猫が卵を食べても大丈夫?与えるメリットや注意点をお伝えします!

猫が卵を食べても大丈夫?与えるメリットや注意点をお伝えします!

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猫には普段どんな食べ物を与えていますか?身近な食材を与えようと思うときには、与えていいものとそうでないものを見分けなければいけません。今回は「卵」について考えてみたいと思います。猫に卵を与えてもよいのでしょうか?また与えるメリットや注意点にはどんなものがあるでしょうか?詳しく解説していきます!

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卵について

卵

Nattika/shutterstock.com

卵に対するスタンスを知ることが出来ましたね。これからは卵自体の事を考えましょう。卵の基本情報をご紹介すると共に、卵に含まれる成分をお伝えします。

卵の基本情報

卵は栄養が豊富であり、食用とされるものがたくさんあります。卵の採取を目的として鳥類が飼育されることも多いようです。世界各地で様々な鳥類が卵のために飼育されています。

日本で食用の「卵」といえば、大抵「ニワトリの卵」を指します。他にもウズラの卵も、食用としては一般的なものとなっています。

卵に含まれる成分

卵は非常に栄養価の高い食物として知られています。卵1個(50g)のエネルギーは76kcal、タンパク質6.2g、脂質5.2g、炭水化物0.2gです。

タンパク質がたくさん含まれていますね。卵に含まれるたんぱく質はただのタンパク質ではなく、質の良いタンパク質と言われています。猫の身体を作るためにもとても役立つタンパク質が含まれているのです。

意外と脂質も多いことが分かるのではないでしょうか?卵の脂質には必須脂肪酸のリノール酸が含まれていますから、猫の健康をサポートしてくれるはずです。

さらに卵にはタンパク質や脂質だけでなく、ビタミン・カルシウム・鉄などが豊富に含まれています。特に卵黄にはよりたくさんのビタミンが含まれているようです。

猫に卵を与えるメリットとは

メリット

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卵の栄養価を知ることが出来ましたね。栄養豊かな卵ですが、猫に卵を当てるメリットとしてどんなものが挙げられるでしょうか?2つの点を考えたいと思います。

身体をつくるタンパク質補充になる

猫は肉食動物です。ですから動物性タンパク質との相性がとても良いです。猫の健康を維持するためには動物性のタンパク質をたくさん摂取しなければいけません。市販のキャットフードなどの成分表を確認してみてください。タンパク質がたくさん含まれているはずです。

市販のキャットフードは完全栄養食です。猫に必要な成分が含まれていますから、他の物をあえて与える必要はないかもしれません。

しかし手作りごはんを与えている場合は、必要な栄養を自分で用意しなければいけません。たくさんのタンパク質を与えなければいけませんが、その中の選択肢の一つに卵を含めることが出来るでしょう。

卵をたくさん与えるべきでありませんが、他の主な食材の補強に活躍できるでしょう。猫にタンパク質を十分与えるなら、いつまでも元気で若々しい姿を保ってくれるでしょう。

豊富なエネルギーになる

卵にはたくさんの栄養が含まれています。ビタミンやカルシウム鉄などです。それらを自然な食材から与えたいのであれば、卵を上手に活用できるでしょう。

猫に卵を与える際の注意点とは

卵はボイルしてから

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卵を与えるメリットを知ることが出来ましたね。次は注意点に注目しましょう。

生で与えない

前の項目でご紹介したように、卵を生で与えることはおすすめしません。ビオチンの吸収を阻害してしまうからです。また、海外の生卵にはサルモネラ菌が含まれている可能性があります。あえて生で与える必要もないでしょう。

あえて白身と黄身は混ぜて加熱しない

卵は加熱したほうが良いです。その方が、一緒に食べる食材のビオチンの吸収を阻害しないからです。卵白を加熱するならアビジンを破壊し、ビオチンとの結合を防ぐことが出来ます。

卵黄にはビオチンが含まれています。スクランブルエッグやだし巻き卵などを作る際、加熱前に卵白と卵黄を混ぜますよね?この時に、卵黄に含まれるビオチンと卵白に含まれるアビジンが結合してしまいます。その後加熱したとしても、体内にビオチンが吸収されることはありません。

もちろん加熱済みなので、他の料理に含まれるアビジンと結合することはありませんが、卵黄に含まれるアビジンを摂取することは出来なくなります。

栄養摂取の効率としては、卵黄と卵白は分けて加熱したほうが良いでしょう。そこまで栄養摂取の効率を求める方も多くはないかもしれませんが(笑)

調味料を加えない

人間に必要な塩分量と猫に必要な塩分量は異なります。卵料理に人間用の調味料を加えるなら塩分過多になってしまいます。また、人工添加物も含まれるかもしれません。猫のごはんには卵料理であっても調味料を加えることがないようにしましょう。その方が健康的です。

オーバーカロリーに注意

卵1個は76kcalです。大きめの卵だと100kcal近くあります。さらに脂質も高いです。栄養が豊かなのは間違いありませんが、与えすぎるならオーバーカロリーとなってしまうでしょう。

特に高齢の猫は脂質を抑え、全体的なカロリーも抑えなければいけません。与える頻度や量には十分注意しましょう。

まとめ

猫と卵

dogboxstudio/shutterstock.com

猫に卵を与えてもよかったでしょうか?

猫の本来の生活を考えると、基本的には問題ないはずです。しかし、出来るだけ加熱したものを与えるようにしましょう。生の卵白にはビオチンの吸収を阻害する成分が含まれているからです。加熱するならその心配もなくなるでしょう。

卵は栄養豊かな食材です。猫の身体に必要なタンパク質がたくさん含まれています。ビタミンやカルシウム、鉄なども含まれています。

しかし脂質が多く、全体的なカロリーも高いことを知っておくと良いでしょう。卵を与える頻度や量を控えめにしないなら、肥満になり健康を害してしまうでしょう。

市販のキャットフードを食べている猫は十分な栄養を与えることが出来ているはずです。あえて卵を与える必要はないでしょう。手作りのごはんを作っている場合は、卵を上手に活用してあげると良いでしょう。

いずれにしても、猫の健康を考えて良い選択をしてくださいね。そうするなら猫も喜んでくれるでしょう。

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