猫の爪切りや耳掃除には洗濯ネットが便利!使い方や選び方のコツを伝授します

猫の爪切りや耳掃除には洗濯ネットが便利!使い方や選び方のコツを伝授します

update

猫は基本的にきれい好きの動物のため、自分のことは自分できれいにすることができますそれでも愛猫のお手入れをすることは身体の変化に気づく機会にもなりますし、良いコミュニケーションの機会にもなります。ここではどんなお手入れが必要か、その時に役立つ便利アイテム「洗濯ネット」の使い方をご紹介します。

update

洗濯ネットの使い方と選び方

袋の中の猫

Africa Studio/shutterstock.com

普段愛猫のお手入れをしたい時に、猫はなかなかおとなしくしてくれないことでしょう。でも安心感を感じれる洗濯ネットに入れればおとなしくなってくれます。

ではどのように洗濯ネットを活用できるのでしょうか?使い方や選び方を紹介します。

愛猫の爪切りに

外にパトロールに行くような猫の場合は、多少爪があることで自分の身を守ることができるため切りすぎてはいけませんし、外を歩くことで自然と爪も研がれることでしょう。

しかし完全室内飼い猫の場合は、定期的に爪を切ることをおすすめします。爪を切ることで余計な場所での爪とぎを予防できますし、じゃれたときに爪でひっかかれてけがをすることも予防できます。

また何よりも室内飼いされている猫は爪が伸びすぎて巻き爪になることがあります。巻き爪になって肉球に自分の爪が刺さって痛いことだってあるのです。ですから定期的に爪切りをしてあげましょう。歩いているときに「カツカツ」音がしていたら爪が伸びすぎの証拠です。

・洗濯ネットの選び方 爪を切る時は、洗濯ネットに入れて網目から爪の先を出して爪を切ることができます。あまり小さい洗濯ネットではなく少し大きさに余裕のあるものを選ぶなら足をつかみやすいですし、網目の粗い洗濯ネットにすれば網目から爪も出しやすいでしょう。

愛猫をキャリーバッグに入れる時に

愛猫の定期健康診断や何かの病気で動物病院に連れて行かなければいけないなどの状況時にも洗濯ネットは活躍します。

病院に連れて行く時には普通キャリーバッグに入れていくものですが、多くの猫はキャリーバッグがきらいです。興奮して暴れてしまい、キャリーバッグに入れるのも一苦労。せっかくバッグに入れても中で暴れてしまったり、最悪な事態としてキャリーバッグのすきまから外に脱走してしまったりというケースさえ珍しいことではありません。

おとなしくキャリーバッグに入る猫でしたら何も問題はないかもしれませんが、キャリーバッグに入ることが嫌いでいつも暴れてしまうような猫には洗濯ネットが使えます。

上記でも見たように洗濯ネットは狭い空間なため猫にとって安心感があります。そのためまず洗濯ネットの中に愛猫を入れて、洗濯ネットに入れた状態のままキャリーバッグに入れるのです。

これならキャリーバッグのふたが開いた時に、興奮した猫が脱走するということも予防できます。またキャリーバッグの中を破壊されることも防げますね。

万が一脱走してしまい、脱走した場所が家の近くでなかったとしたら、その猫が家に戻ってくる可能性は低くなってしまいます。猫にとって知らない街で脱走したら戻ってくる可能性はますます低くなります。脱走防止にも洗濯ネットは使えるのです。

・洗濯ネットの選び方 この際に使用する洗濯ネットはあまり大きくないものが良いでしょう。体がすっぽり入る大きさであれば十分です。大きすぎると猫が暴れる余裕ができてしまいます。網目は細かすぎず粗すぎずですね。

あまりにも細かい網目のものですと猫の様子が見えませんし、粗いものは引っかかったり破ったりする可能性があります。

愛猫のシャンプーに

猫は綺麗好きの動物なので、自分でグルーミングしたりしてきれいにしていますから、基本的にシャンプーは必要ありません。しかし長毛種で被毛が汚れてしまったり、肥満だったり高齢になって自分でグルーミングができなくなったりする猫もいます。

