犬にサバを与えても大丈夫?サバに含まれる栄養や与える際の注意点を解説します!
煮ても焼いても美味しいサバは、魚の中でも人気の食材です。栄養価も高い魚なので、愛犬にも食べさせたいと思う飼い主さんもいることでしょう。でも犬にサバを与えても大丈夫なのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。またサバに含まれる栄養や、犬にサバを与える際に注意したい点についても解説します。
犬にサバをあげても大丈夫?
Ermolaev Alexander/shutterstock.com
犬は雑食動物ですが、もともとは肉食動物でした。そのため、”サバなどの魚類を犬に与えても大丈夫なのだろうか?”と疑問を持つ飼い主さんは少なくありません。
結論から述べるなら、犬にサバなどの魚を与えても問題はありません。特に心配になるような毒性はないからです。
多くの犬は魚が大好きですし、お肉にアレルギーを持つ犬のために、魚メインのドックフードも用意されています。ですからサバを食べられるというのは飼い主さんにとっては良いニュースでしょう。ただしサバを与えるときには注意すべきことがいくつかあります。
今回は数多くある魚の種類の中でも、食卓で馴染みのあるサバに注目し、そのメリットや与え方についてみていきましょう。
サバの効能や栄養価とは?
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サバは犬にとって中毒となるような成分は一切含まれていません。適量を適切な調理法で与えるなら、全く問題ありません。それどころか、サバには多くの栄養素が含まれているので、犬もサバを食べることで大事な栄養を効率よくとれると期待できます。
サバにはビタミン類をはじめとした多くの栄養価がバランスよく含まれていますが、その中でも特に「「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と「EPA(エイコサペンタエン酸)」と呼ばれる成分が豊富に含まれていることで知られています。
では、サバに含まれている効能や栄養価について、ひとつづつみていきましょう。
ビタミン類
サバには、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、ビタミンB12、ビタミンDなどが豊富に含まれています。
EPA(エイコサペンタエン酸)
スーパーからサバ缶がなくなるほど人気のサバですが、それはEPA(エイコサペンタエン酸)成分が注目されたからです。
この成分には、血液をサラサラにする働きや、血管を柔らかくする効果を期待できる言われています。また、ガンの予防にもなると期待されています。ほかの食材では摂取することが難しい成分なので、サバが注目されています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
”魚を食べると頭がよくなる”という話をだれもが一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?それはDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が魚に含まれているからです。
この成分は、脳や神経の発達に欠かすことができない成分で、数多くある種類の魚の中でも、サバなどの青魚に含まれています。人間だけでなく、犬もサバを食べることで脳の活性化の働きを期待できます。
サバを与える際に注意したいこと!
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サバは栄養価がとても高い魚ですが、犬に与える際には注意すべきことがたくさんあります。以下のような点です。
ヒスタミンによる食中毒やアレルギー
サバには、ヒスタミンと呼ばれるアレルギーの原因となる中毒物質が付いている可能性があります。鮮度の悪いサバを食べると食中毒にあたることがありますが、その原因の多くはヒスタミンです。
中毒症状を引き起こすと、嘔吐や下痢、赤く腫れあがるなど症状をはじめとし、重症の場合は呼吸困難になることもあります。
イエローファットが発症する可能性も!
イエローファットは、黄色脂肪症とも呼ばれる病気です。ビタミンEの摂取不足が原因で発症する病気ですが、サバなどの青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸を過剰に摂取すると、体内のビタミンEが破壊されイエローファットを発症する危険性があります。
症状として食欲不振、毛ツヤが悪くなる、発熱などから始まり、腹部に痛みが出るためお腹を触られるのを嫌がったり、歩き方がぎこちなくなるなどがあらわれます。さらに症状が悪化すると、下腹部に硬いしこりができることもあります。
アニキサス寄生虫による食中毒
アニキサスとは、寄生虫の一種でサバをはじめとし、アジ、カツオ、サンマ、サケ、イワシ、イカなどの魚介類に寄生しています。アニキサス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生の状態のまま食べると、アニキサス幼虫が胃や腸の壁を挿してアニキサス症という食中毒を引き起こします。
毎年多くの人がアニキサスによる食中毒にかかっている報告があり、激しい痛みや嘔吐などの症状が発症しています。
犬も人間同様、アニキサス中毒にかかると同じ症状が発症します。ただし、アニキサスは熱に弱いので、焼いたり煮たりすれば、ほぼ死滅し食中毒にかかることはありません。ですから、犬に与える場合は、生ではなく必ず火を通したものを与えるようにしましょう。
骨を取り除いてあげること
生鮮のサバをそのまま焼いて犬に与えると、骨が犬の喉に刺さったり、つっかえてしまう危険性があります。与えるとそのまま丸のみしてしまう可能性もあるので、骨を取り除いたものを与えるようにしましょう。
サバを食べれない体質の子もいる
幼齢期の犬やアレルギー体質の犬、血液の病気を抱えている犬などにサバを与えることはNGです。幼齢期の犬は、体調を崩しやすいので成犬になるまで与えることを控えた方が良いでしょう。
また、アレルギー体質の子や血液の病気がある子、投薬治療をしている子の場合は、担当の獣医師さんに相談されることをおすすめします。
サバを毎日与えることはNG
犬も人間同様、毎日同じ食材ばかり摂取していると、栄養バランスが偏ってしまいます。サバには豊富な栄養素が含まれていますが、毎日与えることは控えましょう。
作り置きしたサバを与えることはNG
犬にサバを与える場合、常に鮮度のよいものを与えることが基本です。しかし、サバなどの青魚は、鮮度を維持することが難しいのが事実です。
火を通して下処理したサバを冷蔵庫に入れたとしても、1日以上経過したものは犬に与えないようにしましょう。鮮度が落ちているサバを与えると、ヒスタミン中毒になる危険性があります。ヒスタミン中毒は、加熱や冷凍、缶詰など保存状態に関係なく生じる中毒症なので、サバは必ず新鮮なものを与えることが大事です。
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まず引き取ったら、ゲージの中に入れて先住猫にあわせないまま数日過ごさせましょう。先住猫に存在を知らせることで、面会までに心の準備をさせてあげましょう。その後面会させるときは、慣れるまではお互いゲージ越しのほうがいいと思う。最初が大事なので、じっくりじっくり慣らさないとだめです。