【獣医師監修】猫がガン見してくるのはどんなとき?猫の視線に隠された心理や気持ちを考察【2023年版】

【獣医師監修】猫がガン見してくるのはどんなとき?猫の視線に隠された心理や気持ちを考察【2023年版】

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頼定 大和

獣医師

頼定 大和

日本獣医生命科学大学卒。大学卒業後、沖縄の病院にて臨床経験を積み、関東、北陸で動物病院の院長として病院経営を行う。 現在は企業病院およびペット関連事業のコンサルティングに携わる。 また、猫の感染症や遺伝病の分野において大学と共同研究に取り組んでいる。講師歴:広島アニマルケア専門学校、日本獣医生命科学大学 動物病院経営学etc. https://okinawa-ahg.com/

猫が飼い主をじっと見つめてくることにはどんな意味があるのでしょうか?猫の視線にはいろんな理由が隠されているようです。あくまでその他のしぐさから読み取れる理由や憶測でしかありませんが、ガン見する猫の視線に隠された心理や気持ちを幾つか考察してみましょう!

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猫は気配に注意を払う

なにかを感じている猫

ScottyJ3785/shutterstock.com

猫は視覚よりも聴覚と嗅覚が優れた動物です。

猫の視力はかなり弱く、10メートルも離れるとはっきり見ることはできないと言われています(視力の点では不利であるものの、動体視力には非常に優れており、数十メートル先で動く小さな生き物にも反応します)。

しかし猫には非常に優れた聴覚と嗅覚があり、目で見ていなくても周囲にある物の動きや様子を把握しているようです。

時折、猫が何もない壁や空間に向かってじっと観察するような様子を見せたり、警戒するような仕草を見せたりすることがありますが、それは聴覚と嗅覚によってその方向に何かがあるように感じているのかもしれません。

何もない空間に向かって警戒態勢を敷いているため、飼い主は変に驚いてしまうかもしれませんが、猫たちには何かが“見えている”というよりも、“聞こえている”のです。

人間よりもはるかに敏感な感覚器官をもっているため、霊的な気配を感じ取っているかどうかはさておき、実際の音や臭いを感じ取っています。特に聴覚は犬と比べても非常に優れているため、人間も犬も聞き取ることができないネズミの鳴き声を聞き取り、それに反応することも多々あります。

そのような敏感な感覚器官を持って見る景色は、私たち人間が見ている景色とは大きく異なって見えているはずです。

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