認定されたレトリバー種とされています。17～18世紀頃からイギリスで猟犬として活躍してきました。

カーリーコーテッド・レトリバーは狩猟犬として活躍してきたので、理解力があり飼い主に従順です。社交性があり友好的な性格をしているので、他の犬とも仲良く接することができますが、相手の動きを見て距離を置くこともあります。

同じくレトリバー種のゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーに外見や頭の良さがよく似ています。ただし、カーリーコーテッド・レトリバーは巻き毛、ゴールデン・レトリバーは長毛、ラブラドール・レトリバーは短毛という被毛の特徴に違いがあります。

カーリーコーテッド・レトリバーの平均寿命

カーリーコーテッド・レトリバーは大型犬で、平均寿命は10～12年です。大型犬全体の平均寿命は13年ほどなので、カーリーコーテッド・レトリバーはやや短命な犬種と言えます。

カーリーコーテッド・レトリバーの平均体重

カーリーコーテッド・レトリバーの平均体重は、27～43kgです。オスとメスに大きな差はありません。

カーリーコーテッド・レトリバーの平均体高

カーリーコーテッド・レトリバーの体高はオスが67.5cm、メスが62.5cmが理想的です。

カーリーコーテッド・レトリバーの毛色（カラー）

目立つホワイトのパッチは好ましくありませんが、優れた個体なら少しの白い毛は許容されます。

ブラック

black curly coated retriever dog on the beach

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レバー

Typical Curly Coated Retriever in the garden

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ブラック
レバー

カーリーコーテッド・レトリバーが成犬になるまでの期間

犬は体の大きさによって成長期の長さが異なります。大型犬のカーリーコーテッド・レトリバーは、約15～18か月かけて成犬になります。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

カーリーコーテッド・レトリバーの鳴き声

カーリーコーテッド・レトリバーは、力強く低く鳴き声をしています。温厚で落ち着いた性格なので、あまり吠えることはありません。

カーリーコーテッド・レトリバーがかかりやすい病気

カーリーコーテッド・レトリバーの子犬がかかりやすい病気

病名	時期や症状	治療費
股関節形成不全	股関節が正常に形成されず、歩行に異常が現れる。成長期に発症することが多い。	約40万
眼瞼内反症	瞼が内側にめくれてしまう遺伝性の病気。内側にめくれた瞼やまつげによって結膜炎や角膜炎を引き起こすこともある。	3千～5千円/1回（まつげ脱毛）約10万円（手術）
眼瞼外反症	瞼が外側にめくれてしまう遺伝性の病気。角膜や結膜が露出して炎症が起こりやすくなる。涙や目やにが多く出るようになる。	不明
白内障	水晶体が白く濁って視力低下が起きる。遺伝性と他の病気と併発する2通りがある。内科的治療では白内障の進行を遅らせることはできるが、完治はできない。	約20～32万円/片目（外科的治療）
進行性網膜萎縮症（PRA）	網膜が萎縮していって、徐々に視力が低下していく遺伝性の病気。最終的には失明する。完治させる方法はなく、ビタミン剤や抗酸化剤などのサプリメントを与えて進行を遅らせる。	ビタミン剤・抗酸化剤100円/1錠
角膜ジストロフィー	角膜に白い斑点が生じる遺伝性の病気。痛みや痒みなどは生じず、失明するまで進行することも少ない。	不明

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

カーリーコーテッド・レトリバーの成犬がかかりやすい病気

病名	時期や症状	治療費
胃捻転	食べたものやガスなどが胃の中で急速にたまることで胃が膨張し、ねじれてしまう病気。3歳以降の成犬	10～30万円
眼瞼内反症	瞼が内側にめくれてしまう遺伝性の病気。内側にめくれた瞼やまつげによって結膜炎や角膜炎を引き起こすこともある。	3千～5千円/1回（まつげ脱毛）約10万円（手術）
眼瞼外反症	瞼が外側にめくれてしまう遺伝性の病気。角膜や結膜が露出して炎症が起こりやすくなる。涙や目やにが多く出るようになる。	不明
白内障	水晶体が白く濁って視力低下が起きる。遺伝性と他の病気と併発する2通りがある。内科的治療では白内障の進行を遅らせることはできるが、完治はできない。	約20～32万円/片目（外科的治療）
進行性網膜萎縮症（PRA）	網膜が萎縮していって、徐々に視力が低下していく遺伝性の病気。最終的には失明する。完治させる方法はなく、ビタミン剤や抗酸化剤などのサプリメントを与えて進行を遅らせる。	ビタミン剤・抗酸化剤100円/1錠
角膜ジストロフィー	角膜に白い斑点が生じる遺伝性の病気。痛みや痒みなどは生じず、失明するまで進行することも少ない。	不明

