シャルトリューとロシアンブルーはどうやって見分けたらいいの?違いを詳しく解説!

シャルトリューとロシアンブルーはどうやって見分けたらいいの?違いを詳しく解説!

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ブルー猫としても有名なシャルトリューとロシアンブルー。非常に似ているため見分け方が分からないという人もいることでしょう。そこで今回は、それぞれの見分け方を紹介したいと思います。またシャルトリューの飼い方や、その性格についても取り上げたいと思います。

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シャルトリューの性格や特徴

ブルーの被毛とオレンジ色の目が特徴のシャルトリュー

Eric Isselee/shutterstock.com

シャルトリュー(英:Chartreux)は、諸説によるとフランスにあるキリスト教の一派であるシャルトリューズ修道院で飼われていた猫が祖先にあたることから名前が由来していると言われています。

シャルトリューとロシアンブルーの違いを知る前に、さらに詳しくシャルトリューの性格や特徴についてご紹介しましょう。

シャルトリューの歴史

シャルトリューのルーツについての記録は残されていないため、正確なことは分かっていません。しかし、16世紀にはすでにシャルトリューが存在していたことが、フランスの古い書物に記録されています。

そして、1880年頃にはシャルトリューはフランスを代表する猫として、フランス人に愛されていたことを示す文献も残されています。

第二次世界大戦後、シャルトリューの数は激減し絶滅の危機に瀕していましたが、フランスのブリーダーたちがブリティッシュショートヘアーやペルシャ猫と交配させる努力をした結果、絶滅の危機を免れ現在に至っています。

シャルトリューの体格

上記でもシャルトリューの体格について触れましたが、さらに詳しくご紹介しましょう。

シャルトリューの体型は、大型のセミコビータイプに該当します。骨太の体つきをしており、肩幅が広くて胸板が厚く、太めの首をしています。

四肢が若干短いため、体の重量感と比較すると細く見えることから、”じゃがいもにマッチ棒を刺したよう”と表現されています。

また、シャルトリューは後ろ足で立つことが多くクマのように見えるため”ベアキャット” とも呼ばれています。

さらになだらかな曲線を描いたような額と丸みを帯びた頭部、狭い鼻面という顔立ちから微笑んでいるように見えるため、”微笑み猫”という愛称でも親しまれています。

シャルトリューの毛色は?

シャルトリューの毛色は、ブルーのみの1色です。

シャルトリューの性格は?

シャルトリューは頭がとてもよく、活発で元気な性格をしています。

飼い主さんの言うことをよく聞き、従順な性格をしているため、犬のような猫として知られています。そのため、シャルトリューはしつけがとてもしやすく、初心者の方にもおすすめの猫種としてフランス以外の国でも人気があります。

運動能力が高くて遊ぶのも大好きな上、知能がとても高いので、簡単な門や扉などの開け閉めや電気のスイッチの仕組みを学ぶシャルトリューもいるようです。また、特に原産国フランスでは、ワーキングキャット、つまりネズミを捕る猫としても広まっています。

さらにシャルトリューのさらなる特徴と言えば、あまり鳴かないことです。鳴いたとしてもとても小さく、可愛らしい声をしています。

シャルトリューの飼い方

床に並べられた猫用グッズ

Africa Studio/shutterstock.com

では、フランス原産のシャルトリューは、どのように飼うことができるのでしょうか?

お手入れの方法

シャルトリューはとても賢くて穏やかな性格をしているので、小さなお子さんがいる家庭やすでに先住のペットがいる家庭でも仲良く同居することができます。

短毛なので毎日ブラッシングをする必要もないため、お手入れも比較的楽と言えるでしょう。

様子をみながら、1週間に1度程度のブラッシングで十分です。また、シャンプーも定期的にする必要はありません。汚れている時だけで十分でしょう。

運動不足には要注意!

シャルトリューは健康な猫種として知られていますが、個体差によっては足を脱臼しやすい子もいるので遊び過ぎには気を付けましょう。

しかし、遊ぶことが大好きなので、よく運動できる環境を提供することが必要です。

運動不足にならないよう、スキンシップを図りながら一緒に遊んであげることができるでしょう。遊びだけでなく人も大好きな猫種なので、比較的家にいる時間が長い飼い主さんに向いている猫です。

そして、よく運動するシャルトリューには、高タンパクで高カロリーのフードを与えることをおすすめします。

シャルトリューがかかりやすい病気

シャルトリューは、多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)にかかりやすい傾向にあります。

多発性嚢胞腎とは、両方の腎臓の中に水のたまった袋の嚢胞(のうほう)ができてしまい、腎臓の機能が低下してしまう病気です。完治することは難しいと言われていますが、早期発見するなら症状を和らげることは可能です。

猫は病気を隠す習性があるので、飼い主さんが気づいたときは手遅れだった・・というケースは珍しくありません。

このようなケースにならないよう日頃から愛猫をよく観察して小さな変化を見逃さないようにし、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

シャルトリューを家族として迎えるには?

カメラをじっと見つめるシャルトリューの子猫

Eric Isselee/shutterstock.com

シャルトリューは国内でも繁殖が行われているため、比較的入手しやすい猫種です。

ペットショップで迎える場合

ペットショップでシャルトリューを購入する場合、血統書の付いたシャルトリューを家族として迎えられるので安心です。価格相場は15~20万円程度となっています。

シャルトリューはまだ珍しい猫種ですが人気が高いため、入荷待ちになる可能性もあります。

ブリーダーで迎える場合

ブリーダーからシャルトリューを迎える場合、子猫が育った環境を見学することができたり、兄弟の中から自分の好みの子を選ぶことが可能です。

しかし、多くのブリーダーさんが存在していますので、きちんとした資格をもった信用できるブリーダーさんを選ぶことがポイントです。

ブリーダーさんはシャルトリューに関する知識を豊富に備えていますので、さまざまなアドバイスをもらえるというメリットがあります。

ブリーダーでの価格相場は20~30万円程度と言われていますが、中間業者がいないのでお手頃価格で手にできる可能性もあります。

ただ、シャルトリューは人気の猫種なのでブリーダーさんも増えていますが、人気が高いので出産待ちとなり迎えるまでに時間を必要とすることもあります。

シャルトリューの子猫の選び方

シャルトリューの特徴は、ガッシリとした筋肉質な体型です。

健康な子が一番ですので子猫を選ぶときは、まず一度抱っこをしてみましょう。そして、身体がガッシリしていて骨太の個体を選ぶことがポイントです。

また、被毛が柔らかくて、全体的にシルバーがかかっている明るめの色の子を選びましょう。個体によって目の色が異なっていることもあるので、好みの瞳をしている子を選ぶこともできるでしょう。

※表示価格は記事公開時点の価格です。

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