猫が首をかしげるのはなんで?理由や隠れた心理状態を解説

猫が首をかしげるのはなんで?理由や隠れた心理状態を解説

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猫は時々首をかしげるような仕草をすることがあります。何とも可愛らしい姿ですが、猫のこの仕草にはどんな心理状態が隠されているんでしょうか。今回は猫が首をかしげる理由に迫りたいと思います。

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猫の気持ちが分からないときは仕草から読み取ろう!

飼い主の足元にすり寄る猫

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

愛猫と長い時間一緒に過ごしていても、気持ちが分からないことがあるのではないでしょうか?猫のきもちが分かりにくい理由のひとつには、猫は人間のように顔の表情が変わらないことが挙げられます。

たとえば人間でもあまり表情が変わらない人は、何を考えているか分からない・・ということがあることでしょう。猫もそれと同じで、顔の表情が変わらないので気持ちが分かりにくいことがあります。

しかし、目や口の開け具合、ヒゲの向き、耳の向き、尻尾の振り方、そして、首を動かす仕草などから猫の気持ちを読みとることは可能です。

つまり猫の顔だけに注意を向けるのではなく、体勢や仕草などをよく観察することで、猫の気持ちが知れます。愛猫のきもちが分からない・・と感じるとき、愛猫がどのような体勢をしているのか注目してみてください。

手足はどのようにしていますか?尻尾はどんな動きをしていますか?是非、体勢や仕草に着目し、猫の気持ちを読み取ってみましょう。

体勢や仕草で分かる猫の気持ち

ではここで、猫が首をかしげる以外に見せる仕草や体勢から読み取れる猫の気持ちをご紹介しましょう。

怒っているときや怖いとき

猫は怒っているときや恐怖を感じているとき、背中の部分の被毛が逆立ち、ブワッと膨れ上がったように見えます。毛が逆立っているときは、きもちが動揺していますので気を付けましょう。

猫が怒っているときや恐怖を感じているときは、耳をピンと張って寝かせた状態で後ろ向きになることもあります。この状態のときは気持ちが荒れていますので、刺激を与えないようにしましょう。

猫は何かに攻撃しようとしているときや怒りの頂点にいるとき、尻尾の毛を逆立ててピンと立てた態勢になることもあります。恐怖のきもちが強いときは尻尾を下げて、後ろ足の間に挟んでいる行動をとります。

猫が怒り、相手を攻撃するときには「シャー」という独特のうなり声を出します。口を大きく開けて歯をむき出しながら出す声なので、見ているだけでも怖くなります。

悲しいときや怖いとき

猫は悲しいときや怖いとき、丸くなって体を小さく見せる態勢をとります。怒ったときにも恐怖のきもちで一杯になりますが、負けを認めたときや、怖さから硬直して動けなくなってしまったとき、体を丸くして小さく見せる態勢を見せます。

また悲しいときや怖いときは、耳が横を向いて倒れ、全体的に低い体勢をとることもあります。

甘えたいとき

猫は喉をゴロゴロ鳴らすことがあります。ゴロゴロと喉を鳴らしているときは、甘えたいときやリラックスしているときに見せる仕草です。猫が喉をゴロゴロ鳴らすのは、子猫時代、母猫のおっぱいを飲んでいるときに喉を鳴らしていた行動の名残と言われています。

猫が飼い主さんの足などに自分の頬や体を擦り付けてクネクネしてくるときも、甘えたいきもちのときです。これは「こすりつけ」と呼ばれる行動で、ごはんや撫でてほしい、触ってほしいなど何かを要求するときに見せる行動です。

また、こすりつけることで縄張りや所有権を主張しているとも言われています。なぜなら、猫の顔や体には臭腺という匂いを出す器官が頬や口周り、額、肉球、肛門周りなど体全体にあり、こすりつけることで自分のにおいを付けているからです。

この行動は猫同士の親愛の気持ちを表現したいときにも見られる行動として知られています。

さらに尻尾をピンと立てている仕草は、親愛のきもちをあらわしています。子猫の頃、母猫がお尻を舐めて排泄を促してくれたとき、尻尾をピンと立てていたきもちと同じと言われています。

リラックスしているとき

リラックスしている時は香箱座りをすることがあります。香箱座りとは、お腹を床にべったりとつけて、足を体の下に折り曲げて座っている状態です。座っている姿がまるで香箱のような形をしていることから、香箱座りと呼ばれています。

この体制は足を折り曲げているのですぐに立ち上がったり、走ったりすることができないことから、安全な場所と感じ、リラックスしているときにしか見せない態勢です。

ゴロンと仰向けになりお腹を見せている仕草も、リラックスしているサインです。猫にとってお腹は急所であるため、危険がない安全だと判断しているときにしか見せない行動です。

お腹をみせて寝ていたり、手足を舐めてセルフグルーミングをしているならとてもリラックスし、飼い主さんを親猫のように信頼している証拠です。

不安なとき

猫が大声で鳴くときは、不安を感じていると考えられます。特に飼い主さんが外出したのち、ひとりになってしまい大声で鳴いているなら「分離不安」という精神状態になっている可能性があります。また、大声で鳴くことには、何かの要求や要求が叶わずに不満の気持ちから大声で鳴くことがあります。

トイレ以外の場所で粗相をする場合も、ストレスや不安のきもちから行っていると思われます。飼い主さんが外出してしまい不安な気持ちからベッドやソファーなどトイレ以外の場所でおしっこやうんちをしてしまう子がいます。いたずらではないので、その原因を見つけてあげるようにしましょう。

また、愛猫の健康状態をチェックしてあげることも大切です。

誰にも触られたくないとき

「撫でて~」と誘ってきたので愛猫を触っていると、急に噛みついてくることがあります。これは「もう触らないで!」というきもちのようです。こういうツンデレな感じは猫独特の仕草です。

まとめ

猫が首をかしげる理由を見ることができました。猫が首をかしげること時には様々な心理状態が隠されていることが分かりました。

首をかしげる仕草は私たちをとても癒してくれるものです。でも病気が隠れていることもあるので、もし異常な行動がみられる場合は医療機関で診てもらうようにしてください。

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