犬を心配しすぎてしまう人必見!過度に依存し合わないための対処法とは

犬を心配しすぎてしまう人必見!過度に依存し合わないための対処法とは

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愛犬のことが可愛くて可愛くて仕方がない、という飼い主さんはたくさんいると思います。それは実にほほえましいことですが、過度に依存してしまうと話は別です。飼い主さんにとっても犬にとっても過度の依存は問題のトリガーになります。今回は犬を心配し過ぎてしまう人のために、対処法をレクチャーします。

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愛犬を溺愛する人は多い

飼い主にキスする犬

Luis Molinero/shutterstock.com

愛犬が可愛くて可愛くて仕方がない!という飼い主さんは多いと思います。愛犬を飼うと、愛犬のいない生活なんて考えられませんよね。しかし、あまりにも愛犬を可愛がりすぎて、中には愛犬の事で頭がいっぱいで心配でたまらない…という方もおられるかもしれません。

今回は、飼い主さんと愛犬との距離について少し考えていきましょう。

愛犬の事が大好きすぎるのも考え物

飼い主さんが愛犬の事が大好きすぎて心配になってしまうと、飼い主さん自身にも、愛犬にとっても良くないです。その理由をいくつか取り上げてみたいと思います。

1.依存してしまい、離れる事ができなくなる 愛犬の事を心配するあまり、飼い主さんと愛犬の相互依存度が高くなります。一緒にいてあげなければ、愛犬に寂しい思いをさせてしまう…と思って、お互いに相手がいないとダメといった状態になってしまいます。一緒にいないと不安になり、心配しすぎて精神的に不安定に不健康になってしまう可能性があります。

2.愛犬が精神的に育たない 飼い主さんが心配しすぎて過保護に育てていると、愛犬は精神的に健全な成長ができず、幼いままの精神状態になってしまいます。心配だからという理由で、いつまでも社会経験をさせなかったり、しつけや我慢をさせなかったり、またはお留守番をさせないと、愛犬の自立心は育たず、飼い主さんにべったりで依存しすぎてしまう子になってしまいます。

飼い主さんの中には、愛犬にとって私だけいればいいだろうと思われている方もいるかもしれませんが、愛犬は飼い主さん以外の人や動物、環境に触れ合う機会が必要です。

3.愛犬がワガママになる 私たち人間でもそうですが、過保護に育てていると愛犬もワガママになっていきます。特に犬は習性として、群れの中で順位をつけて生きる動物ですから、飼い主さんが過保護に育てれば育てるほど、愛犬は自分の方が飼い主さんよりも上位であると思って、飼い主さんの言う事を聞かないばかりか、飼い主さんを見下すようになります。そうすると、飼い主さんが思うように動かないと吠えて怒ったり、噛んだりして攻撃するようになってしまいます。

4.ストレスが溜まりやすくなっていく 過保護に育てられワガママになっていった愛犬は、自分の言うことをすぐに聞いてくれないとか飼い主が近くにいない状況になるとストレスを感じやすくなります。飼い主さんがそばにいないと言う事で、不安や寂しさを感じて怯えてしまうかもしれません。

逆に、飼い主さんが構いすぎて愛犬にはそれがストレスということもあり得ます。

5.愛犬を留守番させて外出できなくなる 飼い主さんが出かける際に、愛犬を置いて出かけることに心苦しさや不安を覚えて、最終的にはそのために外出すらできなくなってしまうこともあり得ます。

例えば、自分がいない間に火事になったり地震が来たらどうしよう、愛犬の体調が悪くなっていないか…などと不必要に心配するようになります。確かに、どの飼い主さんでもその様な不安は多少は感じるかもしれませんが、過度に心配しすぎると、外出中も心ここにあらずの状態になってしまい、仕事や学校にまで影響が出てしまう可能性もあります。

6.不安分離になる 心配のし過ぎは、飼い主さんにとっても愛犬にとっても良くないということが分かりました。中には、あまりにも飼い主さんと愛犬の距離が近すぎて、愛犬が分離不安を抱えてしまうという事が生じています。

分離不安とは何でしょうか?愛犬が飼い主さんと離れて一匹になってしまう事により、強い不安や恐怖を感じパニックになってしまう症状の事です。こうした症状は、問題行動を引き起こすだけでなく、健康状態にも悪い影響を及ぼします。症状は様々ありますが、すぐに治る子もいれば、気を失いかける様な重度の症状を引き起してしまう愛犬もいます。

よく見られる症状としては、何時間も激しく吠え続ける、ケージの中でも暴れ続ける、足や尻尾などを噛んだり舐め続けたりして自傷行為をする、普段しない場所で排泄をする、暴れて家の中の物を壊していくなどの問題行動があります。こうした症状が一つだけの場合もあれば、複数の問題行動を起こす子もいます。

分離不安の原因は、先ほども挙げた通り飼い主さんへの精神的な依存です。飼い主が過保護や過干渉をしてしまうと、愛犬の気持ちの中で飼い主さんが占める位置が大きくなり、精神的に自立ができなくなってしまうという事があります。

子犬の時にはずっと飼い主さんがいてくれたのに、大人になって飼い主さんが留守がちになり、小さい時に留守番に慣れていないという子も分離不安を引き起こしやすいでしょう。また、親や兄弟、以前の飼い主さんなどから引き離されたというようなトラウマから分離不安になる子もいるでしょう。

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