犬を心配しすぎてしまう人必見!過度に依存し合わないための対処法とは

犬を心配しすぎてしまう人必見!過度に依存し合わないための対処法とは

update

愛犬のことが可愛くて可愛くて仕方がない、という飼い主さんはたくさんいると思います。それは実にほほえましいことですが、過度に依存してしまうと話は別です。飼い主さんにとっても犬にとっても過度の依存は問題のトリガーになります。今回は犬を心配し過ぎてしまう人のために、対処法をレクチャーします。

update

分離不安にさせないための対策

犬用ベッドの上に座っている子犬

Africa Studio/shutterstock.com

では分離不安にならないためどのような事ができるのでしょうか?いくつかの方法を見ていきたいと思います。

1.愛犬にとって安全で安心出来る場所を作る

ある動物行動学者によると、「分離不安になってしまう愛犬の家には居心地の良い場所」がありません。愛犬には一人で落ち着ける居心地の良い場所を作ってあげる事がどうしても必要です。

ケージでもいいですし、愛犬用のベットでも良いです。とにかく自由に出入りできる自分だけの場所を作ってあげてください。そこで寝ているような時には、そっとしてあげることも必要です。声をかけたり、頭を撫でたりしたい気持ちをグッと抑えてください。もし、そうしてしまうならば飼い主さんへの依存を高めてしまうことになってしまいます。愛犬の居場所を作ってあげる事がまずは大切です。

2.出かけると見せかけて、すぐに帰ってくる

「飼い主さんが外出する=なかなか帰って来ない」というように覚えてしまうと、飼い主さんが出かけようとすると寂しくて大騒ぎする事になるかもしれません。

そこで「外出してもすぐに帰ってくる事もあるんだよ、短い留守番もあるんだよ」という事を覚えてもらう為に、玄関を出てすぐに帰ってくる動作をしてみてください。例えば、いつも会社に行く時にするように着替えてカバンを持って鍵を持って外へ出るものの、30秒ほどで帰ってくるとか、わざと大きな荷物を持って外へ出てポストを見て帰ってくるとか、愛犬にとってイレギュラーに思える事を繰り返してあげてください。慣れてきたら、少しずつ時間を伸ばしてみても良いかもしれませんね。

ここで気をつけなければいけない事は、愛犬が「自分が吠えたから飼い主さんが戻って来てくれた」と思わせないことです。「吠えたら飼い主さんは帰って来てくれるんだ」とインプットされてしまいますと、帰ってくるまで吠え続けるようになってしまいます。吠える前に帰るか、吠えていたら止むまで待つか、その時の愛犬の反応にも気をつけて帰る時を見極めてください。

3.テレビやラジオ、照明も点けておく

飼い主さんは、出かける前に必ずテレビもラジオも照明も消していく方が多いでしょう。そうなると「消す=外出」とインプットされてしまうでしょう。その為、わざと全てを消さず、飼い主さんはすぐに帰ってくるというイメージを持たせるためにも、あえて点けて外出することも良いかもしれません。特に、テレビやラジオから聴こえてくる人間の声によって、誰かが側にいるという気持ちにもなり寂しさも多少は紛れるかもしれません。

4.泊まりに行かせる

飼い主さんへの依存を減らして自立心を育てるためには、愛犬が飼い主さん以外にも友達や信頼出来る人を作れるよう助ける必要もあります。飼い主さんにとっては少し寂しい事かもしれませんが、他にも友達ができれば、飼い主さんに異常なほど依存する事はなくなります。

そのため、飼い主さんが、信頼できる人に預けてみたり散歩をお願いするなど、愛犬に飼い主さん以外と過ごす経験を積ませてみましょう。自宅以外の他の所に泊まれたり、他の人と散歩が出来るように慣れていれば、いざという時に役に立ちます。

考えられる状況としては例えば、どうしても愛犬を他の人の所に預けて飼い主さんは何日か遠出しなければいけなくなった場合や、愛犬自身の病気で動物病院に入院させなければいけなくなった時などです。

