犬にゴーグルやサングラスは必要?装着のメリットやタイミングついて考える

犬にゴーグルやサングラスは必要?装着のメリットやタイミングついて考える

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日差しの強い季節が近づくと、紫外線対策に気を遣うものです。最近では犬用の紫外線対策が注目されており、犬用のサングラスやゴーグルを使用する飼い主さんも増えています。犬も紫外線対策としてサングラスやゴーグルを付けたほうが良いのでしょうか?装着のメリットやタイミングについて取り上げます!

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犬にゴーグルやサングラスって必要?

サングラスをかける犬

Liliya Kulianionak/shutterstock.com

日差しの強い季節が近づくと、紫外線対策に気を遣うものです。最近では犬用の紫外線対策が注目されているようです。散歩しているとサングラスをかけた飼い犬やゴーグルを掛けている子を見かけることがあるかもしれません。そのサングラスは飼い犬を可愛く見せるためのものだけではないようです。

最近では犬用のサングラスやゴーグルが販売されているようですが、愛犬の紫外線対策など考えたことが無い方も多いのではないでしょうか。自分の飼い犬にサングラスやゴーグルを与える必要はあるのでしょうか?犬への紫外線の影響を考えると共に、どうしてサングラスは必要なのかを一緒に考えてみましょう。

紫外線対策にはゴーグルやサングラスが良い!!

最近日差しが強いと感じますか?飼い主さんたちの中には、車を運転するときも外を歩くときも、サングラスが手放せないと感じる人は多いことでしょう。

眼病予防に関する知識が広まるにつれて、サングラスの重要性も認識されてきました。太陽からの日光には紫外線が含まれているため、その紫外線が私たちの目を蝕んでしまうのです。

長時間外で活動する人は特にサングラスを付けていることが多いでしょう。運動したり水にぬれたりする人は、UVカットのついたゴーグルを活用しているかもしれませんね。

私たちの身の回りのアイテムの変化を考えると、愛犬に必要なグッズも再考慮しなければいけないかもしれません。人間と同じように、犬にも紫外線対策は必要なのでしょうか。

犬にも紫外線対策が必要?

犬はもともと野外で生活している動物です。野生動物は人間のような紫外線対策をすることはありません。もちろん日差しの強いときには、日陰で休憩したりします。しかし、大抵の場合は直接紫外線を浴び続けているものです。

犬の本来の生活を考えると、飼い犬になったからといって「紫外線対策としてゴーグルやサングラスを与えるのはやりすぎだ」と感じる人は多いかもしれません。

実際に愛犬にサングラスをかけさせている人は少ないでしょう。自分の愛犬に本当に紫外線対策をしてあげることが必要なのでしょうか?

次の項目では、犬にもゴーグルやサングラスが必要な理由について考えます。その部分に目を通していただき、皆さんの愛犬にサングラスが必要かどうか判断してみてください。

犬にもゴーグルやサングラスが必要な理由

太陽の紫外線から守る

Annette Shaff/shutterstock.com

犬にもゴーグルやサングラスが必要だと言える要素を考えましょう。その要素とは「紫外線による白内障」です。

紫外線による白内障

紫外線を浴びつづけると眼球はダメージを負います。数時間浴びただけでは、そのダメージが表に出ることはありません。しかし何年もそのダメージが蓄積されることで、白内障という病気を発症することがあるのです。

白内障とは、目の中の水晶体が白く濁ってしまう病気の事です。白内障は人間でも高齢になると発症して進行していくイメージがありますよね。

実は、白内障は人間だけの病気ではありません。犬も眼球にダメージを蓄積し続けることで白内障になることがあるのです。愛犬が若いころから強い紫外線を浴び続けるなら、高齢になったときに白内障になってしまうリスクが高くなります。

白内障になるとどうなるの?

白内障になると、どんな症状があらわれるのでしょうか?