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

カーリーコーテッド・レトリバーはシングルコートですが、被毛が密集しているので高温多湿な日本の暑さには強くありません。気温が22～23度、湿度が60％を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。

真夏の散歩は日中を避け、朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。真夏以外でも熱くなりやすい車内や室内でも熱中症になることがあるので、室温には気をつけてください。

カーリーコーテッド・レトリバーの体臭

カーリーコーテッド・レトリバーはシングルコートの犬種なので、ダブルコートの犬種に比べると体臭はこもりにくいです。垂れた耳は通気性が悪く、汚れが溜まると臭いが発生するので、こまめに掃除をして清潔な状態を保つようにしましょう。

カーリーコーテッド・レトリバーの飼い方

鳥猟犬として古くから活躍してきたルーツがあるので、非常に体力があり毎日の散歩が欠かせません。飼い主にも運動に付き合える体力が求められるので、時間や体力に余裕がない方が飼育するのは難しいでしょう。

強くカールした被毛のおかげで水に入って作業をしてきた歴史があり、泳ぐことが大好きなので、散歩以外にもプールや川などに連れて行くと喜びます。キャンプやアウトドアを楽しみたい方にも向いている犬種です。

飼い主に従順で頭が良いので、アジリティなどのドッグスポーツに挑戦させるのも良いでしょう。

また大型犬であることから、病気や高齢になり動けなくなってしまった時のことを考えると、一人または複数人で“抱えることができるかどうか”も考慮した方がいいでしょう。その際の移動は車になるでしょうから、車を所有していないと飼うのは難しいといえます。

ドッグフードの量・回数

ドッグフードはライフステージにあった、大型犬用の総合栄養食を与えましょう。消化器官がデリケートな傾向があるので、消化しやすいフードを選択しましょう。

フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3～4回に分け、ふやかして与えます。

成犬になれば基本的には1日2回、可能ならば胃捻転の予防のために3回程度に分けて与えて、食後は激しい運動をさせるのを控えさせましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物	ネギ類全般（にんにく・ニラ・玉ねぎなど）・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類（魚、イカ、タコ、エビ、カニ）・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物	ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物！食べてしまった時の対処法もご紹介！

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

柑橘類
酢類
スパイス類
クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

強めのカールが密集している被毛が特徴的なシングルコートで、抜け毛が少ない犬種です。ただし、メスは年2回ある換毛期には多くの毛が抜けるので、こまめにブラッシングしてあげましょう。

ブラッシングには主にスリッカーブラシを使用して抜け毛を処理して、コームやピンブラシで被毛を整えます。

お風呂の入れ方

カーリーコーテッド・レトリバーはシャンプーがあまり必要ない犬種なので、汚れや臭いが気になるときに行う程度で十分です。シャンプーの頻度が高すぎるとシャンプーの頻度が高すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい皮膚病の原因にもなるので、注意しましょう。

身体が大きくシャンプーが大変な場合は、複数人で行うとスムーズに洗うことができます。

また、この犬種の特徴であるカールがかった被毛は、ドライしながら被毛をブラッシングをするとカールが伸びてしまうかもしれません。被毛はドライ後にブラッシングしてあげましょう。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

カーリーコーテッド・レトリバーの子犬のお風呂の入れ方

お風呂を怖がる場合があるので、おもちゃを使うなどしてお風呂場に慣れさせてから始めましょう。
37度くらいのぬるま湯で、身体全体を濡らします。顔回りは目や耳があってデリケートなので、水を含ませたタオルなどで優しく濡らしてあげましょう。
シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に皮膚まで優しく洗います。
頭→身体の順にシャンプーを流します。シャンプーが残っていると皮膚炎になる危険性があるので、しっかり流しましょう。
タオルで全体的に拭いたら、犬の身体からドライヤーを30cmほど離して完全に乾かします。犬が熱がっていたら温風と冷風を交互に当てましょう。
ドライが終わったら毛並みを整えてあげましょう。

カーリーコーテッド・レトリバーの成犬のお風呂の入れ方

子犬と同様に37度くらいのぬるま湯を身体から濡らして、顔まわりは水を含ませたタオルなどで濡らします。
シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に優しく洗います。
頭→身体の順にシャンプーを洗い流します。流し残しには注意してください。
タオルで全体的に拭いたら、ドライヤーを犬の身体から30cmほど離して完全に乾かします。犬が熱がっていたら温風と冷風を交互に当てましょう。
ドライが終わったら毛並みを整えてあげましょう。

最適な散歩時間

カーリーコーテッド・レトリバーは狩猟犬として活躍してきたので、必要な運動量が多く散歩が好きな犬種です。毎日1時間以上の散歩に2回連れていきましょう。

水中で狩りを行ってきたルーツを持つため、プールで泳がせてあげたり、海に投げたボールを取ってこさせる運動なども喜びます。その他にもドッグランや広い公園などに連れて行って、高い運動欲求を満たしてあげるようにしてください。

