犬用のマイクロチップとは?マイクロチップを埋め込むメリット・デメリットを解説していきます!

犬用のマイクロチップとは?マイクロチップを埋め込むメリット・デメリットを解説していきます!

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海外では犬にマイクロチップを装着するのが当たり前のように実施されています。ここ日本でもマイクロチップの装着は年々増加しており、近年ではマイクロチップの装着を義務化する動きも出てきています。では、愛犬にマイクロチップを埋め込むには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?詳しく解説します。

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犬用のマイクロチップはどんなもの?

ピンセットで挟まれているマイクロチップ

allstars/shutterstock.com

近年、愛犬にマイクロチップを装着することが一般的となっています。犬を含めた動物用のマイクロチップは、長さ8~12㎜、直径2㎜程度の円筒状の電子機器で、アンテナとICを内臓しています。

では、マイクロチップには、どのような情報を入れることができるのでしょうか?

マイクロチップには、世界にひとつだけの15桁の固有の数字が割り当てられます。それを専用のリーダーで読み取ることで、登録していた情報が分かります。データーベースには、犬の情報、飼い主の名前、住所、電話番号などの情報を登録することができます。

マイクロチップの情報を読み取ることができる専用のリーダーは、動物病院や保健所、自治体、動物愛護センターなどの限られた場所に設置してあり、情報を読み取った後、すぐに飼い主さんと連絡を取ることができます。なので、迷子や災害などで飼い主さんと離れ離れになってしまったとしても、マイクロチップが埋め込まれていればすぐに連絡が取ることが可能です。

マイクロチップの耐久年数は、30年程度と言われています。作動するために電池交換をする必要はないので、一度体内に埋め込むなら、半永久的に犬の生涯にわたって使用することができます。

非常に小さな電子機器ですが、外からの刺激などで壊れることもないので、安心して使えます。

マイクロチップ装着の義務化が進んでいる!

海外ではマイクロチップの装着が当たり前のように実施されている国もあります。たとえばオーストラリアやベルギー、スイス、フランスなどは、愛犬にマイクロチップを装着することは飼い主さんの義務となっています。

また、海外から日本へ犬や猫を連れてくる際には、”マイクロチップ埋め込み証明書”の提出が求められています。日本から海外へペットを連れていく際にも、マイクロチップを埋め込まれていなければ入国できない国もあり、マイクロチップは世界的に見ても常識になりつつありります。

ここ日本でもマイクロチップの装着は年々増加しており、近年ではマイクロチップの装着を義務化する動きも出てきています。では、愛犬にマイクロチップを埋め込むには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

犬にマイクロチップを埋め込むメリットとは?

マイクロチップを埋め込まれている犬

WilleeCole Photography/shutterstock.com

愛犬にマイクロチップを埋め込むと、以下のようなメリットがあります。

メリット①迷子・脱走犬の飼い主発見

マイクロチップが埋め込まれていれば、個体を識別できるので、迷子になって発見された動物の身元をすぐに確認することが可能です。たとえば迷子や地震などで飼い主さんと離れ離れになり愛犬が保護された場合などでも、すぐに身元確認をとれます。

実例として、東日本大震災の際、ある自治体で保護された犬や猫などのペットのうち、迷子札や鑑札などを身に着けていたペットは、100パーセント飼い主さんが判明し、飼い主さんとの再会が果たせました。

しかし何もついていなペットの場合、飼い主さんが判明したのはたったの0.5パーセントでした。これにより、マイクロチップの重要性が改めて見直され、ここ日本でもマイクロチップの普及が広がっています。

メリット②事故に遭遇した犬の飼い主発見

毎年、多くの犬が負傷動物として収容されています。その中には路上で死体として収容されているペットもおり、その多くが飼い主さんが不明のまま処分されています。

マイクロチップが埋め込まれていれば、事故の遭遇した犬でも素早く飼い主さんと連絡を取ることが可能です。

メリット③盗難防止

犬は飼い主さんに懐くものですが、特に小型犬の場合は盗難に遭う確率があります。マイクロチップで所有者を証明できるので、盗難防止にもなります。

メリット④迷惑防止

犬を捨てるなどの迷惑防止になり、人間と動物の良い社会関係を築くためにマイクロチップは貢献します。

メリット⑤危害の防止

愛犬の脱走事件が多発していますが、飼い主さんを素早く見つけられるので危害防止につながります。早く見つかればその分犬が危害を加えるリスクを軽減できます。

このようにマイクロチップを愛犬に埋め込むことには、多くのメリットがあります。上記以外にも血統登録の管理や動物検疫時の個体証明、動物医療保険の個体証明なども確認することが可能です。

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