白内障は視界が白くぼやける病気です。白内障は進行性の病気で、徐々に症状は悪化していきます。最初のうちは少しぼんやりする程度ですが、目が真っ白になるほど進行してしまうと、目の前が白くぼやけてほとんど見えなくなってしまいます。

人間には言葉を話す力がありますから、その症状に本人も周囲も気付きやすいものです。しかし犬の場合はそうではありません。自分で視界がぼやけていると思っても飼い主さんに伝えることが出来ません。目が明らかに白くなったり愛犬の行動に強い影響を与えたりしてようやく、飼い主さんに気付いてもらえるのです。

犬の白内障は治療できるの?

白内障になってしまうと、薬で治療していくことはできません。点眼薬に頼って症状の進行を遅らせることは出来るかもしれませんが、良くなることは無いのです。

人間の場合は「白内障の手術」を受ける人も増えていることでしょう。手術によって水晶体を削り、人工レンズで対応するのです。この方法なら視界は回復します。しかし犬用の手術は非常に難しく、白内障の手術を請け負ってくれる病院も多くないでしょう。

ですから、犬の白内障の治療は「非常に難しい」と考えることができます。そうなのであれば、白内障にならないように事前に対処しておくことは大切だと言えるのではないでしょうか?将来の白内障予防のためにも、犬の紫外線対策は必要だと言えるのです。

紫外線量は増加している

「ゴーグルやサングラスなどで紫外線対策するのは、最近のファッション的な傾向に乗っているだけじゃないの?」「昔から犬たちを育てて来たけど、白内障になって困る子たちはわずかだよ」という意見をお持ちの方もいることでしょう。

確かにそうした要因があることは認めなければいけません。しかし、必ずしも流行だけの問題ではないのです。なぜなら、紫外線量は昔に比べて増えてきているからです。

例えば気象庁の発表によると、1990年~2010年の20年間で紫外線量は8.9%増加したと言われています。昔に比べて紫外線量が増えているのですから、昔の生きていた犬が大丈夫だったからと言って、現代の犬が老化したときに大丈夫だという保証はないのです。

むしろ、今後も紫外線量が増加することを予測して、早い段階で紫外線対策を導入しておくほうが賢いのではないでしょうか?愛犬が白内障になってからそのことに気付いても遅いからです。

今後、白内障になる犬は増えるかもしれません。その可能性が考えられる以上、対策しておいたほうが安全です。これが、現代の犬にゴーグルやサングラスを与えたほうが良い主な理由だと言えます。

犬用ゴーグルやサングラスの効果性

犬も人間も目を守るのは大事

Monika Wisniewska/shutterstock.com

愛犬の紫外線対策を考えてあげることは大切だということが分かりましたね。そのための方法として、UVカットのゴーグルやサングラスを活用することが出来るかもしれません。しかし、犬用のゴーグルやサングラスの効果性はどれほどのものなのでしょうか。

紫外線から愛犬の目を守る

犬たちが紫外線を浴びる事自体がすべて悪いことに繋がるわけではありません。実際に犬の身体が紫外線に当たると、殺菌効果によって皮膚病の予防ができます。身体への適度な紫外線は悪くないものです。

しかし、紫外線量が強くなっている現代では愛犬の目を紫外線から守る必要があります。白内障にならないために目だけを保護できるものが必要です。

犬用ゴーグルやサングラスを与える飼い主が増えている

最近では、犬用ゴーグルやサングラスを付けている子が増えてきています。UVカットがついたものを装着するなら、確かに効果があると言えます。紫外線から愛犬の目を守ることが出来るのです。

1日装着しただけでは何も変わりません。しかし、外出時などにこまめに装着してあげるなら、ダメージの蓄積を確実に抑えることが出来るでしょう。将来の愛犬の健康を考えることが大切です。

白内障がかなり進行してしまい、生活しづらくなるのはかわいそうですよね。今のうちに紫外線対策として、犬用ゴーグルやサングラスを装着させてあげてもいいのではないでしょうか。

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