猫にも白髪は生える!白髪が出てくる原因とシニアケアの重要性とは

猫にも白髪は生える!白髪が出てくる原因とシニアケアの重要性とは

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私たち人間と同様、猫にも白髪は生えてきます。とはいえ猫の白髪が生えてくるメカニズムや理由についてはあまり知られていないでしょう。この記事では猫の白髪にまつわる様々な情報をご紹介します。また老齢猫のケアについても解説しますので参考にしてください。

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猫に白髪が生えてくるのは何歳頃から?

お腹を見せて気持ちよさそうに寝る猫

Alena Ozerova/shutterstock.com

では、猫は何歳頃から白髪が生えてくるのでしょうか?人間も白髪が生えてくる時期は人それぞれ異なっているように、猫も白髪が生えてくる年齢は、個体差によって異なっています。

そのため、何歳から白髪が生えてくると一概に言うことはできませんが、一般的に猫のシニア期は7歳から始まり、この頃から老化現象のひとつとし白髪が生えてくると言われています。

猫のシニア期は「中齢期」「高齢期」「超高齢期」に分かれています。具体的には猫のシニア期中齢期は7歳~10歳、シニア期高齢期は11歳~15歳、シニア期超高齢期は16歳~20歳になります。

7歳の猫の中には、まだまだ元気で若々しい猫ちゃんも多くいますが、人間の年齢に換算すると44歳になりますので、白髪が生えてきてもおかしくない年齢です。

ただ、人間の中にも年齢の割には若く見える人もいれば、早くから目に見えた老化が始まる人もいます。猫もそれと同じように、老化現象には個体差があるので、7歳を過ぎると必ず白髪が生えるということはありませんが、7歳を過ぎると老化現象として白髪が生えてくることがあることを銘記しておきましょう。

白髪は老化のサイン

白髪が生えてくることは、老化サインのひとつです。そのほかにも老化現象として次のような症状があらわれます。

  • 顔周りを中心に白髪が生えてきた
  • 毛並みにツヤがなくなってきた
  • 目やにが以前よりも増えてきた
  • 口臭が臭くなってきた
  • 毛づくろいの時間が減ってきた
  • 食欲が低下してきた
  • 以前よりもよく吐くようになった
  • 寝る時間が増えてきた
  • あまり遊ばなくなった
  • あまり動かなくなった
  • 運動神経が低下してきた
  • トイレの失敗が増えた
  • 爪とぎを以前よりもしなくなり、爪の伸びが目立つようになった

このほかにも老化サインはまだありますが、これらのサインを見逃さないようにしましょう。そのためには、毎日ブラッシングや撫でるなどスキンシップを図り、ちょっとした変化にもすぐに気付いてあげるようにしましょう。

老化現象のサインが出てきたらシニア期のケアをしよう!

愛猫が7歳を迎え、老化現象のサインがあらわれはじめたら、シニア期のケアをしてあげることは大切です。老化現象のサインは、ある日突然あらわれるというものではなく、少しづつ出てくるものです。

つまり、いつもと違うな・・と飼い主さんが感じたら、それが老化現象のサインと言えます。ですから、食事のときの様子やトイレのチェックなどを欠かさず行うようにしましょう。特にシニア期に入ると、老化にともなってさまざまな病気にかかるリスクが高まります。

たとえば高齢猫には慢性腎不全やガン、泌尿器トラブル、甲状腺機能亢進症などの病気にかかりやすい傾向にあります。少しの異変にすぐに気付き、適切な処置を受けることができれば、寿命も延びます。ですから、愛猫がシニア期を迎えたらシニア期のケアを始めましょう。

どのようなケアが行えるか、詳しくみていきましょう。

・フードの切り替え 7歳を過ぎたら、シニア用のフードに切り替えましょう。

シニア用のフードは、歯の力が弱くなってくることを考え、柔らかく食べやすい硬さや、若い頃よりも動きが少なくなることを考慮したレシピ設計で作られています。

また、シニアになると、味の好みが変わることもあるので、愛猫が好むフードを探してあげることができるかもしれません。さらに注意したいこととして、リンを摂りすぎると、腎不全につながるリスクがあるので摂りすぎには気を付ける必要があります。

・食べやすい器を選ぶ 人間でも歳をとると腰や膝を曲げることが難しくなってくるように、猫も首を下げてごはんを食べたり、水を飲んだりすることが難しくなります。

ですから、愛猫が食べやすい高さになるよう足のある器に変えたり、器の下に台を置くなど工夫してあげるようにしましょう。

・寝床をいくつか用意してあげる 猫はもともとよく眠る動物ですが、シニア期に入ると以前よりもさらに寝る時間が長くなります。ですから、愛猫が安心して眠れる快適な寝床を用意してあげましょう。

また、寝床をいくつか用意してあげるなら、その日の気分によって寝床を選ぶことができるでしょう。

・定期的に健康診断を受けること シニア期を迎えたら1年に1~2回、定期的に健康診断を受けることはとても大切です。

猫の場合、我慢強い生き物なので、具合が悪くてもそれを隠す習性があります。これは野生の習性のひとつで、病気で動かないと他の動物にバレてしまい襲われてしまうため、具合が悪くても隠すのです。もし愛猫が隠れてじっとしていることが多くなった場合は、病気の可能性がありますので注意が必要です。

日頃から愛猫の様子を観察することを習慣としよう!

近年、猫を含めたペットの医療面でのケアが昔よりも充実しているため、ペットの寿命も一昔前よりも伸びています。多くの飼い主さんが、人間と同じレベルの治療をペットに受けさせたい!という願いを叶えるため、医療も年々進歩しています。

しかし、猫自身が「調子が悪いから病院に連れていって」と言うことはありません。つまり、飼い主さんが毎日愛猫の様子を観察し、少しの異変にもすぐに気付いてあげる必要があるのです。愛猫の健康を守れるのは、飼い主さんだけです。

是非、日頃から愛猫の様子を観察することを習慣とし、愛猫を守ってあげましょう。そうすることで、愛猫が安心して長生きすることにつながるでしょう。

まとめ

猫と白髪についてみてきましたが、いかがでしたか?猫も人間と同じように、年齢を重ねることで色素が薄くなり被毛やヒゲに白髪がでることはごく自然なことで、老化現象のひとつです。

ただし、まだ若いのに被毛やヒゲに白髪が目立つようなら、加齢ではない別の理由が考えられ増すので、その原因を見つけて解決されることをおすすめします。

また、愛猫が7歳を迎えたら、シニアケアをはじめましょう。そして、日頃から愛猫の様子を観察することを忘れないようにし、愛猫の健康を守っていきましょう。

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