5.飼い主さん達が外出すると良いことがあると思わせる

愛犬の分離不安の症状というのは外出後30分以内に発症すると言われています。ですから、極端に言えば最初の30分を楽しく過ごせれば改善できるわけです。

飼い主さんの外出時に夢中になれるようなオモチャを用意し、愛犬にとって飼い主さんが外出する時には何か楽しい事があると思ってくれれば大成功です。簡単に飽きてしまうような物ですと、飼い主さんがいない事にすぐに寂しくなり分離不安を引き起こしてしまうかもしれません。そのため、知恵を出さないと中に入っているオヤツが出てこない物とか、オモチャを隠して探してもらうとか、いろいろ飼い主さんが工夫する必要があるでしょう。あまりに難しいと諦めてしまう可能性がありますので、愛犬に合わせた物をあげてください。ペットショップには様々な物が売っていますので、色々試してみたり、店員さんに相談してみてもいいかもしれませんね。

6.普段から信頼関係を築く

「飼い主さんは必ず帰ってくる、僕を見捨てたりしない!」という自信を持ってもらいましょう。そのために普段から愛犬との信頼関係を築く必要があります。愛犬に必要なものを与えてあげたり、病気がないか心地良く過ごせているかよく観察したりしましょう。そうした毎日の小さな積み重ねが信頼を勝ち得るものとなっていきます。

では飼い主さんの側が心配し過ぎる事のないようにするにはどうしたらいいでしょうか?次にその点を考えましょう。

飼い主さんが心配し過ぎるのをやめる方法

スマートフォンで監視カメラの映像をチェックする女性

New Africa/shutterstock.com

愛犬はしつけによって分離不安を改善できるかもしれませんね。しかし一方で、飼い主さんの方が問題を抱えてしまうかもしれません。では、飼い主さんが愛犬の事を心配し過ぎるのをやめる方法についても見ていきましょう。さっそく今日から実践できるといいですね。

1.自立する

まずは、飼い主さんが愛犬から自立しましょう。過保護になり依存し過ぎている可能性がありますので、まずは愛犬がいなくても楽しめるようになる必要があります。

外に出て気晴らしをしてみるとか、外に出るのが心配ならとりあえずは庭やベランダに出てみるのも良いかもしれません。最初は短い時間から始めて、少しずつ最初より長い時間離れ離れになっていても大丈夫なように、飼い主さんの心を整えていく必要があります。

2.愛犬を信じる

可愛いあまり怪我をさせたくないし、寂しい思いもさせたくないと思う気持ちもよく分かります。しかし、時には辛い思いをするかもしれませんが、愛犬は色々な事を経験し学んで、成長させる必要があります。

そのためには、まずは飼い主さんが愛犬を信じてあげること!これが大切です。もちろん、危険な事からは守る必要がありますが、犬は基本的に強い動物です。何かの問題にぶつかっても意外に自分で解決していく事ができます。そのようにして、自分で学んでいき強くなっていきます。

ですからまずは、飼い主さんが愛犬を信じて暖かく見守りましょう。

3.監視用のカメラを使ってみる

それでも、愛犬を残して外出するのは不安で心配だという飼い主さんには、監視用カメラを使って愛犬の留守番の様子をチェックするのも良いかもしれません。最近では監視カメラの映像をいつでもどこでも手軽にスマートフォンなどで見ることができます。

留守番の様子を見て愛犬が意外に寂しがっていないと確認する事ができれば、飼い主さんも不必要に心配せずに済みますし、もしも何か問題があればすぐに戻る事も可能ですから、監視カメラを有効に使う事で心配し過ぎる事はなくなるでしょう。

まとめ

今回は、飼い主さんが愛犬を心配し過ぎてしまう場合の対処方法をご紹介しました。

可愛がる事や心配する事はもちろん大切です。しかし、過保護になったり依存し過ぎてしまうと、お互いの生活支障が生じたり健康状態に悪影響を及ぼしてしまう事になりかねません。ぜひ気をつけたいですね。適度な距離を保ちつつ、愛犬との生活を存分に楽しんでくださいね。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板