十分に運動させてあげられないと、運動不足でストレスが溜まり無駄吠えやイタズラなどの問題行動が増えてしまう可能性があります。肥満になって股関節形成不全のリスクも高まるので、しっかりと運動させるようにしましょう。

カーリーコーテッド・レトリバーのしつけ方法

カーリーコーテッド・レトリバーは、飼い主の言うことをきちんと理解する頭の良い犬種なので、しつけを覚えるのが得意です。ただし、猟犬らしく勇敢で自立心がある一面も持ち合わせているので、犬との信頼関係をしっかり築いて、飼い主がリーダーシップを執りながらしつけをしていくことが大切です。

飼い犬が“言うことを聞かないから”と感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、繰り返し教えてください。

大型犬は何かあってからでは遅いので、大型犬を得意とするしつけ教室へ預けたり、プロの手を借りたりするとよいでしょう。

トイレのしつけ方

トイレのしつけの開始が遅れてしまうと、勝手に排泄場所を決めてしまい、矯正するのが大変になります。カーリーコーテッド・レトリバーの子犬を家に迎えたら、すぐにトレーニングを始めましょう。

1歳以上のカーリーコーテッド・レトリバーにトイレのしつけをする場合も、子犬と同様の方法でトレーニングしますが、覚えるのに時間がかかる傾向にあります。

多頭飼いの場合は他の犬とトイレを共有する方法がありますが、犬のストレスになるようなら個別のトイレを用意しましょう。

身体の大きさに合ったトイレトレーをケージ内に設置します。トイレを覚えるまではケージ内に他の物を置かないようにすると良いでしょう。
起きた後や食後は排泄のタイミングです。うろうろしたり床のニオイを嗅いだりし始めたら、やさしくトイレに誘導してあげましょう。
上手にトイレができたら思いっきり褒めてあげることも大切です。トイレが済んだらケージから出してあげましょう。

無駄吠えのしつけ方法

カーリーコーテッド・レトリバーは他の犬や人ともフレンドリーに接することができるので、あまり無駄吠えをすることはありません。しかし、ストレスが溜まると無駄吠えをするようになることもあります。

身体が大きく鳴き声も力強いので、無駄吠えの頻度が高まると近隣への迷惑になってしまいます。しっかりとしつけをしましょう。

犬が吠えているときはその原因について探ります。原因を取り除いたり、慣れるようにトレーニングしたりすることによって無駄吠えも落ち着いていきます。
子犬のうちから他の犬や生活音などの刺激に慣れさせておくことも大切です。
無駄吠えをしたときは反応しないようにしましょう。吠えても何も起こらないと学習すれば、無駄吠えも自然と減っていきます。

噛み癖のしつけ方法

カーリーコーテッド・レトリバーは温厚な性格ですが、力が強いので噛み癖がついていると遊んでいるつもりでも相手にケガをさせてしまう可能性があります。子犬の頃の甘噛みがエスカレートして噛み癖に発展することもあるので、甘噛みの時点でトレーニングしましょう。

かつては狩猟犬だったルーツを持つため、狩猟本能が残っています。噛むという行動は本能的なものなので完全にやめさせることはできませんが、噛んでもよいものといけないものの区別を教えることは可能です。

歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

手などを噛まれたときに大きな声を出してしまうと、喜んでいると犬は勘違いしてしまいます。絶対に反応しないようにしましょう。
噛まれたときはおやつを握った手を鼻まで近づけ、気をそちらに向けさせます。犬が噛むのを止めたらおやつを与えて褒めてあげましょう。これを繰り返し、噛むのを止めれば良いことが起きると学習させていきます。

待てのしつけ方法

身体が大きくエネルギッシュなカーリーコーテッド・レトリバーが興奮すると、制御するのが大変です。「待て」をさせてクールダウンできるようにしておきましょう。その他にも、「待て」は散歩中や病院などでも役に立ちます。

おやつを用意し、「待て」の合図を出してから1秒後にそれを与えます。1秒待てたら2秒、2秒待てたら3秒、という風に少しずつ間隔を長くしていきます。
10秒まで待てるようになったら、待ての合図後に一歩下がってみましょう。できたら徐々に距離を取っていきます。
同時に解除の合図を出して、食べても良いタイミングについても覚えさせるようにしましょう。

留守番のしつけ方法

普段は落ち着いて過ごせても、留守番に慣れていないと不安になって家具を噛んだり暴れたりなどの問題行動を起こすことがあります。大型でパワフルなカーリーコーテッド・レトリバーが暴れると、被害が大きくなることも考えられます。長時間独りで過ごすことが得意ではないので、始めは短時間から留守番のトレーニングを始めましょう。