また繁殖期になるとニオイの強いおしっこをするようになり、このおしっこでにおいが強くなることがあります。そんなときはシャンプーが必要になりますね。

しかしシャンプーが好きな猫なんてめったにいません。大半の猫はシャンプーが苦手で暴れることがほとんどです。そんなときに使えるのが洗濯ネットです。

シャンプーをしたい時にネットに入れることで暴れることを抑え、引っかかれることを心配せずに、また両手を使ってシャンプーができます。

洗濯ネットに入れたら頭だけを出すようにしましょう。身体だけが洗濯ネットの中に入っている状態でシャンプーをすることができます。ネットに入れた状態でシャワーで体を濡らし、シャンプーをして、そのままドライヤーまでできるでしょう。

本来洗濯ネットは中に洗濯物を入れて洗濯をするものですから、使い方としては理にあっていると思いませんか?

・洗濯ネットの選び方 シャンプーするときに使える洗濯ネットは、筒形や巾着のような形状をしている洗濯ネットがおすすめです。そうすれば頭だけ外に出すことが可能になります。網目の細かさは細かすぎず粗すぎずです。猫の身体が見えて猫が引っかかってしまわない程度の網目が理想です。

災害時にも

日本は災害列島といわれるほど、災害の多い国です。特に近年地震や台風による水害など本当に多いですね。こうした災害の時にも洗濯ネットは活躍します。

災害が発生するとみんなパニックになって、何をしたらよいか分からなくなったり、慌てたり、おかしな行動をとってしまったりすることがありますが、パニックになるのは人間だけではありません。猫だって災害時にはパニックになります。

普段からキャリーバッグに入る習慣がある猫でしたら、災害時にもキャリーバッグに入って避難することができるかもしれませんが、パニックを起こした猫やキャリーバッグが好きではない猫でしたら、バッグに入れるのは困難でしょう。

しかし洗濯ネットに入れるなら猫はおとなしくなるので、速やかに猫を連れて安全な場所に避難することができるはずです。

実際に過去の災害時に、家に取り残されてしまった猫たちを救急隊員が洗濯ネットを利用して救助しています。もしも洗濯ネットがなかったら暴れる猫を無事に救助することは難しかったかもしれませんね。それだけ洗濯ネットは災害時にも使えるのです。

動物病院でも

動物病院でも洗濯ネットはよく使用されていますよ。診察をするとき、入院をしなければいけない時など、病院が苦手な猫が暴れそうなときはまず洗濯ネットに入れておとなしくさせています。

ですから家庭でも愛猫に薬を与えたい時などに洗濯ネットは使えますね。薬を嫌がって暴れる猫を洗濯ネットに入れておとなしくさせ、頭だけ出し薬を飲ませることも可能になるでしょう。

猫を洗濯ネットに入れる方法

タオルにくるまれた猫

Africa Studio/shutterstock.com

こんなに便利で使える洗濯ネットですが、そもそも猫が洗濯ネットに入ってもらわなければ意味がありませんね。どうしたら猫に洗濯ネットに入ってもらえるでしょうか?

猫は狭い場所が好きですので、洗濯ネットの袋を開けておけば猫の方から入ってくれるものです。でもなかなか入ってくれない時はネットの中に猫が好きなおもちゃを入れて誘ってみましょう。またお気に入りの毛布やタオルにくるんでその状態で洗濯ネットに入れてみるのも一つの方法です。

大事なのは洗濯ネットが「嫌なもの」という記憶をインプットさせないことです。普段から身近なところに洗濯ネットを置いて警戒心を取り除いておくこともできますね。

また洗濯ネットに入れられると猫は自由に動くことができません。ですから長時間洗濯ネットの中に入れっぱなしにするのはやめましょう。

最近は洗濯ネットのようなネットになった猫専用の袋も販売されています。こうした便利なグッズをうまく活用して日ごろのケアを楽にしましょう。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板